エレコムは2月25日、同社初の半固体電池を採用したモバイルバッテリーを発表した。ゲル状の電解質を用いることで、液漏れや発火などの危険性を大幅に引き下げて安全性を高めた。
サイズや重量も抑え、携帯性も高めた。

容量は10,000mAhと5,000mAhの2種類を用意する。価格はオープンで、予想実売価格は10,000mAhモデルが8,480円前後、5,000mAhモデルが6,280円前後。発売は3月の予定。

【編集部MEMO】モバイルバッテリーの発火事故が社会問題になっていることを受け、エレコムは安全性の高いモバイルバッテリーの開発に注力してきた。2022年8月にはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモバイルバッテリーを、2025年3月にはナトリウムイオン電池を採用したモバイルバッテリーを他社に先駆けて発売。今回、次世代のバッテリーとも目される半固体電池採用モバイルバッテリーの発売にいち早くこぎ着けた。

今回発表したモバイルバッテリーは、リチウム素材ながら半固体タイプの電池を採用したのが特徴。電解質が液体ではなくゲル状で、液漏れのリスクを抑えられるほか、揮発を抑えられるので可燃性ガスの発生や放出も抑制でき、発熱や発火の危険性を低く抑えた。バッテリーに強い力がかかったり穴が開いたりしても、容易には発火しないという。

安全性以外にもメリットが多い。従来タイプのモバイルバッテリーのサイクル寿命が約500回なのに対し、本製品は約2,000回と約4倍の長寿命をうたっている。
さらに、大きさや重さは従来のリチウムイオン電池と同等で、ナトリウムイオン電池よりは圧倒的に小型軽量。放電時の使用温度範囲は-15℃~45℃と広く、寒冷地や猛暑の環境でも利用できる。

USB出力は最大35W(10,000mAhモデル)。新機能「Health Monitor」も搭載した。充放電の回数から電池の健康状態を自己診断し、買い替えや点検の目安をLEDの色で表示する。

先行予約特価として、エレコムダイレクトショップでは10,000mAhモデルを1,000円引きで販売する。また、直営店舗のエレコムデザインショップでは、古いモバイルバッテリーの持ち込み回収と同時に10,000mAhモデルを購入した場合、2,000円引きで販売する。
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