米Microsoftは7月29日(現地時間)、2026年度第4四半期(2026年4~6月期)決算を発表した。AI需要とクラウド事業の拡大を背景に売上高・利益とも市場予想を上回った。
4~6月期の売上高は前年同期比18%増の900億700万ドル、営業利益は18%増の406億300万ドルだった。純利益は31%増の357億6600万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)は4.81ドルとなった。
Anthropicへの投資に伴う32億ドルの評価益がEPSを0.33ドル押し上げた。一方、OpenAIへの投資影響などを除いた非GAAPベースの純利益は22%増の352億8600万ドル、EPSは23%増の4.74ドルだった
LSEGコンセンサスの市場予想は、売上高876億2000万ドル、調整後EPS4.24ドル。いずれの水準も上回り、発表後の時間外取引で株価は一時約3%上昇した。
以下は事業部門別の売上高である。
○More Personal Computing
Windows、デバイス、Xbox、検索広告などを含む部門の売上高は、前年同期比4%減の128億5400万ドルだった。
「Windows OEMおよびデバイス」は7%減。PC市場の需要低下に加え、前年同期にWindows 10のサポート終了を見越した需要があった反動が響いた。「Xboxコンテンツおよびサービス」は10%減、Xboxハードウェアは13%減となった。一方、トラフィック獲得コストを除く検索広告は10%増だった。
○Productivity and Business Processes
Microsoft 365、LinkedIn、Dynamicsなどを含む部門の売上高は、前年同期比14%増の378億4700万ドルだった。
Microsoft 365法人向けクラウドは14%増。前年同期の一時的な売上計上分を調整すると16%増となる。Microsoft 365 Copilotの有償シート数は3000万を超え、前四半期の2000万超から拡大した。個人向けMicrosoft 365クラウドは24%増、LinkedInは12%増、Dynamics 365は13%増だった。
○Intelligent Cloud
Azureやサーバー製品を含む部門の売上高は、前年同期比32%増の393億600万ドルだった。「Azureおよびその他クラウドサービス」は43%増となり、前四半期の40%増から加速した。Microsoft Cloud全体の売上高も27%増の593億ドルに達した。
AIインフラへの投資はさらに拡大している。4~6月期の設備投資とファイナンスリースは前年同期比70%増の410億ドル。有形固定資産の取得額は358億200万ドルと前年同期の約2.1倍となり、フリーキャッシュフローは23%減の196億3900万ドルだった。
AzureとCopilotの需要拡大が収益成長を牽引する一方、データセンターやAI半導体への先行投資を、継続的な利益とキャッシュ創出につなげられるかが引き続き焦点となる。











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