いよいよ春がやってきました。今週から来週あたりにかけて、お花見を予定している人も多いでしょう。


桜を眺めながら、おいしい料理と一緒にお酒を楽しむ……最高のひとときですよね!

そんなお花見にぴったりのコンビニワインを、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンを回って見つけてきました。スーパーやワインショップなどでワインをあらかじめ買ってお花見会場にいくのもいいですが、今回はさらに気軽に、コンビニで買えるワインを紹介します。

どれも筆者が実際に飲んでみて選んだものばかりです。さらに、お花見に向かう途中でコンビニに立ち寄って買う場面をイメージして、コルク抜きがなくても簡単に開けやすいワインだけを選びました。

さっそく、主要コンビニ3社であるセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンで、それぞれおすすめの銘柄を紹介します。

セブンイレブン
○アマヤ カヴァ ブリュット レゼルバ

価格:1,207円

セブンイレブンのマストバイとも言えるのが、スパークリングワインの「アマヤ カヴァ ブリュット レゼルバ」。フレッシュな柑橘系の風味があって爽やか。春の陽気にぴったり! ワイン好きの間では昔からハイコスパワインとして有名な銘柄です。

アマヤは、「カヴァ」と呼ばれるスペイン産のスパークリングワインです。スパークリングワインといえばフランス産のシャンパンが有名ですが、カヴァはシャンパンと同じ瓶内二次発酵で造られるのが特徴。きめ細かな泡が長く続くのも魅力です。

それでいて、価格は手頃で1,200円前後。
シャンパンに比べて気軽に手に取りやすいのも魅力です。お花見の道中のセブンイレブンに在庫があったら、絶対に買ってほしい1本です。クーラーボックスでビールと一緒にキンキンに冷やして楽しんでください。
○グラン・アンデス ソーヴィニヨン・ブラン

価格:591円

レモンやグレープフルーツのような華やかな香りが立ち上るチリワイン、グラン・アンデス ソーヴィニヨン・ブラン。こちらもセブンイレブンで買えるおすすめワインです。

味わいはすっきり系で、レモンサワーを思わせる軽やかさがあり、炭酸はないものの、すいすい飲める飲み口。ほのかな苦味と高い酸味が、さまざまな料理に寄り添います。唐揚げなんかには最高の相性でしょう。飲むときはしっかり冷やしてください。

何より驚きなのは600円以下で買えるコストパフォーマンスの高さ! この価格帯で雑味や引っかかりが感じられないのには感心させられます。
ファミリーマート
○ベルモン・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・プレステージ

価格:1,078円

ファミリーマート専売というわけではありませんが、飲んでみてコストパフォーマンスの良さを感じたので紹介します。

フランスのロワールという地域で、ユニ・ブランとアイレンというぶどうを使って造られている本格的なスパークリングワイン。


グレープフルーツや青りんごのような香りがあり、強すぎない泡が心地よく喉を刺激してくれます。キレのいいすっきり系の味わいですが、安いワインにありがちな味わいの緩さがないのは立派。このワインが1,000円そこそこで買えるのは嬉しいですね。

飲むときは、もちろんキンキンで!
○デスパーニュ 白

価格:1,598円

フランスの銘醸地ボルドーの白ワイン。ボルドーといえば赤ワインのイメージが強いですが、実は白ワインもハイレベルです。

その中でも、このデスパーニュは人気漫画『神の雫』で知られる「シャトー・モン・ペラ」を手がけるデスパーニュ家の白ワイン。名門らしく端正でバランスの取れた味わいが魅力です。

レモンなど柑橘系の濃厚な味わいに、華やかな花の香り。軽やかですが芯があり、1,500円で購入できる白ワインとしてはかなりの品質の高さ。

飲むときはこちらも冷やして楽しみましょう。桜を眺めながら、ゆったりとした時間とともに楽しみたい1本です。
ローソン
○カーサ・スベルカソー シャルドネ

価格:640円

今回、いろいろなコンビニでワインを試して選びましたが、その中でも特にコスパの高さに驚かされたのがローソンの「カーサ・スベルカソー」シリーズです。


正直、このシリーズは何を飲んでもおいしいのですが、白ワインならこのシャルドネというぶどう品種のワインをおすすめ。洋梨のような甘やかな香りに、しっかりとしたコクのある味わい。これが640円とは信じられない品質です。2,000円と言われても信じてしまうかも。

チリのシャルドネというと、こってりした風味を想像する人もいるかもしれませんが、意外にもバランスの取れた味わいです。ハムやチーズを挟んだサンドイッチや、ポテトサラダなんかに合わせてみてください。
○カーサ・スベルカソー メルロー

価格:640円

もう1本もカーサ・スベルカソーから選びました。赤ワインでおすすめなのがメルローです。チェリーのような香りに、甘いバニラのアロマが漂います。赤ワインとしては非常にまろやかで、渋味も穏やかなため、冷やしておいしく飲むことができます。

カーサ・スベルカソーの赤ワインは、この上位版にプレミアム・レッド・ブレンドがあり、そちらは少しだけ高い878円。ワイン単体としての完成度はプレミアム・レッド・ブレンドのほうが高いのですが、焼き鳥やローストビーフ、焼きそばなど、お花見らしい料理に合わせやすいのはメルローかなと思います。
高級感ある味わいをゆっくり楽しみたいなら、プレミアム・レッド・ブレンドがおすすめです。

このシリーズはほかにもカベルネ・ソーヴィニョンやカルメネールといった品種違いの商品があり、どれも非常にハイレベルです。もし、メルローがなければ他の商品でも構いません。とにかくカーサ・スベルカソーを選んでおけば間違いありません。
お花見ワインには何を選べばいい?

さて、おすすめの銘柄を紹介したところで、お花見に持っていきたいワインの選び方も解説しておきましょう。

冒頭でも書きましたが、まずはソムリエナイフなどの道具がなくても開けられるワインであること。

また、そろそろ暖かくなってくる季節ですから、クーラーボックスでビールと一緒に冷やして飲みたいところです。そのためにも、冷えた状態でおいしいワインを選びましょう。

具体的には、スパークリングワインと白ワイン、ロゼワインなど。赤ワインを選ぶ場合は、渋味がおだやかで濃すぎない、果実味の強いワインを選ぶと飲みやすいです。

ワインは料理と合わせて本領を発揮する飲み物ですが、お花見の料理はジャンルが幅広くなりがち。

たとえば、唐揚げやおにぎり、サンドイッチ、焼き鳥にローストビーフ、いなり寿司、ポテトサラダ、焼きそばといったところでしょうか。


コンビニワインは良い意味でクセがないため、こうしたお花見メニューに合わせやすいメリットがあります。

今年のお花見は、ぜひワインを片手に楽しんでください!

山田井ユウキ/ワインエキスパート ワインも含め興味のおもむくまま多ジャンルで執筆するフリーライター。ワインの物語を伝える“ワインストーリーテラー”として活動中。著書に『ワインの半分は物語でできている。』など。[有資格]ワインエキスパート/WSET Level3/ドイツワインケナー/第8回J.S.A.ブラインドテイスティングコンテスト・ファイナリスト この著者の記事一覧はこちら
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