日本製鉄は3月9日、同社が提供するGXスチール「NSCarbolex Neutral」が、三機工業が手掛ける栃木県宇都宮市内の新設工場(元請:大林組)の空調ダクトおよび配管に採用されたと発表した。NSCarbolex Neutralが空調ダクトおよび配管に使用されるのは今回が初の事例となる。


○採用の背景

NSCarbolex Neutralを使用したダクトの製作は新富士空調が担当する。新富士空調はダクト工事業界でトップシェアを誇る企業であり、環境に優しい省資源工法の開発に取り組んできた。日本製鉄のカーボンニュートラルに向けた活動に賛同し、GXスチールの空調ダクトへの採用にいち早く取り組んだとしている。

三機工業は超長期ビジョン「2050年の姿」において「脱炭素社会への貢献」を最優先課題として位置付け、サステナビリティ経営を推進している。今回、NSCarbolex Neutralを使用した空調ダクト・配管製品の価値を評価し、採用に至ったとのことだ。

NSCarbolex Neutralは、日本製鉄が実施した追加性のある削減プロジェクトによるGHG排出削減量またはCO2排出削減量をプールし、任意の製品に配分して証明書とともに供給する鉄鋼製品。日本鉄鋼連盟が制定するガイドラインに準拠している。購入した顧客は、証明書に記載のGHG排出削減量(GHGプロトコル スコープ3 カテゴリー 1)からの控除として報告できるという。

日本製鉄は今後もNSCarbolex Neutralの提供を通じて、空調設備関連業界と共に建築物のライフサイクルカーボン削減に向けた取り組みを進め、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していくとしている。
編集部おすすめ