Appleは3月3日(米国時間)、新チップ「M5 Pro」および「M5 Max」を搭載した14インチ/16インチの「MacBook Pro」を発表した。3月4日から予約受付を開始し、3月11日より発売する。
価格はM5 Pro搭載モデルが369,800円(税込)から、M5 Max搭載モデルが599,800円(同)からである。カラーはスペースブラックとシルバーの2色。同社は2025年10月にM5を搭載した14インチMacBook Proを投入しており、今回の発表によりMacBook Proの全ラインアップがM5世代へ移行した。

M5 ProおよびM5 MaxはTSMCの第3世代3nmプロセスで製造され、新たにApple独自設計の「Fusionアーキテクチャ」が導入された。

M1~M4世代のPro / Maxチップは、単一の大きなダイで構成されるモノリシック設計が採用されてきた。M5世代は2つのダイを、超高帯域・低レイテンシのインターコネクトで接続し、単一のシステム・オン・チップ(SoC)として機能させる。2つのダイは単一のメモリコントローラーを共有しているように振る舞い、大容量メモリと広帯域を効率的に活用できる設計となっている。

近年は生成AIなどの利用拡大により、メモリ容量と帯域幅の重要性が高まっている。M5 Proは最大64GBのユニファイドメモリと最大307GB/sのメモリ帯域幅に対応し、M5 Maxは最大128GBのユニファイドメモリと最大614GB/sのメモリ帯域幅を実現する。Appleによれば、新MacBook Proは前世代と比べて、最大4倍のAI性能を発揮するという。

CPUはPro/Maxともに、6つの高性能「スーパーコア」と12の新設計パフォーマンスコアによる計18コア構成である。GPUはM5 Proが最大20コア、M5 Maxが最大40コアの次世代GPUを搭載する。
各GPUコアにはAI処理向けアクセラレータを内蔵し、機械学習や画像処理などの処理性能を高めている。

Appleによれば、M5 Pro/M5 Maxは前世代比でプロ向けワークロードにおけるマルチスレッド性能が最大30%向上する。グラフィックス性能は最大20%向上し、第3世代レイトレーシングエンジンを利用するアプリでは最大35%高速化するという。

新しいMacBook Proは、14インチモデルが14.2インチLiquid Retina XDRディスプレイ(3024x1,964ピクセル、254ppi)、16インチモデルが16.2インチLiquid Retina XDRディスプレイ(3456x2234ピクセル、254ppi)を搭載する。

ストレージが強化され、SSDの読み込み/書き込み速度が最大14.5GB/sと、前世代比で最大2倍に高速化した。標準ストレージも引き上げられ、M5 Proモデルは1TBから、M5 Maxモデルは2TBからとなる。いずれも最大8TBまで拡張可能である。

ワイヤレスはApple設計の「N1」チップによりWi-Fi 7とBluetooth 6に対応する。ポート類は、Thunderbolt 5x3、HDMI、SDXCスロット、3.5mmヘッドホンジャック、MagSafe 3を備える。

バッテリーは、14インチモデルが72.4Wh、16インチモデルが100Whのリチウムポリマーバッテリーを搭載する。バッテリー駆動時間はビデオストリーミング時で、14インチが最大22時間(M5 Pro)/最大20時間(M5 Max)、16インチは最大24時間(M5 Pro)/最大22時間(M5 Max)となっている。
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