Googleアカウントは、Androidのスマホを使う際に欠かせないものです。

しかし、まれにGoogleアカウントがロックされてしまうこともあるようです。


ロックになると鍵をかけられた状態になってしまうので、アプリのインストールやメールの送受信など、基本的な操作ができなくなってしまいます。

そこで今回は、AndroidでGoogleアカウントがロックされている状態を解除する方法を状況別に解説していきます。



【Android】Google アカウントがロックされた!原因は?



まずは、Googleアカウントにロックをかけられてしまう原因から探っていきましょう!

Google アカウントがロックされるのはどんな状態のとき?



原因としてまず挙げられるのは、怪しい動作が確認されたときです。

いつもの使用状況にとは違った動きが見られる時に、自動的にロックされることがあります。

例えば、Gmailでメッセージが大量に送信された時などです。

Gmailから莫大な数のメールを送ることで、スパムとして認定される可能性が高くなります。

これにより、アカウント自体も一時的にストップさせられてしまうという流れです。

また、いろいろな場所から一度に自分のアカウントにアクセスがあった場合にも止められる可能性があります。

Google側は、さまざまな要因を考慮しつつ制限をかけているようですが、基本的にはいつもと違う動作を行った際になるケースが多いということを覚えておいてください!

ロックすればスマホの紛失・盗難時にも安心



端末を厳重にパスワードロックなどをしていれば問題ないですが、そうでない場合は自分の情報がむき出しの状態になります。

当然、登録してある個人情報がすべて抜き出されるはずです。

このような時に遠隔でロックすることで、拾った方や悪用者に不正利用されるリスクが下がります。

なにもしないよりは良いですよね。

このように役立つ場合もあるので、覚えておいてください。

中古スマホを購入したときは解除が必要



次に紹介する原因は、中古の端末を購入した時です。

この場合も今まで使ったことが無い端末での使用がイレギュラーな利用だと判定されて、ロックされてしまう可能性があります。


中古スマホを購入する際は、この動作を覚えておくだけで効率を上げることも可能です。

以上のようなタイミングでロック解除の機能を使用することになります。

あくまでも他者からの悪用を防ぐための機能なので、エラーではありません。


【Android】Google アカウントをロックする方法は?



原因を理解できたら、実際にこの機能を使ってみましょう。

Androidで使用しているGoogleアカウントをロック(他者から使えなく)する手順を解説します。

必要になったときにいつでも操作できるようにしておくことをおすすめします。

正しいタイミングで使えると、セキュリティ的にも安心して端末を使用できるでしょう。

スマホのGoogleアカウントをログアウトしよう



まずGoogleアカウントからログアウトしましょう。PCでGoogleにアクセスし、「Googleアカウントを管理」から設定メニューを表示します。


次のメニューから「セキュリティ」をクリックしてください。


スクロールすると、「お使いのデバイス」という箇所に「デバイスを管理」という項目がありますのでクリックします。


使えない状態にしたいデバイスを選び、「ログアウト」をクリックすることで完了です!


このように一括して管理できるので、PCで操作することをおすすめします。

もちろんスマホでもできますが、盗難に遭った場合はできませんよね。

臨機応変に使えるようにしましょう!

スマホ内のデータを暗号化しよう



また、スマホを暗号化させておくこともできます。この場合はAndroidの端末で事前に行っておくことが大切です。
「設定」のメニューから「セキュリティ」をタップしてください。


次に下までスクロールさせ、「詳細設定」をタップし「暗号化と認証情報」を選択してください。


そして「スマートフォンの暗号化」をタップすることで暗号化可能です。ただし「暗号化されています」と表示があるときは既に設定済みですので、何もしなくて良いでしょう。


スマホを販売・譲渡・破棄するときに行うと安全



上記のような方法でスマホをロック(使えない状態に)することができます。

これは端末を他者に販売したり、譲渡したりするシチュエーションで行っておくべきことです。

普段は頻繁に使用する機能ではありませんが、いざというときに使えるようにしておくことを強くおすすめします!


【Android】Google アカウントのロックを解除する方法は?



ここからは、Googleアカウントにかけられたロックを解除する方法について解説していきます!

機器を中古で購入した方で、以前の持ち主が適切な初期化を行わなかった場合になる症状です。

そんな場合でも、決して故障ではないので、正しい対処を行うようにしてください。特に致命的な問題がなければ、以下の3つの方法で解除することが可能です。

それではチェックしていきましょう。

Google アカウントにパスワードを入力する



Android上でアカウントが一時的に停止されている表示が出たときは、パスワードを入力し直すことで解除できます。

ただし、以前にその機器でログインして使っていたもの限定です。

今自分が使っているパスワードではないので、入力する際は注意してください。

不正利用防止の目的で、ログアウトせずに初期化を行ってしまった場合に他のアカウントのログインが制限されるという仕組みになっているので、自分のものを追加するだけでは端末が使えません。

そのため、停止されている画面が表示された場合には、必ず以前のアカウントで入力した有効なパスワードを用意する必要があるというわけです。


スマホの所有者・販売者にアカウントを聞く



スマホを知り合いなどから貰った場合は、すぐにパスワードを尋ねることができますが、見知らぬ方から購入したものについては、なかなか確認ができない場合もあります。

しかし、以前の所有者・販売者のアカウント情報が必須となるので、購入前にしっかり設定が完了しているかを把握しておくことが大切です。

受け取った端末について、同封の書類などに記載されている可能性もあるので、パッケージなどのチェックもしておいてください。

ファクトリーリセットをする【find my deviceがオフの場合】



また、ファクトリーリセットを行うことでロックが解除される場合もあるので試してみてください。

ただし、端末を探すなどの保護機能が有効化されていないものに限ります。

電源ボタンと、ボリュームのボタンを同時に長押しすることで実施できます。

これで解除できない際は別の手段を講じる必要があるでしょう。


【Android】Google アカウントのロックを解除・削除する方法《ロールバック》



ここからは、別の解除方法について説明していきます。

「ロールバック」の観点から操作を進めていきましょう。

ロールバックという少し難解な語句が登場しましたが、「前の状態に戻す」といったイメージでとらえておいてください。

Google Play開発者サービスのアップデータをロールバックして削除しよう



「Google Play開発者サービス」のデータを消すことで正常な状態に戻すことができるかもしれません。

ただし、端末によってはできない場合もあるので注意してください。

このやり方については、追って説明します。

「端末管理アプリ」を無効にしよう



また、端末の管理アプリについても無効化してみましょう。上で紹介した「アプリと通知」画面から今度は「特別なアプリアクセス」を選んでください。


次に「デバイス管理アプリ」を選択し、一覧に表示されたスイッチをそれぞれタップして無効化してください。



Google Play開発者サービスのロールバックをする方法



では、Google Play開発者サービスをロールバックしてみましょう。

設定から「アプリと通知」をタップします。一覧から「Google Play開発者サービス」を探してください。見つかったらタップして右上の3点アイコンを押します。

そして「アップデートのアンインストール」を行います。


開発者サービスを初期化したからといって、スマホの使用で問題が発生することはそれほどないので安心してください。

OSによってはプリインストールのため、アンインストールができない仕様になっています。


【Android】Google アカウントのロックを解除・削除する方法《ソフト》



ここからは、Googleアカウントをソフトを活用してロック解除の方法を説明していきます。

ソフトとは、外部で提供しているツールのことです。

WindowsやMacといったPC端末にダウンロードして使います。

こちらでは2つのソフトをピックアップしておきます。

外部ツールとなっているので、自己責任で操作を行ってくださいね。

Tenorshare 4ukey for Androidを使って解除



1つ目に紹介するのは、「Tenorshare 4ukey」です。

PCにインストールすることで使用できる解除ツールソフトで、3ステップで簡単に操作できるということで定評を得ています。

Tenorshare 4ukey

公式サイトにアクセスし、「無料ダウンロード」からPCに追加可能です。
PCと端末をケーブルで接続してこのソフトを起動することで利用可能で、難しい操作は要りません。


EelPhone FRP Removalを使って解除



次にピックアップするのは、「EelPhone FRP Removal」です。

以下のリンクにアクセスし、「無料体験」からソフトを追加することができます。

EelPhone FRP Removal

こちらも端末とPCをケーブルで接続し、ソフトを起動します。

「FRPを解除」を選択肢、「解除開始」から利用可能です。

接続する際は、PCに複数の端末を接続しないようにしてください。


【Android】Google アカウントのロックを解除・削除する方法《Google検証をバイパス》



ここからは、また違った解除のやり方を説明していきます。

こちらでは「Google検証」をバイパスする操作に注目しながら操作を進めていきましょう。

この操作によって、端末の保護機能の発動を回避することができるかもしれませんが、端末の仕様などによってはできないものもあるので注意してくださいね。

それでは以下の手順で進めていきましょう。

Galaxy関連の端末には有効な手順とされています。

スマホを工場出荷状態にリセット・再起動しよう



まずは端末をリセットしましょう。

電源ボタンとボリュームボタンを同時に長押ししてリセットしてみてください。

あとは再起動で電源が入るまで待ちましょう。

Google アカウントの認証情報にてキーボードから入力



電源が入ったら使用言語やWi-Fiなど画面に従って入力し、初期設定を終わらせてください。ホーム画面が表示されたら「設定」から「デバイス情報」を開き、「ビルド番号」を探してください。


見つかりましたらその部分を連打します。カウントダウンがあるので、0回までタップすると「開発者向けオプション」が表示されます。


「OEMロック解除」を有効にする



次に「開発者向けオプション」をタップしてメニューを表示させましょう。

こちらに表示される設定は少し難しい内容が多いので、誤操作のないようにしてください。

一覧から「OEMロック解除」をタップして有効化しましょう。ただし、こちらはキャリアからの制御を受けている端末では有効化できないので注意してください。


スマホを再起動・新しいGoogle アカウントを追加する



ここまで設定が完了したら、後は設定を反映させるために再起動しましょう。

再起動については電源ボタンを長押しする通常通りのやり方で問題ありません。

再起動後にGoogleアカウント(新しいもの)を追加するように促す表示が出てきたら、自分のアカウントを入力してください。これで自分の設定したアカウントでスマホを使用できるようになります。

自力でアカウントを追加するには、「設定」から「アカウント」を選択し、「アカウントを追加」から好きなものを登録できるようになっているので必要に応じて操作しましょう。


少しややこしい作業になるかもしれませんが、SIMロックが解除されている端末を第三者から譲り受けたり購入したりした場合の奥の手として試してみてください!


【Android】Google アカウントのロック解除でスマホをリセットする方法



ここからは最後になりますが、ロックを解除しスマホもリセットする方法をまとめておきます。

これから他人に譲渡する場合に行っておきたい項目です。

設定から端末をリセットしよう



基本的なリセット方法は、設定から初期化を行うということです。

設定の「アカウント」からGoogleアカウントを選択し、「アカウントを削除」をタップします。


アカウント削除とありますが、その端末から存在が消されるだけなので根本的なデータはそのまま残ります。

端末に残っているアカウントを消せたら、いよいよ初期化(リセット)です。「システム」をタップして「リセットオプション」を選択しましょう。


メニューが表示されるので、「すべてのデータを消去」を選択することで初期化がスタートします。あとはリセットが完了するまで待機してください。


リセットが終わったら、端末のデータが出荷時の状態になっているかを確認して完了です。

こちらは最も無難な初期化方法です。

譲渡のタイミングでなくても不具合やエラーが発生したときにも有効な対処法なので、ぜひ覚えておいてください!

ファクトリーリセット・デバイスマネージャーを使うとロックされるかも



上で説明しましたように「設定」から初期化を行う方法の以外に、ファクトリーリセットや、デバイスマネージャーを使った初期化があります。

ファクトリーリセットは、先ほどの説明でもあったように、物理ボタンを使って強制的に初期化するやり方です。

また、デバイスマネージャーはPCなどのブラウザから「デバイスを管理」を選択してリセットを行います。

この2種類の初期化については、どちらも不正利用者の強制リセットの可能性が否定できないので、ロックされる可能性があります。

これに気づかずにロックされたままの状態で他人に譲渡すると、アカウントデータの補足説明など手間がかかってしまうので注意してください。

特に理由がない限り、リセットは「設定」から操作して行うことがおすすめです!

万が一ロックされたときは、Androidの譲渡前に解除しておいてくださいね。


AndroidのGoogleアカウントロックに気を付けよう!



今回はAndroidのスマホ端末をリセットしたときに起こりがちな「アカウントロック」の解除について解説してきました。

購入した機器でロックされた場合は、こちらの記事でピックアップした複数の対処法を試して、使える状態にしましょう。

渡す側の場合は正しい操作を行って、クリーンな状態にしてから譲渡・販売したいものです。
アカウントの消去とデータのリセットをしっかり「設定」から行ってくださいね。
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