――もし、自分の書いた物語どおりに現実で人が死んでいったら、それは才能なのか、それとも呪いなのか。
俳優の伊藤健太郎が、WOWOWのドラマ『連続ドラマW コンサルタント―死を執筆する男―』で主演を務める。
○平凡な男が、“暗殺の設計者”へ
伊藤が演じるのは、ミステリー小説家志望の冴えない青年・伊崎耀。ある日、謎の男から「完璧な暗殺」をテーマにした小説執筆を依頼される。だがそれは単なる創作ではなく、現実の暗殺を成立させるための“設計図”だった。
自分が書いた通りに人が死ぬ――その事実を知った瞬間から、伊崎の人生は取り返しのつかない方向へと転がり始める。
本作は、「死」さえも商品となる社会の構造を描きながら、一人の男が“暗殺コンサルタント”へと変貌していく過程を追う物語だ。
○伊藤健太郎「役の変化をガラッと変えたかった」
WOWOWドラマ初主演となる伊藤は、役づくりについて、「小説家志望の伊崎と、コンサルタントの伊崎の二面性をガラッと変えたいと思っていました。服や姿勢、話し方だけでなく、内面の変化をどう表現するかについて監督とも話し合いました」と語る。
さらに、「伊崎のようにモヤモヤした感情を抱えている方にとっては共感できる作品だと思います。視聴者の予想を裏切るような演出もあるので、何回も味わっていただけたらうれしいです」と、作品の持つ心理的な奥行きにも手応えを語った。
○中田秀夫監督も絶賛「代表作の一つになる」
監督を務めるのは、『リング』シリーズなどで知られる中田秀夫氏。伊藤の演技について、「彼の役の深化に応じた大変貌をすんなり演じてくださり、彼の代表作の一つになったのではと自負します」と絶賛する。
暗殺が事故死や病死に偽装されるという設定についても、「暗殺請負“会社”が実際に存在したらと想像力を膨らませながらお楽しみいただければ」と語り、現実社会とも地続きの恐怖を示唆した。
○世界が注目する“K文学”をWOWOWが初映像化
原作は、韓国作家イム・ソンスンの小説『コンサルタント』。英国推理作家協会のダガー賞翻訳部門の最終候補にも選ばれた世界的評価の高い作品だ。
脚本は『トッカイ~不良債権特別回収部~』の戸田山雅司氏、音楽はfox capture planのカワイヒデヒロが担当するなど、実力派スタッフが集結した。
【編集部MEMO】
伊藤健太郎は、1997年6月30日生まれ、東京都出身。2014年にモデルとして活動を開始し、その後俳優へと転身。17年に放送された日本テレビ系ドラマ『今日から俺は!!』で、クールで硬派な不良・伊藤真司役を演じて注目を集め、一躍ブレイクを果たした。

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