パナソニックはメンズシェーバー「ラムダッシュ」シリーズの新製品として、手のひらサイズの「ラムダッシュ パームイン プロ」を発表。新たに6枚刃システムを搭載したほか、無接点充電や全自動洗浄充電器など新機能を採用したシリーズ最上位モデルです。


プレス向けの発表会では、“ラムダッシュ”をシェーバーだけでなく、ボディトリマーやヘアカッター、将来的には非家電のスキンケア領域まで広げるブランド構想も明らかにされました。

今回の「ラムダッシュ パームイン プロ」は、2023年に発売した「ラムダッシュ パームイン」のコンセプトを受け継ぎながら、シリーズとして初めて6枚刃システムを搭載した新モデル。コンパクトな本体に、手持ちタイプの最上位モデルと同等の6枚刃システムを収めています。

ラインナップは、アルミニウム削り出しのボディを採用した「ES-P690U」と「ES-P680U」、NAGORI素材(三井化学が開発した複合樹脂)を用いた「ES-P650U」の3機種。発売は9月上旬の予定、価格はオープンです。

ES-P690Uには全自動洗浄充電器のパームインポッドが付属し、推定市場価格は89,000円前後。ES-P680U(推定75,000円前後)とES-P650U(推定54,000円前後)は、パームインポッドがオプション(推定12,000円前後)となります。

ES-P650Uは従来モデルで好評のNAGORI素材による石目調デザインを踏襲しました。3機種とも、ワイヤレス充電台とマグネット式充電ケーブルが付属します。

ラムダッシュ パームインの初代モデルは2023年に登場しましたが、国内のメンズシェーバー市場やパナソニックのシェーバー事業を牽引するヒット作となっています。

商品企画を担当したパナソニックの樺山氏は、「パナソニックのシェーバーは2025年に2022年比143%の成長を遂げ、パームインシリーズは発売以来累計70万台を販売した」と紹介。

その背景として、「持つ喜び」「ライフスタイルになじむサイズ感」「新しいユーザー層の獲得」という3点を挙げます。


出張や旅行に持って行きやすいのはもちろん、若年層のユーザーが増えたこと、女性から男性へのギフトにも多く選ばれているというのは、大きなポイントでしょう。

新モデルのラムダッシュ パームイン プロ(ES-P690U)は、そうしたコンセプトを維持しながら、シリーズ初となる6枚刃システムを採用しました。

6枚刃によって深剃り性能と肌へのやさしさを高めたほか、毎分約1万4,000ストロークで駆動するリニアモーターを搭載。さらに本体内部の設計を見直すことで、無接点充電や洗浄機との通信といった新たな機構をコンパクトな本体に詰め込みました。

「ES-P690U」と「ES-P680U」では、アルミニウムの塊から削り出したボディを採用。1台ずつ削り出して仕上げることで、工芸品のような質感と手触りを目指したといいます。

また、パームインシリーズとして初めて全自動洗浄充電器(パームインポッド)も用意しました。使用後は本体を置くだけで洗浄から充電まで自動で行うほか、カバーを備えたデザインによって生活空間になじむ外観にも配慮しています。

筆者は初代パームインをサブ機として使っていますが、新モデルはワイヤレス充電とパームインポッドに対応したことで日常の使い勝手が大きく向上しています(初代モデルはUSB Type-C充電)。

発表会でES-P690Uを体験してみたところ、初代と比べて肌へのフィット感が良くなった印象。短時間だったので剃り味の違いまでは比較できませんが、剃り残しがちなアゴ下からエラの辺りにかけても、何度か往復させることで個人的には十分な剃り具合でした。

初代モデルは5枚刃、新モデルは6枚刃にアルミの本体ということで、新モデルは少し重く、大きくなっています。
とはいえ、手に持って「重い、大きい」と感じるほどではありません。

ラムダッシュ パームイン プロは現在の電動シェーバーとしてはかなり高価ですが、性能に加えて、「良いモノを日々使う」という魅力を持った製品です。ぜひ量販店などで実際に触れてみてください。

パームインには惹かれるけど値段的にちょっと……という人は、5枚刃の新モデル「ES-P550U」(推定42,000円前後)や3枚刃の新モデル「ES-P530U」(推定34,000円前後)をチェックです。これらはワイヤレス充電とパームインポッドには対応しておらず、USB Type-C充電となります。

発売に合わせて、キャッシュバックキャンペーンも実施します。期間中に対象製品を購入して応募すると、購入機種に応じて最大16,000円のキャッシュバック(現金または電子ギフト)を受けられます。詳細はパナソニックのキャンペーンサイトを参照のこと。
○ラムダッシュを"男性美容ブランド"へ

今回の発表会では、ラムダッシュ パームイン プロと並んで、ラムダッシュブランドの今後の方向性も大きなテーマとなりました。

パナソニックのビューティ・パーソナルケア事業部長の中村正治氏は、男性美容市場について「身だしなみだけではなく、自分らしく整え、自分らしく生きるための自己表現へと広がりつつある」とします。パナソニックとしてはこうした価値観の変化を背景に、ラムダッシュを軸としたブランド展開を強化していく方針です。

これまでシェーバー専用ブランドだったラムダッシュですが、すでにボディトリマーへも展開しており、2026年内にはヘアカッターも刷新。
さらに今後は、シェービングで培った知見を生かし、化粧品やスキンケアなど非家電領域への進出も視野に入れています。

中村氏は「ラムダッシュは2002年から大切に育ててきたブランドです。シェーバーだけではなく、メンズの身だしなみ機器全体へ価値を広げていきたい」とし、ボディトリマーのユーザーにもラムダッシュブランドへの期待が高いことから、ブランドの世界観を広げていく考えを示しました。

スキンケア市場への参入については、「単なる事業領域の拡大ではなく、お客さまへの提供価値を広げ、お客さまとより長く深くつながり続けることが最大の目的」と述べます。詳細は未定としながらも、2~3年後の商品化を目指して検討を進めていることを明らかにしました。
○パナソニックビューティ表参道で特設展示

東京・表参道の「パナソニックビューティ表参道」では、ラムダッシュ パームイン プロの特設展示を実施しています。ラムダッシュ パームイン プロの世界観に合わせた展示は、金属ボディの質感や、角(かど)のないボディをイメージし、しつらえた空間です。

新モデルの全ラインナップを展示するほか、アルミ削り出しボディの質感やサイズ感を手に取って確認できます。実際に自分のヒゲを剃って試せるコーナーもあり、興味のある人や購入を考えている人にとって貴重なタッチポイントです。

林利明 1994年からフリーランスのライターとしてPCやITを中心に雑誌・書籍を執筆。編集プロダクションの経営を経て、マイナビニュース編集部へ。デジタル領域の専門メディア「+Digital」を長く担当し、PCやモバイルに加え、腕時計、家電、住宅設備などの記事を広く手がける。
2024年に新メディア「マイナビニュース・プレミアム」の立ち上げを主導、2025年1月に正式公開。2026年に再びフリーランスへ。モノやサービスの記事では、読んでくれた人が“脳内体験”できるリアル感を大切にしている。現在はデジタルガジェットからライフスタイルまで企画・編集・執筆のほか、企業のコンテンツ制作やプロモーションを支援している。 この著者の記事一覧はこちら
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