SBI新生銀行は2025年12月22日、実施中の「SBIハイパー預金 金利最大10倍キャンペーン」の金利優遇内容を一部改定し、特別金利の上限を従来の最大年4.2%(税引前)から最大年5.0%(税引前)へ引き上げると発表した。通常金利の改定に合わせ、2026年1月9日から新たな金利体系が適用される。


SBI新生銀行が提供する「SBIハイパー預金」は、SBI証券と口座連携することで自動的に資金移動ができる預金商品で、利便性の高さと比較的高い金利が評価されている。2025年12月10日より実施中の「目指せ1兆円! SBIハイパー預金 金利最大10倍キャンペーン」では、預金残高や利用状況に応じて通常金利の最大10倍程度の特別金利が受けられる仕組みとなっている。

今回の改定は、2026年1月9日(金)から通常金利が年0.42%(税引前)から年0.50%(税引前)に引き上げられることに伴い、キャンペーンで付与される特別金利の上限も引き上げたものだ。これにより、条件を満たした預金者は従来よりも高い利回りを狙うことが可能になる。

「SBIハイパー預金」は2025年9月23日の提供開始から預金残高が順調に増加しており、12月21日時点で総残高が7,000億円を超えるなど、利用が拡大している。特別金利の段階は預金残高の総額に応じて変動し、今回の改定では上限が最大年5.0%(税引前)まで設定される。

これまでに、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクと三井住友信託銀行が普通預金金利を0.2%から0.3%に引き上げると発表。他にもあおぞら銀行(インターネット支店「BANK」)が0.5%から0.75%へ(残高100万円以下に適用)、みんなの銀行が0.3%から0.5%(プレミアム会員向けは0.57%から0.8%)へ、auじぶん銀行が年0.21%から年0.31%(最大で年0.65%)など、引き上げを決定している。

日本銀行が政策金利を0.75%程度へ引き上げたことを受け、他行でも普通預金や短期定期預金の金利引き上げが続く可能性がある。
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