Googleの最新スマートフォン「Pixel 10a」が4月7日から国内で予約を開始した。手ごろな価格と高いAI機能で日本では特に人気を集める「Pixel A」シリーズだが、今回のモデルではPixelシリーズ初となる日本限定カラー「Isai Blue」が登場している。

Pixel初の「日本限定モデル」が誕生した理由

Isai BlueはGoogle Pixelの10周年を記念した日本限定カラーだ。Google Pixel 製品企画 アジア太平洋事業統括 リージョナルディレクターの阿部和子氏によると、(これまで限定壁紙の事例はあったが)本体の国限定カラー展開は「Google Pixelとして初の試みとなり、非常に特別なもの」だという。

Pixel 10aの主な特徴

●Googleのスマートフォン「Pixel」の普及(廉価)モデル
●カメラバーの出っ張りがなくなり、完全フラットデザインに
●AIに強い、Google独自のTensor G4チップ内蔵(最新世代より1つ前)
●カメラは48MPメイン+13MP超広角カメラ。AI編集機能も豊富
●最大7年間のOS・セキュリティ更新に対応
●バッテリーは通常使用で30時間以上

この日本限定カラーは日本発の企業ヘラルボニーとGoogleの“共創”で生まれた。ヘラルボニーは障害のある作家と契約し、そのアート作品をビジネス化することで、作家の地位向上と適切な収益還元に取り組んでいる。

阿部氏はGoogle本社に対し、Pixel Aシリーズが高く評価されている日本市場の重要性を説明。「人が技術に合わせるのではなく、技術が人に合わせるべき」というGoogleの思想と、ヘラルボニー契約作家のアートが放つ強烈な“人間味”、そしてヘラルボニーが掲げるミッション「異彩を、 放て。」が深く合致すると考え、今回ユーザーへの感謝を込めた10周年記念モデルにヘラルボニーへ“共創”を依頼したという。

「Pixel 10周年の節目で、ユーザーへの感謝とこれからの新しい挑戦を表現するのに、ヘラルボニーさんの力強さや人間味といった力をお借りすることで、新しい可能性を開けるんじゃないかと。半分確信も持って、『これだ!』という思いで取り組みました」(阿部氏)

「目を奪われた」深い青とPixel 10aのデザイン

Isai Blueの本体カラーは深い青で、このほかPixel 10aシリーズとしてはLavender、Berry、Fog、Obsidianの4色を用意する。日本独自カラーの選定は、すでにグローバルで展開しているこの4色がある状態からスタートした。

ヘラルボニー代表取締役Co-CEOの松田崇弥氏によると、Isai Blueの青はヘラルボニー側からの提案という。国連が定める世界自閉症啓発デーのシンボルカラーであることから提案され、Google側も日本には藍染やサッカー、柔道着などで日本と青のつながりがあることから青を候補としていたため、カラー選択は満場一致で決定した。


松田氏は初めて実機を目にした際の印象を「すごくかっこいい、美しいなと思い、目を奪われました」と話した。

Google インダストリアルデザイナーの松岡良倫氏はPixel 10aのデザインが完全フラットになった(背面カメラバーの出っ張りがなくなった)ことに触れ、「美しいキャンバスのような青い筐体ができたからこそ、側面だけを守るバンパーケースを提案できた。実はずっと(バンパーケースを)作りたかったが、カメラが出っ張っていると落とした時に影響があるので」と紹介した。

Pixel 10aのIsai Blueは各販売店などのほか、世界観を体感できる場として、下北沢 reloadで特別展示「Google Pixel|HERALBONY Isai Blue 展」を開催する。期間は2026年5月15日から7日間。

○Pixel 10aの主な仕様

OS: Android 16
CPU: Google Tensor G4
内蔵メモリ: 8GB
ストレージ: 128GB/256GB
外部ストレージ: ―
ディスプレイ: 6.3インチ(60~120Hz)
バッテリ容量: 5,100mAh。通常使用で30時間以上
メインカメラ: 48MP 広角(f/1.7)/13MP 超広角(f/2.2)
前面カメラ: 13MP 超広角(f/2.2)
防塵・防水: IP68
本体サイズ: 縦153.9×横73.0×9.0mm
重さ: 183g
カラーバリエーション: Lavender、Berry、Fog、Obsidian、Isai Blue(日本限定モデル)
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