デスクワークをする人にとって、デスク周辺の照明環境は想像以上に重要です。極端に暗い環境でパソコン作業や読書を長時間続けると、目に大きな負担がかかりやすくなってしまいます。


そこでここ数年注目されているのが、外部モニターの上に取り付けるタイプの「モニターライト」。机の上のスペースを占有せずに手元を照らせるので、在宅ワークの普及も追い風になって一気に定番化しました。

多くのメーカーから製品が登場している中で、モニターライトの“本家”ともいえるBenQの最新作が「ScreenBar Halo 2」です。今回の提供を受けて試用する機会を得られたので、普段パソコンの前で半日を過ごす筆者が実際に2週間使い込んでみました。

機材協力:ベンキュージャパン
「目」と「光」にこだわるBenQの最上位モニターライト

ScreenBar Halo 2は、2025年6月に発売されたBenQ ScreenBarシリーズの最上位モデルです。広い照射範囲と背面のバックライトが特徴で、暗い部屋でもモニターと周囲環境の明るさのギャップを減らしてくれる作りになっています。

さらにBenQが独自に開発した非対称光学技術「ASYM-Light」を採用していて、モニターに光が写り込みにくいのも魅力です。画面が照明で白っぽくなったり、反射が気になったりしにくいので、作業に集中しやすくなります。

付属品としては、Webカメラ等を固定するためのアタッチメントのほか、USB電源アダプタが付いてきます。

ScreenBar Halo 2では消費電力が5V / 3Aに増加したため、付属の電源アダプタを使用するか、出力を満たすType-Cポートに接続する必要があります。モニター等からの電源供給は推奨されていないので、旧モデルから買い替える際は、別途電源が必要になるものだと認識しておくほうがよいでしょう。
実際に設置してみる。
特許クリップで幅広いモニターに対応

簡単に製品の概要を紹介したところで、実際にScreenBar Halo 2を設置してみます。ScreenBar Halo 2は特許取得済みのクリップのおかげで、ウルトラワイドモニターを含むほぼすべてのモニターに設置できるようになっています。

筆者はこれまでスタンダードモデルにあたる「ScreenBar」を使ってきましたが、公式にはウルトラワイドモニターがサポート外でした。もちろん物理的には設置できるのですが、固定の安定感や角度の自由度という意味では、最新世代のクリップは明らかに進化しています。

クリップ形状が変わったことで、より省スペースでしっかり固定できるという印象でした。設置後に触ってみてもグラつきが少なく、安心感があります。
Webカメラの設置も問題ない

モニターライトを設置すると地味に困るのが、Webカメラの置き場です。たいていの場合安定して置けるほどのスペースがないため、モニターライトから少しズラした場所に設置する必要があります。

ScreenBar Halo 2はそこもよく考えられていて、Webカメラ用のアタッチメントパーツが付属します。両面テープでScreenBar Halo 2の天面に固定し、そこにWebカメラを取り付ける。シンプルな方式でうまく共存させられます。モニターの上がごちゃつくのを防げるという意味でも、Webカメラを使う人は積極的にアタッチメントを使うべきでしょう。


光がモニターに写り込まないBenQ独自の「ASYM-Light」

ここからは実際に使って「さすが最上位モデルだな」と感じたポイントをいくつか紹介していきます。

まず驚いたのが、ScreenBar Halo 2をはじめ、ScreenBarシリーズが採用する「ASYM-Light」という技術。これはBenQが独自に開発した技術で、特殊な曲率を持つ反射板とレンズを組み合わせることで、光を狙った方向にのみ出し、モニター面への入射を抑える仕組みです。

この仕組みによって、モニターに光が映り込みにくく、かつモニターと自分の間(手元)だけを的確に照らせるようになっています。

筆者はこれまで他社製品を使った経験もありますが、光を自分側に向けてもモニター側に光が反射してしまう点が気になっていました。ScreenBarシリーズはこの点が明確に違っていて、モニターへの映り込みが極限まで少なく、快適に使うことができました。
机の端まで明るい。しかも点灯・調光は自動

照射範囲の広さもScreenBar Halo 2の分かりやすい強みです。フロントライトは85×50cmの範囲にわたって、500ルクスの明るさを均一に照射してくれる仕様で、キーボード周りだけでなく、手前側の資料やノートなど、手元までしっかり明るさが届きます。

さらに、背面のバックライトが画面と周囲環境とのコントラストを軽減してくれます。暗い部屋でモニターだけが眩しい状態になりにくく、作業時の目の緊張が少し解けるような感覚があります。

また、ScreenBar Halo 2はライト前面に超音波センサーを搭載しています。
人の動きを感知して自動でライトが点灯し、初期設定では5分以上動きがないと自動消灯します。

モニターの前に座るだけで自然に点いて、席を離れると消えるので、思った以上に快適です。「照明を点ける」という一手間が消えるだけで、作業に入るまでの心理的ハードルが少し下がります。結果として、ちょっとした作業も着手しやすくなりました。

加えて、周囲の明るさをベースにScreenBarの光量を最適化する自動調光モードでは、アメリカ照明協会(ANSI)が推奨する500ルクスに調整し、最適な環境を構築してくれます。このとき色温度は、長時間の作業でも目に優しく、自然な色再現性を保てる4000Kに固定されます。

筆者も何度か自動調光モードを使用しましたが、確かに長時間パソコン作業をしていても、従来より目の疲れを感じることが減った印象でした。「自分で毎回ちょうどいい明るさに合わせるのが面倒」という人には、かなり相性が良いと思います。
USB Type-Cで充電できるワイヤレスコントローラーが便利

ScreenBar Halo 2は、基本的な操作は付属の無線コントローラーから行います。
センサーによる自動点灯・消灯や自動調光モードをはじめ、「明るさ」「各種ライトのオンオフ(フロント/バック)」「色温度・明度の調整」まで、基本は手元のコントローラーで完結します。

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[ダイヤル式のコントローラー。光量や色温度の調整はここから行います]

コントローラー外周がダイヤルになっていて、前面のモードを選択してからダイヤルを回すことで各種設定が変更できる仕組みです。


筆者はこれまでScreenBar(無印)を使っていて、調整したいときはその都度本体に手を伸ばす必要がありました。ScreenBar Halo 2は腕を伸ばさずに色々調整できるので、「これが上位モデルか」と快適さを感じます。

コントローラーはUSB Type-Cケーブルで充電でき、1回の充電でおよそ3か月使えるバッテリー持ちの良さも魅力的です。

実際に2週間使ってみてもう手放せない

レビューを依頼されてから2週間ほど使ってみましたが、やはりモニターライトの「本家」が出している最上位モデルは、総合的な満足度が高いと感じました。

筆者はこれまでもScreenBar(無印)を愛用してきましたが、それと比較するとHalo 2は、照射範囲が広く、明るさがしっかり確保されるという違いをはっきりと体験することができ、性能の高さをしっかり味わうことができました。

筆者は40インチという大型のウルトラワイドモニターを使っているので、照射範囲が広くなったことで照度が確保され、快適度が増しました。もちろんScreenBar Halo 2のメーカー想定売価は26,900円とかなり高価な部類に入りますが、作業に快適な明るさを確保し、目を守るという点においてはこの上なくQoL向上に役立つアイテムだといえるでしょう。
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