保存できないときの対処法もあわせて紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
【Google フォト】写真・動画を保存したい!《基礎知識》
Google フォトの保存方法を紹介する前に、Google フォトの基礎知識として、以下の内容を紹介します。
- Googleフォトとは?
- さまざまな写真・動画のデータ形式に対応している
- 携帯・PC以外のエクスポート先も選択できる
- データの形式はどれを選ぶべき?
- YouTubeの動画はどの形式になるの?
まずは、基本的なことから、しっかりと理解しておきましょう。
Google フォトとは?
Google フォトは、携帯やパソコンに入れている写真・動画をクラウド上に保存できるサービスです。
AndroidからiPhoneに写真を移動するときに使用したり、新しい携帯に変えるときのバックアップとしても活用できます。
Googleアカウントがあれば、誰でも利用することができますよ。
さまざまな写真・動画のデータ形式に対応している
Google フォトで、対応している写真と動画の形式は、以下のとおりです。
【対応している写真のデータ形式】
.jpg、.webp、.gif、.crw、.cr2、.nef、.dng、.orf、.raf、.arw、.pef、.srw、.rw2、.bmp、.ico、.tiff
【対応している動画のデータ形式】
.mpg、.mod、.mmv、.tod、.wmv、.asf、.avi、.divx、.mov、.m4v、.3gp、.3g2、.mp4、.m2t、.m2ts、.mts、.mkv
このように対応していファイル形式が幅広いので、ほとんどの写真・動画を保存できます。
携帯・PC以外のエクスポート先も選択できる
携帯・PC以外でも、以下のようなエクスポート先を選択できます。
- Google ドライブ(Googleが提供するオンラインストレージ)
- Dropbox(Dropboxが提供するオンラインストレージ)
- Microsoft OneDrive(マイクロソフトが提供するオンラインストレージ)
- Box(Boxが提供するオンラインストレージ)
これらのオンラインストレージサービスと、データのやりとりも可能です。
データの形式はどれを選ぶべき?
写真のデータ形式は、JPG、PNG、GIFの3つの形式を主に使われます。それぞれ特徴は、以下のとおりです。
- JPG:圧縮倍率が指定できるデータ形式
- PNG:背景透過ができるデータ形式
- GIF:アニメーションが表示できるデータ形式
動画のデータ形式は、AVI、MOV、FLV、mp4の4つの形式を主に使われます。それぞれ特徴は、以下のとおりです。
- AVI:マイクロソフトが開発したWindows標準の動画データ形式
- MOV:アップルが開発したMacの標準の動画データ形式
- FLV:アドビシステムズが開発した動画データ形式
- MP4:広く普及している動画ファイル形式
YouTubeの動画はどの形式になるの?
YouTubeから写真・動画を保存するときデータ形式は、使用ソフトによって変わってきます。
好きなデータ形式に変換して保存できるものが多いので、携帯で開くときのアプリが対応している形式を選ぶのが良いでしょう。
YouTubeの動画を画質を落とさずに保存をしたい場合は、「AVI」、「MP4」、「MPEG」のデータ形式がおすすめです。
音声を保存するときは、「MP3」「AAC」「PCM」のデータ形式がおすすめです。
【Google フォト】写真・動画を選択して保存する方法
ここでは、写真・動画を選択して保存する方法を紹介します。
【スマホ】Google フォトアプリから保存する
Google フォトアプリから、写真・動画を保存する方法は、以下のとおりです(Androidも手順は同じです)。

【PC】 photos.google.comから保存する
ブラウザのGoogle フォトから、写真・動画保存する方法は、以下のとおりです。

【Google フォト】全ての写真・動画を保存する方法
ここでは、全ての写真・動画を保存する方法を紹介します。
【スマホ】複数の写真・動画を選択して保存をする
Google フォトアプリから、写真・動画を一括保存する方法を、iPhoneとAndroidに分けて説明します。
iPhoneの場合

Androidの場合

【PC】Google アカウントから一括ダウンロードする
Google アカウントから、Google フォトの写真・動画を一括保存する方法は、以下のとおりです。

・配信方法(ダウンロードリンクやクラウドドライブサービスなど、共有方法選べます)
・エクスポートタイプ(1回のみや1 年間2か月ごとなど、頻度を選べます)
・ファイル形式(zipもしくはtgz形式が選べます)
・アーカイブのサイズ(1GB~50GBの中から選べます)
【Google フォト】写真・動画を保存する方法《アーカイブ》
ここでは、アーカイブに写真・動画を保存する方法を紹介します。
Google ドライブに追加する場合
Google フォトの写真・動画を、Google ドライブに追加する場合は、Google アカウントから「データとカスタマイズ」→「データをダウンロード」の順に選択していき、配信方法を「Google ドライブに追加」に設定してください。

Dropboxに追加する場合
Google フォトの写真・動画を、Dropboxに追加する場合は、Google アカウントから「データとカスタマイズ」→「データをダウンロード」の順に選択していき、配信方法を「Dropboxに追加」に設定してください。

Microsoft OneDriveに追加する場合
Google フォトの写真・動画を、Microsoft OneDriveに追加する場合は、Google アカウントから「データとカスタマイズ」→「データをダウンロード」の順に選択していき、配信方法を「OneDriveに追加」に設定してください。

Boxに追加する場合
Google フォトの写真・動画を、Boxに追加する場合は、Google アカウントから「データとカスタマイズ」→「データをダウンロード」の順に選択していき、配信方法を「Boxに追加」に設定してください。

ダウンロードのリンクをメールで送信する場合
Google フォトの写真・動画を、メール(ダウンロードのリンク)で送信する場合は、Google アカウントから「データとカスタマイズ」→「データをダウンロード」の順に選択していき、配信方法を「ダウンロード リンクをメールで送信」に設定してください。

【Google フォト】写真・動画を保存する方法《困ったときは》
Google フォトから写真・動画を保存するときに、トラブルが発生してしまうことがあります。
ここでは、保存作業中に困ったときの対処法を紹介します。
ダウンロードにパスワードを求められたら
Googleでは、安全を守るために、定期的にパスワードが求められるシステムになっています。
アーカイブを作成するときや、写真・動画をダウンロードするときにパスワードが表示されることがあるので、そのときは、正しいパスワードを入力をログインしましょう。
もし、パスワードを忘れてしまった場合は、引用:Googleアカウントのログインページを開き、メールアドレスを入力した後に、「パスワードをお忘れの場合」をタップしてください。
あとは、画面の指示に従って手順を進めると、パスワードを取得できます。
アーカイブの期限が切れた
アーカイブは、「7日程度」で期限切れとなり、自動的にアーカイブから削除されるシステムになっています(データが削除されるわけではありません)。
一時的に保管する場所として使用するので、アーカイブには、長く保存できないことを覚えていきましょう。
アーカイブのファイルが複数に分かれている
アーカイブに保存できるデータ容量は、「50GB」までです。
もし、50GBを超えるデータを保存した場合は、別のファイルに分割されるシステムとなっています。
高画質な動画をアーカイブにたくさん保存したときに、上限に達しやすくなるので、気をつけましょう。
アーカイブに変更内容が含まれていない・正しく機能しない
ダウンロードをしている間に、写真や動画を編集した場合、その変更内容は反映されないことがあります。
反映に時間がかかっているだけかもしれないので、しばらく待ちましょう。
もし、時間が経っても反映されない場合は、「自動同期」がONになっているかを確認してください。
自動同期の設定を確認する方法は、以下のとおりです。

【Google フォト】写真・動画の保存ができないときは
Google フォトから写真・動画の保存ができないときは、どうすればいいのか。ここでは、保存ができないときの対処法を紹介します。
保存先の空き容量が充分か確認しよう
保存先の携帯・PCのストレージ容量が足りてない可能性があります。それぞれの確認方法を紹介します。
iPhoneの場合

空き容量が少ない場合は、「iPhoneストレージ」の画面から使っていないアプリを整理しましょう。
Androidの場合

空き容量が少ない場合は、「設定」→「アプリ」→「アプリ」の順にタップしていき、アプリの一覧が表示されるので、その中から使っていないアプリを整理しましょう。
PC(Mac)の場合

空き容量が少ない場合は、Finderからアプリ・ダウンロードファイルの整理をしましょう。
通信環境を見直そう
通信環境が悪いと、途中で保存処理が止まってしまうことがあります。
ダウンロードをするときは、以下のような通信環境を避けるようにしてください。
- 電波から離れている場所
- 車や電車の中
- テレビやパソコンなど電波障害の原因となる機器が近くに多い
- 人が集中している場所
本体のOSのアップデート
OSのバージョンが古いと、最新のGoogleフォトのバージョンの互換性が悪く、うまく保存処理ができないことがあります。
まずは、OSのバージョンを最新のバージョンにアップデートしましょう。iPhoneとAndroidに分けて説明します。
iPhoneの場合

ちなみに、最新のバージョンを手動でするのが「面倒くさい」と感じる場合は、自動アップデートの設定がおすすめです。
「ソフトウェア・アップデート」の画面から、「自動アップデート」をタップして、「iOSアップデートをダウンロード」と「iOSアップデートをインストール」の2つの項目をONにすると、自動アップデートに切り替わります。
Androidの場合

Android端末によって、項目の表示名や操作手順が異なる場合あります。
起動中のアプリを終了して
起動中のアプリが多いと、メモリを大量に消費してしまい、動作が重くなってしまうことがあります。
使用していないアプリは、なるべく終了しましょう。起動中のアプリを終了する方法は、以下のとおりです(Androidの場合も説明しています)。

Googleのサービスで障害が発生している可能性も!
Googleのサービスで障害が発生している場合は、こちらで対処することができないので、復旧するまでしばらく待ちましょう。
ちなみに、Googleサービスの障害情報は、下記のG Suite ステータス ダッシュボードから確認できます。
Google Workspace ステータス ダッシュボード
Googleフォトから写真・動画を保存してみよう!
Googleフォトから写真・動画を保存する方法には、個別に行う方法と一括で行う方法の2種類があります。
Androidの場合は、一度Googleドライブに保存してからではないと保存できないので、覚えておいてくださいね。
保存する前に、ストレージ容量と通信環境も確認しましょう。
Googleフォトから写真・動画を保存する方法についてもう一度確認したいときは、ぜひ本記事を役立ててくださいね!