シチズン時計は、エコ・ドライブ誕生50周年を記念した限定モデル「Eco-Drive PHOTON(エコ・ドライブ フォトン)」を発表。光をテーマにした多層構造の文字板と新型ムーブメントを組み合わせた光発電腕時計として、2026年秋に発売する。
1976年に世界初のアナログ式光発電時計を発表してから50年。エコ・ドライブは、わずかな光を電気に変えて駆動する技術として進化を続けてきた。その節目にリリースされるEco-Drive PHOTONは、機能だけでなく「光そのものの表現」に注目だ。
○ダイヤル:光を透過させる多層構造
大きな特徴は、スリットを設けた2枚の金属板を重ねた多層構造の文字板。波紋のようなスリットの隙間から光が差し込み、下層の構造色文字板が反射することで、多彩な表情と輝きを見せる。
この構造は、光に関する科学的な現象である「二重スリット実験」に着想を得たもの。光が通り抜ける様子そのものを、視覚的に取り入れている。
構造色は、顔料ではなく微細な表面構造によって発色する現象であり、光の反射によって色が変化。光で駆動するエコ・ドライブとの親和性の高い文字板表現だとしている。
○外装:一体感のある八角形ケース
ケースは丸みを帯びた八角形とし、バンドへと連続する形状。シームレスにつながる外装によって、時計全体を包み込むような一体感を持たせている。
仕上げはモデルごとに異なり、シルバートーンとブラック×ゴールドの2種を用意。秒針にはそれぞれイエローとパープルが差し色としてアクセントになっている。裏ぶたには、エコ‧ドライブの50周年記念ロゴと、リミテッドエディションナンバーを刻印。
ムーブメントは新型となる光発電エコ・ドライブ仕様のクオーツ式「キャリバーE036」だ。一度のフル充電で約365日、つまり約1年間も駆動し、普段使いとしても高い実用性を備えている。
○光を“見せる”エコ・ドライブ
シチズン時計の光発電エコ・ドライブはこれまで、光をエネルギーとして時計の駆動力を生む技術として発展してきた。今回のEco-Drive PHOTONには、その光をどのように見せるかという視点もある。
多層構造の文字板や構造色の表現は、機能の裏側にある光の存在を視覚的に引き出すためのものといえる。単に動力源としての光ではなく、1本の時計を形作る要素としているところが特徴的だ。光発電時計としての基本性能を持ちつつ、デザインを含めた全体像として仕上がっている。
ケース/ブレスレット素材:チタン
ケースサイズ:外径39.6mm×厚さ9.9mm(設計値)
風防:デュアル球面サファイアガラス(無反射コーティング)
防水性能:5気圧
ムーブメント:クオーツ式「Cal.E036」
駆動時間:約365日(フル充電時)
精度:月差±15秒
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