iPadは近年どんどん進化してきており、軽量化されているのに大容量且つ手軽に持ち運べるminiなども存在し、PCに引けを取らない使いやすさがでてきました。
スマホよりも画面が大きいので写真の立体感もあり、仕事だけでなくプライベートまで活躍の場を広げています。

そんなiPadも大量の写真を撮り続ければたちまち容量がいっぱいになってしまいますよね。でもせっかくの思い出の写真だから消すのはもったいないと誰しもが思うことです。
今回はそんなiPadに溜まった写真をPCに転送する方法と、逆にPCからiPadに転送する方法についてご紹介していきます。

iPadの写真を転送する前に


ではさっそくiPadの写真を転送しよう!とその前に事前に準備しておくことがありますので、まずはそちらからご紹介していきます。
準備することは下記の3つになります。
  • ライトニング-USBケーブルを準備する
  • iTunesをPCにインストールする
  • 自動同期をoffにしておく

  • ではまず初めに、ライトニング-USBケーブルの準備から始めましょう。iPhoneやiPadをお持ちの方ならほぼ誰しもが持っている充電ケーブルです。これは充電以外にもPCとiPhoneやiPadをつないでデータを共有するために必要なものとなります。
    充電だけならと先端がUSBではなく電源コネクタにケーブルが直結しているものもあるので、そういった場合はUSBタイプのものが必要です。
    もし持っていない!という方は購入しておきましょう!近くの電気屋で販売している他、コンビニなどでも売っていますので入手方法は簡単です。まずはこれがないと先に進みませんので、必ず用意しておきましょう。
    ケーブルの用意ができたら、次にiTunesのインストールする手順についてご説明していきます。

    iTunesをインストールする


    ではまず初めにiTunesのインストールする方法についてご説明していきます。お手持ちのPCがApple製品であれば基本的には購入した時からインストールされているので、今回はWindowsユーザーの方のための手順です。

    iTunesはMicrosoft Storeからインストールできるので、ご説明していきます。
    初めにホーム画面から左下のスタートをクリックします。左側にアプリの一覧が表示されますので、そこから「Microsoft Store」をクリックします。
    Microsoft Storeが開いたら右上に「検索」というタブがありますので、そちらからiTunesと検索をかけます。
    iTunesのロゴのアプリが表示されますので、そちらをクリックして「入手」をクリックします。※下の写真はすでに入手済みなので、「入手とは表示されません」
    その後、PCにiTunesがダウンロードされていきますので、完了するまで待ちましょう。ダウンロード後、セットアップのポップアップが表示されますが、OKを選択するとPCにiTunesのドライバーがインストールされて使用できるようになります。

    自動同期をoffにする


    自動同期とはiTunesがiPhoneやiPadをPC上で読み込んだ際に自動で中身を同期させる設定のことを言います。通常はPC上でiTunesから曲をインストールしたあとにiPhoneやiPadに繋げると、繋げた側にそのインストールした曲などが追加されたりします。
    しかし、場合によってはiPadなどのデータが一部消えてしまう可能性があるため、先にiTunes側で設定をoffにしておくと安全なのです。
    ではその自動同期の設定についてご紹介しましょう。まず初めに先ほどインストールしたiTunesを開きます。
    開いたら左上に「編集」というタブがあるのでそちらをクリックし、「環境設定」というタブをクリックします。

    環境設定をクリックしたら「デバイス」のタブをクリックします。
    「iPod、iPhone、および iPad を自動的に同期しない」にチェックを入れ「OK」をクリックします。
    この手順をした後であればiPadなどを接続してもデータが消えることはありませんので、ここまでの設定を事前にしておきましょう。では準備が整ったところで、さっそくiPadからPCに写真を転送する方法についてご説明していきます。

    iPadの写真をパソコンに転送する方法《iTunes》


    ではここから実際にiTunesを使用してiPadの写真をPCに転送する方法についてご紹介していきます。
    まず初めにお手持ちのPCとiPadをライトニング-USBケーブルで接続します。iPad側にて「このコンピューターを信頼しますか?」と表示されますので「信頼」をタップします。
    パスコードを要求される場合がありますので、パスコードを設定している方は入力しましょう。
    iPad側にて上記の手順を終えたらPCにてiTunesを開きます。iTunesの画面が表示されると接続しているiPadを読み込み始めます。読み込みが終了したら左側のタブバーに「iPad」と表示されますので、表示されれば接続完了です。接続が完了したら左上にあるスマホのようなタブバーをクリックします。
    画面右下に、「同期」というタブがありますので、これをクリックします。

    あとはiPadとiTunesの同期が完了すればiTunes側に写真のデータが同期されます。

    パソコン内の写真をiPadに転送する方法《iTunes》


    では次にPC上にある写真をiPadにiTunesを使用して転送する方法についてご紹介していきます。
    PC上にてiPadに転送する写真をフォルダに移しておきます。
    転送したい写真をフォルダに移動したらiTunesを起動させます。起動されたら左上のタブバーにスマホのようなタブ(デバイスメニュー)がありますのでそちらをクリックします。そうすると左側にメニューが表示されますので、「写真」のタブをクリックします。
    「写真を同期」にチェックを入れて、写真のコピー元の横のプルダウンから「フォルダを選択」を選びクリックします。
    エクスプローラーの画面が表示されますので、先ほど写真を入れたフォルダを選択します。そうすると下側に「フォルダの選択」というタブが表示されますので、そちらをクリックします。
    フォルダの選択をクリックすると転送用のフォルダが選択されて、iTunesのデバイスメニュー画面に戻ります。画面右下に「適用(写真の転送)」のタブをクリックするとiPadに写真が転送され始めます。
    これがiTunesを使用して写真を転送する方法です。次はiTunesを使用しない方法についておすすめのソフトをご紹介します。

    iPadの写真転送に便利なおすすめソフト3選


    iTunes以外にもiPadからPCに写真を転送する方法があり、ソフトを使用すれば手軽に写真が送れます。iTunesとの同期ではiTunesとiPadのデータ内容が全く一緒になるメリットがありますが、場合によっては大事な写真なども消えてしまう可能性があります。しかしソフトを使用すれば、データが消えることも少なくできます。
    ではここからはおすすめのソフトを3つほどご紹介していきます。すべてiPadとPCを接続しておく必要がありますので、必ず接続しておきましょう。

    AnyTrans for iOS


    こちらのソフトは操作が非常に簡単で写真を選択して転送、といった2段階の手順だけで写真の転送ができます。また、1分間で200枚前後の枚数を転送できるのも大きなメリットです。
    このソフトの使い方ですが、初めにiPadとPCを接続したらAnyTrans for iOSを起動します。起動した後、iPadを読み込んでいれば写真のようにiPadが接続された状態になっています。
    この状態から左側の「デバイス管理」をクリックして右側の「写真」のタブをクリックします。
    iPad内の写真データが一覧で表示されますので、PCに転送したい写真をチェックしていき、チェックが完了したら右上に下の矢印があるアイコンがありますので、そちらをクリックします。
    「写真の出力形式を変更しますか?」というポップアップが表示されます。特に何もなければ「いいえ」を選択します。
    「おめでとう!転送完了です」と表示されますので、下の「転送項目を確認」をクリックします。

    するとエクスプローラーが起動します。先ほどの写真はドキュメント内のフォルダに転送されていますので、最後に確認しておきましょう。
    Any Trans for iOS

    CopyTrans Photo


    次にご紹介したいのがこのCopyTrans Photo。AnyTrans for iOSと同じでiPadからPCへ写真を転送するソフトとして非常に使いやすく、もちろんPCからiPadへ写真を移動することも可能なソフトです。
    このソフトの使い方ですが、初めにソフトのインストールを行います。インストールが完了したらCopyTrans Photoを起動します。
    起動したら下の画面のようになり、中央左側がiPad内の写真データになので移動したい写真を選択していきます。選択が完了したらすぐ右のスペースにドラッグしていきます。
    これでPCへ移動する写真が確定になったので、最後に左上の「変更を適用」を押せば終了です。
    このソフトなら選択してドラッグするだけで移動できるという簡単な操作ですばやく写真の転送ができます。CopyTrans Photo

    Syncios iPad


    最後にご紹介するのがこのSyncios iPadというソフトです。iOSに適したソフトとして無料で使えて操作も簡単です。では使い方をみていきましょう。
    初めにソフトをインストールしてSyncios iPadを起動します。
    iPadを接続していればiPad内の写真データが一覧で表示されますので、移動したい写真を選択します。
    選択したら上部に「エクスポート」というタブがありますのでそちらをクリックします。写真をエクスポートする際にどこに保存するかのポップアップが表示されますので、右側の「参照」を押して、保存先を選択します。
    これで最後にポップアップの「エクスポート」をクリックすれば保存先に先ほど選択した写真が保存されています。これだけの操作でできてしまうので非常に優秀ですね。
    Syncios iPad

    iPadの写真はiTunesやソフトで簡単に転送が可能

    iPadの写真をパソコンに転送する方法|PCからiPadに移す手順も解説!


    いかがでしたでしょうか?基本はiTunesで写真を相互に転送が可能なので、とっても簡単に写真の共有ができます。
    同期という設定はデバイスとiTunesを同じデータ内容にするので、必ず事前準備でお伝えした自動同期はoffにしておきましょう。
    もしそれでもデータが消えてしまうから怖いという方には上記でおすすめしたソフトを有効活用してみてくださいね。

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