銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。

今回ご紹介するのは、「GACKTのVanillaを壁ドンで歌うおじさん」です。

○私たちが目にしたもの

お店によっては個室のVIPルームにカラオケを導入しています。私が勤めているクラブにも、個室のVIPルームがあり、こちらにカラオケが設置されています。カラオケは、友人や同僚と親睦を深めたい、またはお気に入りのホステスと一緒に歌って盛り上がりたい、そんなお客様のニーズを満たしています。

一般的なカラオケボックスやスナックと異なり、クラブのVIPルームでは周囲の目を気にすることなく、よりプライベートな環境で歌や会話を楽しむことができますよね。

中には、「周囲の目」がないおかげで暴走してしまう殿方も……。

とある男性は、GACKTのVanillaを壁ドンの状態で歌ってくれました。「愛してもいいかい」と歌っているおじさんの目には、上目遣いで「すごーい」とか言ってる私が映っていると思うのですが、私の目には歌っているおじさんの血走った目と揺れる二重顎、飛び散るツバなどが主に見えていました。

周りで同じく「すごーい」と手を叩いていたホステスたちには、壁に片手をついて腰を振っている中年男性が見えていたと思います。店内の監視カメラを確認できるスタッフには、より一層不思議な映像が見えていたかもしれません。

その日の夜、私は悪夢にうなされました。

○求愛行動が得意な鳥みたいな男

個室のVIPルームで暴走しすぎるのはよしましょう。とはいえ、こんなことは稀です。
基本的にカラオケは楽しいものです。

歌を歌うのが得意な男性ってすごく得をしている気がします。というより、歌を歌うのが得意な男性って、求愛行動が得意な鳥みたいで可愛くないですか?

昔はバンドマンだったんだよ~、と話す男性がついつい本気を出しちゃったりするとスゴイです。ホステス達に

「玉置浩二のファンファーレを歌って」
「メロディーは歌える?」
「あれも歌ってこれも歌って」

と、せがまれ、もみくちゃにされ、大人気です。

この私も、仕事中なのを忘れてウットリ……とまではいきませんが、「すごいじゃん」と感心してしまうことがあります。
○ひとりカラオケもおすすめ

今回は「GACKTのVanillaを壁ドンで歌うおじさん」について解説しました。

カラオケは「壁ドン」などの演出に頼るのではなく、シンプルに歌唱力で勝負した方がよさそうです。歌を歌うのが上手な男性って、なぜか魅力的に見えます。富も名誉もないバンドマンがなぜかモテるワケがわかっちゃうような気もします。

バンドマンじゃない皆さんは、ひとりカラオケで歌唱力を鍛えてみるのもいいかもしれません。

みずえちゃん みずえちゃん 1989年生まれ。新潟県長岡市出身。
関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務しながら、大阪北新地でキャバ嬢デビュー。現在は銀座のクラブに勤めるかたわら、フリーランスのライターとして活動している。 この著者の記事一覧はこちら
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