シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏による、悩める大人の相談ライブ「イチ問一答」第4弾が、昨年11月27日に開催。同インスタライブの名場面を抜粋したスペシャル動画は、オリックスグループ公式Instagram「SMILE ON」(@orix_smile_on)にて順次公開されている。
スペシャルゲストに、俳優のディーン・フジオカを招き、さまざまな“大人の悩み”に回答した。今回、イチロー氏と初共演したディーンがインタビューに応じ、イベントの感想や悩みとの向き合い方を語った。

○悩んでいるときは「大きな変化の予兆」

――イチロー氏との共演はいかがでしたか?

イチローさんの雄姿を見て、鼓舞されていた側なので、本当に感無量でした。たくさんのお悩みがありましたけど、イチローさんに直接アドバイスいただけるという企画は素晴らしいなと思いました。

そんな素敵な企画に自分も参加させていただいたので、できる限り視聴者の方の役に立てるように頑張ろうと思っていたのですが、結果自分が一番楽しんじゃいましたね(笑)。

――“悩み”との向き合い方について教えてください。

悩んで壁にぶつかっているということは、何かしらの挑戦があって向き合っているということ。でも、まだそこは越えられないという、大きな変化の予兆みたいなものだと思います。何かと向き合えば向き合うほど、その反動も大きいだろうし……。

それが大きな悩みだったとしても、自分の未来が“こっちに来い!”って言っているような気がしたら、一歩いっぽ歩みを進めることで、何かしらの変化が生まれる。それが成長につながって、いつかその壁を越えられる。

そういうポジティブな捉え方ができるように、自分の目標や大切なものと真摯に向き合っていけたらと思っているので。
ぜひ、お試しください。

――挑戦にともなう“恐怖”への対処法はありますか?

その恐怖が麻痺しているほうが怖いですよね。“こういうことになったらどうしよう……?”と気づくからこそ、予防や準備ができる。手遅れになる前に、先回りして何かしらの手を講じるというか。恐怖というものが、1つのサインとして、“これに気をつけよう”“じゃあ今は○○をすべきだ”と、具体的な動きに変換することができると思うので。

何かにトライするということは、必ず未知の危険や困難と向き合わなければならない。そのときに、ギリギリのところで踏ん張れるかどうか。そういう準備を、先んじて講じておく。そのためにも、恐怖がくれるサインを無視せず、向き合っていくのが、健康第一・安全第一につながるんじゃないかな。
○力み過ぎないで変化を楽しむことが大切

――就職活動や進路決定で、大切なことは何でしょうか?

パッションとして、“やりたい!”と思える出会いがすべてかなと思います。“こっちのほうが賢いやり方だ”“こっちのほうがショートカットだ”とか、そういうことではなく、自分が興味を持って向き合えるかどうか。それがまず第1にあったほうがいいと思います。


同時に、“こうなってはいけない”“こういうことはやらない”とか、しっかり自分の中でルールが決まっていれば、歩み続けるなかで、いろいろな出会いや機会、成長のきっかけがある。ノープランとは言わないですけど、大事なことをおさえつつ、力み過ぎないで変化を楽しむことが大切だと思いますね。

自分の場合は、心からやりたいと思えるお仕事が今できていて。自分がやりたくても求められないと続けられなかったり、周りから“やってほしい”と求められても、自分にパッションがなかったらそれはそれで続かないし。そのバランスがなんとか取れているのが、本当に有難いですし、奇跡だなと思います。

この仕事をはじめて21年経ちますが、続けられてきて本当によかったと感じています。人それぞれ、興味の対象が違いますし、その答えは自分が知っているはず。ぜひ、ピュアなハートを大切にして、一歩ずつ前に進んでいただければと思います。

■プロフィール
ディーン・フジオカ
1980年8月19日、福島県生まれ。香港でモデル活動を経て、2005年に香港映画『八月の物語』の主演に抜擢されて俳優デビュー。台湾を拠点としたアジア圏や北米などで映画やドラマ、CMなどに出演。2015年のNHKの連続テレビ小説『あさが来た』で人気を集め、翌年にアルバム『Cycle』やアニメ主題歌「History Maker」でも話題に。
2025年は、『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)、『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系)などのドラマに出演。2026年5月15日に『映画 正直不動産』が公開予定。
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