LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」は2月19日、「2026年 住みたい街ランキング(首都圏版)」を発表した。2025年1月1日~12月31日、LIFULL HOME'Sに掲載された東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県エリアの賃貸物件・購入物件への問合せ数を駅別に集計し、ランキング化した。


借りて住みたい街の部門では、東京メトロ東西線の「葛西」が2年連続で首位を獲得した。都心へのアクセスが良好ながら、賃料相場が比較的安価で物件数も豊富な点が支持されている。また、「八王子」「大宮」「本厚木」の3駅は、高い交通利便性と広い商圏を持つ「郊外御三家」としてトップ10の常連となっている。

急上昇ランキングでは「方南町」や「不動前」といった「ずらし駅」が注目を集めた。これは、主要ターミナルから一駅ずらすことで、利便性を維持しつつ賃料を抑える賢い住み替えの動きを反映している。

買って住みたい街の部門では、神奈川県南西部の温泉地「湯河原」が前回6位から急上昇し、初の1位に輝いた。首都圏での住宅価格高騰を受け、予算内で心地よい暮らしを求める現役世代の実需やセカンドハウス需要が郊外へ向いている。2位に「八王子」、3位に千葉県の「八街」が入り、ランキング開始以来初めてトップ3を郊外駅が独占する異例の結果となった。

購入検討者の注目度を示す急上昇ランキングでは、大規模再開発プロジェクトの有無が順位を大きく左右している。642ランクアップという驚異的な飛躍を見せた「大崎」を筆頭に、「大井町」や「白金高輪」など、タワーマンション建設を含む駅周辺整備が進むエリアが上位を占めた。資産価値や将来性を重視する層の視線は、大規模な街づくりが進む拠点駅に集中している。
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