IPO(新規上場株式)は人気が高まっていますが、資金の準備がハードルとなっています。しかし、抽選資金を用意せずに申し込める証券会社もあります。
資金は後から用意すればよいので、手軽に抽選に申し込めるのがメリットです。この記事では、IPOで抽選資金が必要ない証券会社をピックアップし、比較解説します。
”抽選資金が不要”のIPOとは?

IPOとは新規公開株式のことで、新しく上場する企業の株式を売買して利益を狙う手法を意味します。IPO銘柄は上場直後に上昇するケースが多く、上がったところで売却すれば利益を得られることから人気があります。

IPO銘柄を買うには証券会社が開催する抽選に申し込み、当選しなくてはなりません。人気のある投資手法のため、倍率は非常に高くなります。

一般的なIPOでは、抽選に申し込む際に購入資金を入金する必要があります。抽選に外れれば返還されますが、資金拘束される期間が発生することになり、複数のIPOを併用しづらいのがデメリットです。

一方で”資金不要”方式では、抽選時に入金する必要はなく、当選後に必要な分だけ入金すれば問題ありません。投資効率が上がること、複数社で申し込みしやすいことがメリットです。
抽選資金が不要な証券会社一覧

抽選資金なしでIPOに申し込みができる証券会社の例は以下のとおりです。

○SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券といえば、信用取引をイメージする方も多いでしょう。
取引手数料0円で、信用取引のコストである金利も業界最安レベルです。

SBIネオトレード証券ではIPOも取り扱っており、抽選資金なしで申し込めます。取引実績に応じて当選確率が上昇。6つのステージがあり、上のステージほど抽選で有利になります。

IPOのイメージがない方もいるかもしれませんが、それがかえって穴場となる可能性があります。IPOでよく知られる証券会社よりも当選確率が高くなるかもしれません。
○岡三オンライン証券

岡三オンライン証券は、サポート体制の手厚さが特徴です。ネット証券では手薄とされているフォロー体制も整っています。

IPOは抽選資金なしで、厳選な抽選方式を採用。多くの投資家に行き渡るよう、原則1人あたり1単元を配分する方針です。
○松井証券

松井証券のIPOも平等抽選が特徴です。配分予定数量の70%以上が完全平等抽選となっており、多くの投資家にチャンスがあります。


こちらも抽選時の事前入金は不要で、抽選後の申込期間最終日までに用意すれば問題ありません。最終日は15:45までに入金する必要があるため、贈れないようにしましょう。
○DMM株

DMM株のIPOも、抽選申し込みの際に購入資金を用意する必要はありません。完全平等抽選であり、乱数を用いた機械的な抽選を行います。

当選または補欠当選した方は、Webサイトやアプリから購入希望あるいは購入辞退の操作を行うことになります。
“抽選資金不要”方式の注意点

抽選資金なしで申し込めるIPOは魅力的ですが、以下3つのポイントは抑えておきましょう。

期限までの入金は必要
人気IPOの当選確率は低い
”リスクなし”の投資ではない

抽選資金が不要であっても、当選すれば期限までに入金する必要があります。入金しないとキャンセル扱いになり、購入はできなくなります。

また、たとえ資金不要でも、人気のIPOは当選確率がそもそも低くなっています。複数の証券会社から申し込むことで多少確率が上がる可能性はありますが、人気の抽選で外れることは多いと考えておきましょう。

さらに、資金が不要だからといって、安全ということではありません。IPOも株式投資である以上、損失が発生する恐れはあります。

IPOを始めるなら、サービスの”方式”を理解しよう

IPOで終戦資金の要らない証券会社は、資金拘束がないため、初心者や兼業投資家の強い味方です。複数口座を併用して、当選確率を高める戦略にもマッチしています。

投資家の支持を集めているため、今後もIPOで資金不要方式は広がる可能性があります。今回取り上げた証券会社以外の動向にも注目しましょう。

安藤真一郎 あんどうしんいちろう マーケティング会社に勤務した後、フリーランスのライターに転身。 多種多様なジャンルの記事を執筆するなかで、金融リテラシーを高めることや情報発信の重要性に気づき、現在はマネー系ジャンルを中心に執筆している。 ライターとして、知識のない人でも理解しやすいよう、かみくだいた文章にすることが信条。 ファイナンシャルプランニング技能士2級、日商簿記検定2級取得。 この著者の記事一覧はこちら
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