今回は、ジョーシン浦和美園イオンモール店に掃除機の売れ筋を尋ねました。

最近の掃除機売り場では、腰を曲げずに動けるスティック型がもっとも広くて目立つスペースに展示されています。
当然売れ筋となっていますが、店頭スタッフ斉藤弘晃氏によると、そのなかでもさまざまな変化が起きているそうです。

「ゴミを簡単に捨てられる紙パック式とドック式の人気が高まっていますね。そのうえで軽さや静かさ、あとはゴミが取りやすいヘッド構造など、それぞれの特色が光る製品が人気を集めています」

年代や性別に問わず主流になっているスティック型掃除機ですが、具体的にはどんな製品がヒットしているのでしょうか。下の「スティック型掃除機選び 基本の3カ条」を参考にしつつ、売れ筋トップ5を順に追っていきましょう。
<スティック型掃除機選び 基本の3カ条>

捨てる手軽さを取るなら紙パック式、ランニングコスト重視ならドック式が人気
体感としての軽さは重心やヘッド、ハンドルなどでも差が出るので、実機で比較するのがベター
買い替えスパンは7~8年という人が多い印象。バッテリーの減りを感じたら新調を検討するのが良いかも

※本文と写真で掲載している価格は、2026年1月14日15:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見てください。
第1位:ゴミをドックの紙パックに自動で移す「MC-NX500K」

一番人気に挙げられたのは、パナソニックの「MC-NX500K」でした。掃除を終えるとゴミをドックに自動転送する仕組みで、ドック内のゴミは紙パックにまとめられます。本体重量は1.2kgで、取材時の価格は69,300円でした。

「軽く快適に掃除できるうえ、ドックにたまったゴミも紙パックにまとめられるので、すんなり捨てられます。そうした手間のかからないところが世代を問わずにヒットしていますね」

第2位:マイクロミストで強力に掃除「MC-NX810KM」

2位も、パナソニックの掃除機がランクインしました。
「MC-NX810KM」で、取材時の価格は79,200円です。ドック側にゴミを自動転送する仕組みと、ドック側は紙パック式を採用している点は「MC-NX500K」と同じです。本体重量は1.9kgになります。

「ヘッドからマイクロミストを放出することで、ハウスダストを床に落としたうえで掃除できます。掃除中にホコリが舞うのも防げますし、強力に掃除したいという人はこちらを選ばれますね」

第3位:全方位に動くヘッドが好評の「PencilVac Fluffycones」

続く3には、ダイソンの「PencilVac Fluffycones(SV50 FC)」が入りました。本体重量は1.8kgで、本体のゴミを直接ゴミ箱に廃棄する仕組みを採用しています。左右前後に動くヘッド目当てで指名買いされることが多いとのこと。取材時の価格は74,910円でした。

「やはりこのヘッドですね。自由に動きますし、髪の毛が絡みにくくて、ライトによってソファの下のゴミなどもしっかり取れます。ゴミを捨てるときもエアーコンプレッションで押し出せる仕組みで、好む人が多くいらっしゃいます」

第4位:曲げられるスティックとゴミ自動移動が人気の「EVOPOWER SYSTEM BOOST+」

4位は、Sharkの「EVOPOWER SYSTEM BOOST+(LC751JLV)」です。ゴミをドックに自動で移動させる仕組みを採用したほか、スティックが曲げられる「Flex機能」によって、家具の下などが快適に掃除できるつくりになっています。
本体重量は約1.7kg。取材時の価格は62,800円でした。

「Flex機能はとても直感的に便利さが伝わるので、この機能を体験したうえで選ばれる方は多いですね。また、ゴミの自動移動機能を備えながら紙パックを使わないので、ランニングコストを抑えられる点を重視する人もいらっしゃいます」

第5位:静かさを重視する人に選ばれる「EC-WR2-W」

5位は、シャープの「EC-WR2-W」です。パナソニックの2モデルと同じく、紙パック式のドックにゴミを自動移動する構造を採用しています。本体重量は1.5kgで、取材時の価格は54,800円でした。

「掃除中もゴミを移動させるときも、とても静かなのが特徴です。夜中に掃除することが多い方や、赤ちゃんがいるご家庭でも安心してお使いいただけるということで、こちらも指名買いが多い製品ですね」

はみ出し情報・・・キャニスター型一番人気は「MC-JP890K-W」

掃除機はスティック型が主流になっているとはいえ、従来型のキャニスター型のニーズも堅くあります。なかでもよく売れているのは、パナソニックの紙パック式モデル「MC-JP890K-W」とのこと。ホースやヘッドを除いた本体重量は2.0kgで、ホースや延長管、ノズルの重量も1.3kgに抑えています。取材時の価格は47,520円でした。

「スティック型は充電式なので、長く使っているとどうしてもバッテリーの減りが気になる部分が出てきます。
こちらは電源に直接つないで使える、そのうえで軽いというところが好まれています」

著者 : 古田雄介 ふるたゆうすけ フリーランスライター。『アキバPick UP!』(ITmedia PC USER/2004年~)や『売り場直送! トレンド便』(日経トレンディネット/2007~2019年)などのレポート記事を手がける。デジタルと生老病死のつながりにも詳しい。著書に『スマホの中身も「遺品」です』(中公新書ラクレ)、『ここが知りたい!デジタル遺品』(技術評論社)、『故人サイト』(社会評論社)など。 この著者の記事一覧はこちら
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