●ドラマ『ストーブリーグ』で兄弟役
28日からLemino・WOWOWで一挙放送・配信がスタートする『ストーブリーグ』。韓国で社会現象を巻き起こしたヒューマンドラマの日本リメイク版で、プロ野球チーム“ドリームズ”の新GM・桜崎凖役として主演する亀梨和也と、弟・桜崎明人役を演じる木村柾哉(INI)が初共演を果たす。
子どもの頃から野球に親しみ、スポーツニュース番組での野球取材を10年以上にわたって重ね、自身のYouTubeチャンネル『亀梨和也チャンネル(亀チャンネル)』では、ゲストから普段なかなか聞き出せない本音を引き出す名MCとしても知られる亀梨。
グループを経て個へ、歌手・俳優・MCとしての地位を確立してきた先輩と、今まさにアイドルとして走り続ける後輩。その2人が語る、役づくり、リーダー論、そして「人となり」の引き出し方とは――。
○「すぐ弟になれた」緊張を解いた亀梨の“受け止める芝居”
――初共演ですが、お互いの印象はいかがでしたか?
木村:実は、クランクインした日にほとんどの(共演)場面を撮影したんですけど、最初はシリアスなシーンが多かったんです。でも亀梨くんが気持ちよくお兄ちゃんでいてくれたというか(笑)。緊張しながら芝居をしている中で、亀梨くんが自分の芝居をしっかり受け取ってくれているのがやりながら分かって。そこからはすごくリラックスしてお芝居できました。初日からいきなりでしたけど、すぐ「弟」になれました。
亀梨:本当に柔らかく現場にいてくれることが、現場にとっても、明人という役柄的にも共通する部分があって、すごく素敵だなと思いました。撮影スケジュールが本当にギュッと詰まっていて、家のシーンはほぼ1日で1話から8話まで撮るような感じだったんですけど、兄弟の心が深いところで向き合って結びつくという展開とも合っていて、距離感はうまくできたんじゃないかなと思います。
ただ、1つ面白いエピソードがあって…。明人がチーム(ドリームズ)に入って最初にプレゼンするシーンで、なぜか俺が部屋の後ろの方で立って見てるんですよ(笑)。
木村:僕のことを兄として見守ってくれていたんですよ! 愛が伝わってきました。
亀梨:めちゃくちゃすごい愛だよね、あれは(笑)。まあ、監督が「ここがいい」とおっしゃっていたので。
――台本を読まれた印象と、役を演じるにあたって意識されたことを教えてください。
亀梨:オリジナル作品がある中で、日本版に置き換えた時にどういうアプローチをするか、すごく悩みました。監督やプロデューサーさんとのコミュニケーションが必要な作品のテイストでもあって、まずそこから入りました。あと、僕自身が野球に長く携わらせてもらっているので、リアリティの部分も含めて、日々現場と向き合いながらぶつかっていって。連続ドラマということで、特に僕の役は、序盤はつかみどころがないというか、「どんな人なんだろう?」という状況がずっと続くので、演じていても自分の核を持ちながらも、後半に畳みかけるように「人となり」が見えてくるところまで、何とか我慢するという作業でしたね。
木村:僕は車椅子に乗っている役柄だったので、経験がない分、難しかったなと思います。クランクイン前に何度か車椅子に乗ってシミュレーションしたり、資料も頂いたりして。手動と電動の操作の違いなど、知らないことも多かったですし。
――韓国版オリジナルを踏まえた上で、日本版をどのように作っていきましたか?
亀梨:オリジナルでは家族の部分がより詳しく描かれていて、親御さんが登場するシーンもあります。でも日本版の台本にはそこまで描かれていないので、「俺たちの親ってどういう状況なの?」「この家、設定にしてはめちゃくちゃ大きくない?」とか(笑)。そういう「裏」にある設定を自分たちで組み立てる作業が多かった。その辺は監督とも話しながら進めていきました。
木村:オリジナルを先に観ていた分、そこから受けるインスピレーションが大きすぎると、日本版で描かれていない部分を自分の頭の中で勝手につなげてしまいがちで。日本版の台本とは全く別物として考えないといけないと意識しました。日本版は8話しかないので、原作の魅力をいかに殺さずに日本版にするかというのは、すごく難しかったです。
○「リーダーは受け身」「自分が責任を取る覚悟」
――劇中では対立するシーンも多く描かれますが、お二人は意見が対立した時、どうやって着地点を見つけますか?
亀梨:(木村を指して)リーダー! 彼はINI、11人グループのリーダーですから。僕はリーダーなんか絶対やりたくない。めんどくさい(笑)
木村:(笑)。大変です。
亀梨:僕がグループ活動していた時は、意見も一番多く言うし、まとめ役でもあったのですが、一番年齢が下だったので(笑)、周りからしたら「生意気だな」と思われていたかもしれない。でも普段から心がけているのは、いかに周りの方たちが動きやすい状況を作るか。いざとなった時に「自分が責任を取る」という覚悟を持っていることが、ベストなのかなと。停滞している時は率先して自分が引っ張っていくこともありますけど、基本は周りが動きやすい空気感を作ることを心がけていますね。
●細部まで目を配る亀梨の“情報量”
――撮影を終えて、改めてお互いに刺激を受けたことや今だから言いたいことはありますか?
亀梨:それはもう「亀チャンネル」(YouTube)でちゃんとじっくりやろうかなって(笑)
木村:(笑)。でも2人のシーンが多かったので、監督と亀梨くんとのやり取りはすごく刺激になりました。他の撮影とも被っていて「大変だ」とおっしゃっていたにもかかわらず、台本や現場から読み取れる情報量が圧倒的に多くて。例えば、僕がお兄ちゃんの部屋に勝手に入るシーンがあるんですけど、そこにカーペットがあって、「車椅子の人がいる家にカーペットを敷くかな?」という細部まで目が行き届いていて、すごいなと思いました。
亀梨:彼はずっとニコニコしながら現場にいてくれて。
木村:スケジュールが知らない間に変更されていたりすると「おっ!」てなります(笑)。
亀梨:計画をちゃんと立てたい人なんだ。俺は次の日のスケジュールさえ知りたくないです(笑)
○「事前情報で武装しない」亀梨流インタビュー術
――先ほど「亀チャンネルでじっくり」とおっしゃっていましたが、亀梨さんはインタビュアーとして相手の「人となり」をどう引き出しているのですか?
亀梨:共演者については、失礼にならない程度の事前情報は入れるけれど、あとは会話しながら相手を知ることを楽しむ、というのが基本スタンスです。今日の取材でも、木村くんに兄がいることとか、サッカーとバスケをやっていたこととか、そういうことを知れたわけで。いきなり「お兄さんがいるんですよね?」って言われたら、「なんでそんなに知ってんの?」ってなるじゃないですか。事前情報で武装するより、目の前の会話で人となりを探っていく方が自然だし、相手も話しやすいと思うんですよね。
木村:僕は自分の話をするのが得意な方じゃないんですけど、何か1個きっかけがあったらポロポロといっぱいしゃべるタイプなので。亀梨くんとの撮影でも、現場でのやり取りの中でどんどん「桜崎明人」になれていった感じがあります。
亀梨:相手をちゃんと見ながら会話することが大事で。これ以上踏み込まれたくないことには踏み込まない、聞かれたい人もいれば聞かれたくない人もいる。だから相手をよく観察して、それに合わせてアプローチを変える。
――それって、ドラマの中で桜崎凖がチームの「人となり」を見極めながら改革を進めていくのと、すごく重なりますね。
亀梨:そう言われると確かに(笑)。今日は「ドリームズ」の僕らにアドバイスをもらいに来たの? だったら、ここから先は(編成本部長役の)長濱ねるちゃんに聞いてみたら?
木村:ねるさん、回収できるかな(笑)
――ぜひ本部長にも聞いてみたいです(笑)
○“選手じゃない側”を描く新しい野球ドラマ
――では最後に、本作の見どころをお願いします。
木村:普段描かれない、選手じゃない"運営側"のストーリーが描かれていて、コメディタッチでありながら決めるところはしっかり決める、メリハリのある作品です。僕自身、野球の経験がないのですが、野球を知らない方でも楽しめますし、むしろ野球にもっと興味が湧く内容になっていると思うので、ぜひ観ていただきたいです。
亀梨:日本ならではの要素を意識しながら参加させてもらいましたが、日本のドラマにはあまりない展開の重なり方というのも、このドラマの面白みの一つだと思います。「なんでそうなるの!?」と思うところがあっても、それは一旦横に置いといて…(笑)。スピード感のある展開に身を委ねて楽しんでもらえたら。
渡邊玲子 映画配給会社、新聞社、WEB編集部勤務を経て、フリーランスの編集・ライターとして活動中。国内外で活躍する俳優・映画監督・クリエイターのインタビュー記事やレビュー、コラムを中心に、WEB、雑誌、劇場パンフレットなどで執筆するほか、書家として、映画タイトルや商品ロゴの筆文字デザインを手掛けている。イベントMC、ラジオ出演なども。 この著者の記事一覧はこちら

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