米Googleは1月8日(現地時間)、Gmailに生成AI「Gemini」をより深く統合する新機能群を発表した。検索結果を要約して答えを提示する「AI Overviews(AIによる概要)」と、重要なメールやタスクを前面に表示する「AI Inbox(AI受信トレイ)」を導入し、メール作成や情報整理を支援する機能を強化する。
これまで受信トレイから特定の情報を探すには、キーワード検索を用い、結果に表示された複数のメールを一つずつ確認する必要があった。「AIによる概要」は、この手間のかかるプロセスを簡略化する。
例えば、やり取りが長く続いたスレッドメールで、AIが会話の内容を要約し、重要なポイントを簡潔に提示する。また、検索ボックスに自然文で質問を入力すると、Geminiが受信トレイ内のメールを横断的に解析し、要点をまとめて回答する。「去年、浴室のリフォームで見積もりをくれた配管業者は誰?」と尋ねると、過去のメールを基に具体的な業者名や関連情報を示す。
「AI Inbox」は、従来の時系列表示とは異なり、AIがメールの重要度や緊急性を判断して整理する新しい受信トレイ表示である。ユーザーと送信者の関係性やメール内容を基に重要な相手を識別し、支払い期限や予定調整といった「ToDo」を提示するほか、継続的な対応が必要なトピックをまとめて表示する。
このほか、これまで有料プラン向けに提供されてきた文章作成支援機能の一部が、全ユーザーに無料で提供される。同機能では、箇条書きのメモからメールの下書きを生成したり、既存の文章表現を整えたりできる。また、このアップデートで提案機能が強化され、従来の定型的な文例ではなく、メールの文脈やユーザーの文体を踏まえた具体的な返信案を提示するようになる。
一方、文法やトーン、スタイルをチェックし、表現をより洗練させる高度な校正機能については、引き続き有料プラン向けの提供となる。
これらの新機能の多くはGemini 3で実現しており、1月9日から米国のGmailユーザーおよびGoogle AI Pro / AI Ul加入者向けに展開を開始する。











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