●W主演ドラマ『横浜ネイバーズ Season2』に突入
大西流星(なにわ男子)と原嘉孝(timelesz)がW主演する『WOWOW×東海テレビ 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season2』が、WOWOWで放送・配信される(7日スタート、毎週土曜22:00~ ※第1話無料放送・配信)。

大西演じる、中華街で育った“頭は切れるのに怠け者”というニートの青年・小柳龍一(通称:ロン)が、原演じる兄貴分の捜査一課の刑事・岩清水欽太(通称:欽ちゃん)や、仲間たち“ネイバーズ”と協力しながら、さまざまな事件に挑んでいく同ドラマ。
撮影を終えたばかりの2人に、Season1からの共演を経ての距離感や、役への向き合い方、原の“ホーム”だという横浜の地での撮影、現場の空気感まで率直に語ってもらった。

○「同じ事務所の仲間」を超えた関係に

――Season1の放送前に、原さんが「これからどんどん2人の仲が深まっていくことを期待している」とおっしゃっていましたが、実際に撮影を終えてみて、関係性はどう変わりましたか?

原:今では本当の弟みたいな感覚になってますね。毎朝「おはよう」って言うと、こうやってハグするかのごとく近づいてくることがあって。

大西:(ハグ)してはないんですね(笑)

原:あたかもハグしてくる感じで。その感じがどんどん愛くるしくなってきて。同じ事務所の仲間っていうよりは、それを超えた、なんだろう。戦友ともなんか違う、本当の兄弟みたいな感覚に近づいている感じはありますね。

大西:そうですね。作品を通して、作品の中でも兄弟ではないけど、昔からの兄弟のような熱い絆で結ばれている関係性なので。初めから急に距離を縮められたわけじゃないんですけど、徐々に撮影を追うごとにしっかりたくさんお話して。それがうまくお芝居にも反映されてるのかなと思います。めちゃくちゃ気さくな方ですし。


原:LINEも俺から聞きました。

大西:ハハハ(笑)。普段はそんなに自分から聞かれたりしないんですか?

原:あんまないかもね。

大西:うれしい。僕からは聞けなかったです。

原:お年玉もあげました。(※取材日は1月上旬)

大西:アハハハ(笑)。めっちゃうれしかったです。

原:しかも昨日。遅れてね。

大西:急に朝、楽屋に「コンコンコン」って来てくれて。スタッフさんかなぁと思ったら、ブワッて来て、「ウェ~イ」って。


原:そんな勢いよかった?

大西:「ありがとうございます!」って言って、すぐしまいました(笑)
○香水の勘違い…「体につけてほしい」

――そういえばSeason1の撮影中、原さんのお誕生日にお祝いされていましたよね?

原:ああ、Season1のクランクイン直後の頃ですね。まだ距離が近くなかった時で、LINEのアカウントも聞いてない頃でした。

大西:プレゼントはフレグランスとキャンドルを贈りました。

原:使ってます、使ってます。でも、フレグランスって香水?

大西:うん、香水です。

原:あれ、体じゃなくて部屋に撒いてたんだけど。

大西:え!?

原:体につけるやつなんだ!

大西:体につけてほしいです、せっかくなら(笑)

原:間違いに気づいたのは、撮影が終わった後でしたね。

――原さんが「いい香りだな」と言いながら、部屋にスプレーしている姿を想像すると面白いです(笑)

原:いやあ、ホントに間違ってて(笑)。でもいい香りだからまあいいかって。

●Season2で拡大するスケールと変わらない“絆”
――Season1とSeason2では、2年後という設定もあって、かなり作品のトーンが変わる印象を受けました。違いはどのように捉えていますか?

原:Season1から「親仁善隣」という言葉が物語の軸になっているんですが、横浜のある街の仲間たちの中で起きていた事件が、Season2ではすごくスケールが大きく、さらにバージョンアップしていて。でも「親仁善隣」という軸自体は変わらずに共通していると思います。


――Season2では欽ちゃんが物語の中心となりますよね?

原:もう大変でした(苦笑)。よりシリアスな事件になってくるので、それこそ専門用語だったり、会議のシーンだったりが「あ、テレビで見てたやつだ!」と思いながら撮影してました。

大西:Season1は横浜を中心に起こる事件を、ロンくんが自分で出歩いて仲間と協力しながら解決していく物語で。Season2は過去にも振り返りますし、大きな事件をみんなで解決する場面もあったりするんです。本当にSeason1以上に仲間の絆が描かれてると思います。室内のシーンも多かったですね。難しい内容になってきますし、一緒のシーンというより、お互いが心の中で秘めてるものを表現することが多かった。でも心はつながってる、みたいな。その絆は変わらず描かれていると思います。

――それぞれの人物像は、どうひも解いていかれましたか?

原:欽太は、幼いロンの心が冷え切ってしまった瞬間に立ち会っているからこそ、「この子をなんとかしたい」という思いが軸にあるんです。ロンのお父さんの事件ですね。それが「警察として」という関係値を越えて、「隣人を助けたい」という信念になっている。
Season1では、警察官としての真面目な欽太と、仲間内での兄貴分という二面性を意識していたんですが、Season2では、欽太にとって大切な方が殺されてしまい、完璧だった欽太が翻弄される側になる。今回は、人間としての弱さにフォーカスしました。

大西:Season1は、ロンくんの緩さや無職という立場から始まって、名探偵と呼ばれるようになって。「ダルいな」とか「なんで俺なんだよ」と言いながらも、お父さんから教えてもらった「親仁善隣」という言葉を思い出して決心する。その瞬間を、背中や視線で表現することを意識していました。Season2では、警察に捕まってしまったりして思うように動けない中で、「自分はどうすればいいのか」を考えるシーンが多いです。Season1の2年後の設定なので、より大人になって、「もっと誰かのために何かできるはずだ」という自信もあると思うので、少し落ち着いたロンを意識しました。

原:大人になってたよね。Season1は「なんとかして~」って言われて「あ~めんどくさい、やるか」だったのが、Season2は自分で深く考えてる姿が見られると思います。

○青春時代を過ごした横浜ロケは「本当にホーム」

――サスペンス色が強くなり緊迫したシーンも多いSeason2ですが、現場の雰囲気は?

原:俺は特にワイワイしてないと思う。

大西:アハハ(笑)。逆にね。


原:カットがかかっても眉間にしわ寄せてたと思います。

大西:確かにしわ寄ってたと思います(笑)。

原:最終日ぐらいにやっと柔らかい表情ができるシーンがあって、「久しぶりに笑ったわ」と思って、プライベートでも。Season2はさらに伏線が多くて複雑なんですが、ドラマの撮影って、1話を撮った後、いきなり8話を撮ったりすることもあるんです。なので、「欽ちゃんはこの時点でどこまで把握しているのか」を、自分で全部台本に書き込んでました。常にタイムスリップしてる状態が数カ月続いた感じでした。

大西:僕は結構ワイワイするタイプなんですけど、もっと一緒にワイワイしてくれるかなと思ってたんですよ(笑)。まさに「眉間にしわ」状態だったので(笑)。でも話しかけたらめちゃくちゃ返してくれるし、いい空気感でした。今回は「絆」がテーマだったので、共演者の方やスタッフさんともたくさん話しました。緊迫したシーンの前こそ、逆に明るくして落差を作るほうが切り替えやすかったです。

――横浜での撮影はいかがでしたか?

大西:中華街は観光地のイメージが強かったんですけど、朝は小学生が通学していたり、店主さんが「いってらっしゃい」って声をかけていたり。
温かみを感じました。表面的なイメージしかなかったので、すごく素敵な街だなと思いました。

原:僕は、中学・高校・大学とずっと横浜だったので、青春時代を思い出しました。中華街って、めっちゃ甘栗くれるんだよ! 袋に入りきらないぐらいくれたりするから。

大西:え~。あったかいな(笑)

原:あと、屋上のシーンの撮影で使わせていただいたビルの近くに、同級生が住んでいるみたいで。「今日、いたよね?」って、撮影後に連絡が来ました。本当にホームでした。

●皿まで食べそうな勢いの原「かわいいな」
――原さんがこの作品について、「裏の顔というのは、人間なら誰にでも当たり前にあるもの。むしろそれが見えたら、一歩その人に近づけたんだなと思います」とコメントされていたのが印象深いのですが、今回「お互いの“裏の顔”を見てしまった」瞬間はありますか?

大西:え~、なんだろうなぁ…。バラエティではいじられたりするイメージもありますけど、撮影では集中してクールな一面も見られました。その中で安心したのは、お昼ご飯をめちゃくちゃ早く食べるところ。「いただきます! ペロリ」みたいな(笑)

原:モンスターじゃん!

大西:皿まで食べちゃわないかなって(笑)。でもかわいらしくて、なんだか微笑ましかったです。

――普段、人前では見せない裏の顔をのぞき見できると、逆にうれしいものですか?

大西:うれしいですね。やっぱり役と向き合ってると気を張っちゃうと思うので。撮影中、しっかり気を張ってる分、こうやって漫画みたいにエネルギーを補給してるんだなと思うと、「かわいいな」って。遠くから微笑ましく見てました(笑)

原:りゅちぇって、見ての通りめっちゃしっかりしてるんですよ。めっちゃ礼儀正しいし、誰に対しても「はい!」って素直だし。でもある日、りゅちぇがメイク室でダラっとしながら、あぐらをかいたりしている姿をたまたま目撃したことがあって。

大西:え!? ヤバい…。

原:「りゅちぇも家ではきっとこういう瞬間もあるんだろうな」「この現場でもリラックスできてるんだな」って思えてうれしかったです。

――では、相手にもっと裏の顔を見せてほしい時、どんなアプローチをされますか?

大西:僕は、自分自身が相手から「深掘り、深掘り!」って距離を詰められると、逆にどんどん殻に閉じこもることもあるので、自然と話したくなる空気を作れるように心がけています。

原:僕は常に素で相手にぶつかっていくタイプ。その方が相手も心を開いてくれると思います。自分を偽わった状態で「始めまして」から始めることほど、遠回りする関係性はないと僕は思っていて…。地元の友だちと一緒にいる時も、ずっとこのテンションですもん。「何も武器は持ってませんよ」って、最初からさらけ出すようにしています。

渡邊玲子 映画配給会社、新聞社、WEB編集部勤務を経て、フリーランスの編集・ライターとして活動中。国内外で活躍する俳優・映画監督・クリエイターのインタビュー記事やレビュー、コラムを中心に、WEB、雑誌、劇場パンフレットなどで執筆するほか、書家として、映画タイトルや商品ロゴの筆文字デザインを手掛けている。イベントMC、ラジオ出演なども。 この著者の記事一覧はこちら
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