WOWOWのドラマ『連続ドラマW BLOOD & SWEAT』(5日スタート、毎週日曜22:00~ ※全8話、第1話無料放送・配信)の完成報告会が3月31日、東京・南麻布の駐日フィンランド大使館で行われ、W主演の杏とヤスペル・ペーコネン、ダニエル・トイヴォネン監督が出席した。

同ドラマは、2022年に話題を集めたWOWOW×ハリウッド共同制作『TOKYO VICE』シリーズに続く、WOWOWの新たな海外共同制作プロジェクト。
日本の制作会社・AX-ONとフィンランドのICS Nordicが手を組んだ完全オリジナルのクライムサスペンスで、8年連続で幸福度ランキング世界1位を誇り、近年はサウナの本場としても注目を集めるフィンランドの雄大な自然と美しい街並みを舞台に、人間の闇と社会情勢をリアルに映し出す“北欧サスペンス”だ。

杏が演じる警視庁捜査一課の刑事・涼宮亜希と、ヤスペル・ペーコネン演じるフィンランド国家捜査局(FNBI)の刑事・ヨン・ライネが、日本とフィンランドの7,800kmもの距離を越えて交わり、想像を絶する真実へと迫っていく。

現在フランスと日本の二拠点生活を送る杏は、本作のために2024年12月から約3か月にわたり家族ごとフィンランドに移住して撮影に臨んだ。「今回初めて英語のセリフによる連続ドラマのメインキャストということで、英語が大きなハードルでした」と戸惑いもあったというが、「一番頑張ったことは英語とアクションで、頭と身体を使って撮影に挑みました」と振り返る。

3カ月滞在したフィンランドは「帰りたいと思ったことは一度もなくて、機会があれば戻りたいぐらい居心地が良かったです。お水や空気が綺麗で何のストレスもありませんでした」と絶賛。「フィンランドはいつか住みたいと思うぐらい好きな街です」とすっかり気に入った様子だった。

共演したヤスペルとのエピソードも明かした杏。「ヤスペルさんがオススメのサウナを教えてくれたり、2人ともフィンランドでは犬を連れていったので、お互いの犬について話したりしていました」と和やかな雰囲気だったという。

日本とは異なるフィンランドの撮影スタイルにも言及し、「1日で撮影できる時間が限られていて戸惑いましたが、フィンランドのチームワークの良さや温かさがあって。寒くない?疲れてない?と気を遣ってくださり、それが撮影を乗り切れた大きな理由の1つだと思います」と改めて感謝した。

一方のヤスペルは「文化や国境を越えてW主演というのはスムーズにいかないケースも多いんですが、杏さんはすごくやりやすかったです。
フィンランドと日本の文化が共通すると感じていて、お互いに相手を尊重して礼儀正しく振る舞えたのが良かったですね」と笑顔。「ただフィンランドでは“整う”というワードは存在しません」と笑いを誘いながら、「初めて教えていただいて楽しかったです」と、杏との思い出話に花を咲かせた。

すでに全話を鑑賞済みという杏は「幸い一気見しました(笑)。先が気になる感じで、『えっ?』って声が出ちゃうぐらいびっくりするような展開があると思います」とアピール。ヤスペルも「映像としては迫力がありますし、2つの文化が合わさっているところは目が離せません。きっと日本でも誰も見たことがないような映像になっていると思いますので、楽しみにしてください」と力を込めた。

【編集部MEMO】
ヤスペル・ペーコネンは、1980年7月15日生まれ。フィンランド、ヘルシンキ出身。1988年に公開された映画『人間の生命の栄光と悲惨』に出演して俳優デビュー。以降様々な作品に出演し、母国フィンランドでは“フィンランドで最も収益の高い映画俳優”とも呼ばれている。海外の作品にも積極的で、スパイク・リー監督の映画『ブラック・クランズマン』(2018年公開)ではフェリックス・ケンドリックソン役を熱演した。
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