メルカリは12月22日、チャット機能を利用してサポート担当者に相談できる「チャットサポート」の提供を開始した。すべてのユーザーが利用できるよう順次展開していく。
同サービスは、チャット画面上でリアルタイムにサポート担当者とメッセージのやり取りが可能になる機能。
これまでユーザーサポートは電子メールで行っていた。そのためリアルタイムでのやり取りが難しく、問い合わせ内容の解消に時間がかかるケースがあったことから、より迅速な問題解決を目的に導入された。
9月から一部ユーザーへ先行提供していたが、利用者からは「レスポンスが早くなり助かる」「1日から2日かかっていたやりとりが1時間以内に終わるようになった」などの評価を得ているという。
チャットサポートにはメルカリガイドからアクセスし、問い合わせ内容を入力。まずチャットボット(24時間対応)が対応し、解決しない場合はオペレーター(10時00分~18時30分)がサポートする。
同社は、2024年11月に「安心・安全に関する体制強化と新たな補償方針」を発表してから約1年間、継続的に対策を強化。主な取り組みとして、商品回収センターの設立(24年11月)、高額商品取引における本人確認の必須化(25年3月)、AI技術を活用した不正監視の強化(25年5月)、全額補償サポートプログラムの開始(25年7月)、メルカリ鑑定センターの設立(25年9月)などを実施した。
この1年間の取り組みにより、本人確認済みユーザーによる取引件数の割合は76%(23年下半期68%)に向上し、商品不備等による問い合わせ率は0.40%(同0.56%)に低減。商品不備に関する問い合わせのうち補償に至った取引の割合は23年下半期と比較して1.9倍に拡大した。
同社は今後も、不正利用者の「徹底的な排除」とユーザーの「徹底的な救済」を実現するための取り組みを継続的に強化し、安心・安全に利用できる環境を構築していくとしている。











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