レバテックは2月12日、2027年3月卒業予定のエンジニア職志望学生144名を対象に実施した就活意識・実態調査の結果を発表した。就職活動でAIを利用している学生の割合は7割を超え、2026年卒を対象とした昨年の調査から20ポイント以上増加した。
○前年調査からAI利用者は20ポイント以上の増加
この調査によると、就職活動でAIを利用している27卒エンジニア志望学生の割合は70.8%に上った。2026年卒を対象とした昨年の調査では47.2%であり、前年から20ポイント以上の増加。主な利用目的は「エントリーシートの作成・添削」が71.6%と最も多く、「自己分析などの思考の整理」が57.8%、「企業研究」が38.2%と続いた。
AIを利用する理由については、「対話を通して自分の価値観を深掘りできるから」が38.2%、「質の高い応募書類を作成できるから」が35.3%と上位を占めた。AIは単なる作業時間短縮の手段にとどまらず、アウトプットの質を高める目的でも活用されている状況が示された。
また、「業務でAIの使用が認められていることは企業の志望度に影響を与えるか」との質問に対しては、「志望度が大幅に上がる」が16.7%、「志望度が少し上がる」が27.1%となり、合計で約44%が志望度の向上につながると回答した。この割合は26卒エンジニア志望学生の回答(44.0%)と同水準で、企業の技術活用姿勢が引き続き重要な判断材料となっていることがうかがえる。AI利用が認められていることで志望度が上がる理由としては、「業務効率化によりワークライフバランスを整えられそうだから」が50.8%で最多となり、「新しい技術を積極的に取り入れる姿勢に魅力を感じるから」が42.9%で続いた。
一方、「AIの進化によって将来携わりたい仕事が代替されるかもしれないという不安を感じるか」との質問では、「非常に不安を感じる」が13.2%、「やや不安に感じる」が34.0%となり、約半数が不安を感じると回答した。
さらに、AIの進化が将来目指す職種に「影響を与えた」(18.8%)、「どちらかというと影響を与えた」(42.4%)と回答した学生は約6割に達した。AIの急速な進展が、学生のキャリア観や職種選択にも影響をおよぼしていることが分かる。
レバテック執行役社長の泉澤匡寛氏は今回の調査結果について、「新卒エンジニア採用を行う企業の担当者は、今後AIをどのように業務に組み込み、それによって人間のエンジニアがどのような高付加価値な業務に注力できるのかを含め、より具体的なキャリアパスを示すことが人材確保の鍵となるでしょう」とコメントしている。
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