今回のテーマは、お金持ちの「お金の使い道」です。

日本では「純金融資産保有額」が1億円以上5億円未満を富裕層、5億円以上を超富裕層と定義しています。
純金融資産とは預貯金や株式、債券などの金融資産の合計から借り入れなどの負債を差し引いたもの。

今回は富裕層、超富裕層の皆さんに、「お金の使い道」について聞いてみました。

さっそく解説します。

1.「資産運用・投資」

富裕層の皆さんにとって、お金は「使うもの」であるのと同時に「お金を増やすためのツール」でもあります。

株式や債券、外貨といったものの他に、近年では「金(ゴールド)」「不動産」などのオルタナティブ資産、または高級ワインやアンティークコイン、アート(絵画)、クラシックカーなど希少価値のあるものを投資の対象にしているお金持ちも。

金投資をしている富裕層男性は「これぞまさに“錬金術”」と言って爽やかに笑っていました。

また、高級スポーツカーの収集を趣味にしている富裕層男性は

「購入時よりも高く売却できるものを買うようにしている」

と言っていました。

大きなリターンを追うよりも「資産を減らさないこと」を優先し、手堅い運用を行っている方が多い印象です。

2.「自己研磨・教育」

自分自身の学びを追及したり、家族の教育に投資することが長期的なリターンが最も高いと考える富裕層も多いです。

ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットといった世界の富豪たちが読書家であることは有名ですよね。読書によって得られる「恵み」はたくさんあります。

まず、1つ目の恩恵は「ショートカット」。
物事を深く理解するには自分自身でトライ&エラーを繰り返す必要がありますが、本を読めばその一部を「数時間と数千円(ものによっては数百円)」で学習することができます。

また、成功者の思考プロセスをトレースすることで、自分のビジネスや生活に即座に応用できるヒントを得ることもできます。

2つ目の恩恵は「思考の筋トレ」です。

人は知っている言葉でしか思考することができません。言葉を知らなければ、自身が対峙している課題やトラブル、または感情にさえ、正しい名前を与え、正しく取り扱うことができません。

そして3つ目の恩恵は「リフレッシュメント」です。

実はこれが最も大きな「恵み」かもしれません。読書に没頭することで、仕事のプレッシャーやストレスから一時的に解放され、リフレッシュすることができます。常に冷静な判断を求められるビジネスマンにとって、心の平穏を保つことは欠かせない習慣です。

ちなみに年収が高い方ほど、「ビジネス書」「伝記」「歴史書」「哲学書」を好む傾向があるそうです。

まずは1日15分だけでも文字に触れる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
3.「健康維持」

富裕層には「健康こそが最大の資産である」という考えが根付いています。


そのため、彼らは定期的な健康診断や歯科検診など、病気になる前の予防や体調管理にお金を使います。ジム通いや朝の有酸素運動など、運動習慣が身についているお金持ちは多いです。

また、自炊・外食を問わず、質が高く栄養バランスのとれた食事には一定の金額をかけます。お金持ちは「良質なものは安くない」ということを理解しています。そして中には「家族にも良い食事を」と考え、食材選びから調理まで徹底的に取り組んでいるお父さんも。
4.「人脈・情報へのアクセス」

富裕層は、良質な情報は「人」から入ってくることを知っています。

そのため、信頼できるコミュニティを大切にし、一緒に仕事をする人々や友人をもてなすためのギフト・寄付にお金を惜しみません。これが結果的に巡り巡って自身のチャンスに繋がることを知っているからです。

我々のような凡人にとっては一見「ムダ」に見える散財も、富裕層にとっては一種の投資であったりもするようです。
5.「時間の購入」

富裕層は「時間」を最も希少なリソースとして捉えています。

そのため、家事代行やタクシーなど、時間を生み出すためのサービスに対する支出は「必要経費」と考えています。

自分自身でなくてもできることはどんどんアウトソーシングし、自由に使える「時間」を買っているのです。
そうして得た時間を資産運用・投資、自己研磨・教育、健康維持、人脈・情報へのアクセスに割いています。
創業オーナーならではのお金の使い方も

私の周囲には主に2タイプのお金持ちがいます。

1つは、親族から受け継いだ事業や不動産、株式を管理しているお金持ち。彼らは先祖から受け継いだ資産を「守る」ことを重視し、保守的で堅実な運用を好みます。受け継いだものを自分の代で終わらせるわけにはいきませんし、時流を読んだ舵取りを求められるため、そのプレッシャーは大きいだろうと想像します。

そしてもう1つは、自ら事業を立ち上げ、株式を上場させたり、その事業を拡大させることで膨大な資産を築いている「創業オーナー」層です。彼らはリスクをとることに慣れており「さらなる事業拡大や投資」に意欲的です。

国内の一等地に自社ビルを構えるとある社長は典型的な創業オーナー。「お金はまた稼げばいいから」と、いつも豪快に笑っています。
「習慣」が未来をつくる

今回は、お金持ちの「お金の使い道」について解説しました。

富裕層の皆さんは、さらにお金を稼ぐために資産運用・投資、または自己研磨・教育に一定のお金を投入しています。そして彼らは、お金を稼ぎ続けるためには「健康維持」「人脈・情報へのアクセス」こそが肝心であることを理解しています。
また、自由に使える時間を捻出するためのお金は惜しみません。

お金持ちの習慣を生活に取り入れ、「富裕層」への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

みずえちゃん みずえちゃん 1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務しながら、大阪北新地でキャバ嬢デビュー。現在は銀座のクラブに勤めるかたわら、フリーランスのライターとして活動している。 この著者の記事一覧はこちら
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