2026年の年頭にあたり、日本IBM 代表取締役社長の山口明夫氏は年頭所感として、以下を発表した。

日本は今、成長に向けた新たな段階へと歩を進めています。
戦略分野が明確に定義され、積極的な投資が始まり、実行と成果を重視する機運が高まっています。企業も、AIなどのテクノロジーを活用し、人材不足や生産性向上といった課題の解決にとどまらず、競争力強化や企業価値向上など成長に向けた取り組みを加速しています。一方、世界では分断が進み、サプライチェーンの再構築が求められるなどかつてなく不確実性が高まっています。こうした中、日本社会は冷静に対処する力を培い、この「変化が前提」の時代を着実に前進しようとしています。

AIの進化と浸透は著しく、既存の業務やシステム開発の在り方を大きく変える原動力になっています。今後は、ロボットや製造装置などAIの適用領域がさらに広がり、産業構造に大きな変革をもたらすでしょう。また、デジタル・トランスフォーメーションにおけるシステム開発の難易度やスキル不足といった課題は大きく改善され、新たなシステム活用の時代が本格的に始まります。さらに、量子コンピューティングでは、今年は量子優位性が実証されると目されており、次世代の計算基盤がいよいよ現実味を帯びてくることで、活用に向けた取り組みもさらに加速すると考えています。

当社は、AIとハイブリッドクラウド、量子、半導体などのテクノロジーの進化を起点に見据える新しい時代のビジョンを社会・お客様・パートナーの皆様と共有し、誠実に、そしてスピード感をもって共創をさらに推進することで、新しい価値創出と、より良い社会の構築に貢献してまいります。
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