ABCash Technologiesは、グリーンモンスターと合同で実施した『こどもNISA』に関する調査結果を2月3日に発表した。調査は2026年1月8日~15日の期間、18歳未満の子どもを持つ投資経験と投資未経験の保護者492名を対象に行われた。


はじめに、こどもNISAについて知っているか質問すると、投資経験者のうち「知っていて、内容も理解している」と回答した保護者は23.2%にとどまった。一方で、投資未経験者では4.9%とさらに低く、約半数が「知らない」と回答した。こどもNISAは投資経験の有無に関わらず、まだ十分な理解が進んでいない制度であることがわかった。

こどもNISAの利用意向について聞いたところ、「利用したい」と回答した保護者は全体の半数未満だった。制度への関心は一定程度見られるものの、多くの家庭で「迷っている」「利用する予定はない」という段階にとどまっており、こどもNISAが広く活用されるには、なお課題が残されていることがうかがえる。

また、投資経験者では「利用したい」と回答した保護者が62.3%と6割を超えた一方、投資未経験者では17.6%にとどまり、「迷っている」「利用する予定はない」があわせて8割を超えた。

投資経験の有無によって、制度を前向きに捉えられるかどうかに大きな差があり、投資未経験者にとっては、こどもNISAがまだ身近な選択肢になっていない様子がうかがえた。

「こどもNISA」を利用したいかについて、利用を「迷っている」「利用する予定はない」と回答した保護者に理由を聞いたところ、投資経験者では「制度や運用方法がわからず、判断に迷う」(16.6%)、「家計に余裕がない」(15.1%)、「子どもに説明できる自信がない」(8.5%)が上位に挙がった。

一方で、投資未経験者では「家計に余裕がない」(34.3%)、「制度や運用方法がわからず、判断に迷う」(30.3%)、「自分自身がNISAをしていない」(29.3%)といった、制度理解以前に、家計や自分自身の経験に対する不安が目立つ結果に。同じ迷いでも、投資経験の有無によって、つまずく段階が異なることがわかった。

また、「自分のNISA口座で運用したい」といった意見や、子どもの年齢が中高生の場合に「今からでは長期の積立が難しい」と感じる声も見られ、既存NISAとの使い分けや制度の活用イメージに迷いが生じていることが明らかになった。

子どもと話したことがあるお金の話題については、投資経験者・未経験者ともに、「お金の使い方や貯金(お小遣い・買い物など)」(投資経験者41.9%/投資未経験者40.7%)、「働くことや収入の話」(投資経験者32.9%/投資未経験者26.9%)については一定の会話がある一方で、「投資や資産形成」について子どもと話している家庭は、投資経験者で17.1%、投資未経験者では2.7%にとどまった。


投資経験の有無によって一定の差は見られるものの、いずれの層でも低水準であり、家庭内で投資について話す機会そのものが限られている実態がうかがえる。
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