全世界に20億人のアクティブユーザーがおり、網羅している国は100か国以上、言語は80を超え、毎日世界中で10億時間も視聴されていると言われています。
日本にも6,500万人の利用者がいると言われ、とても人気があります。
誰でも気軽に動画を投稿できますが、個人情報が見えたまま投稿してしまい後で気づいて削除したいと思うことがあるかもしれません。
どうすればアップロードした動画を削除できるのか、この記事で詳しく解説します。
【YouTube】アップロード動画を削除できない!まずは基本をおさらい
YouTubeは、Googleアカウントを持っていれば誰でも動画を投稿できます。
投稿する動画は視聴できる人を限定できるため、特定の友だちや家族だけが視聴できる設定にしてプライベートな動画を楽しむことができます。
あるいは誰にも見られないような設定にして自分だけの動画を投稿することも可能です。
世界中の人に見てもらいたいなら、誰でも見られる設定にすればキーワードやタイトルを検索にかければ動画を見つけて視聴できます。
ただ誰でも見られる設定にして動画を投稿することにはリスクがあります。
動画に写し出されている風景や町並みから投稿者の自宅が特定され、ストーカーなどの迷惑行為の被害になる場合があります。
動画を投稿した後に個人情報が写っていることに気づき、動画を削除したいと思ったらどうすればいいでしょうか。
iOSで動画を削除する方法
アップロードした動画は簡単に消去できます。
これから、3つの異なるデバイスでどのようにアップされた動画を消去できるかを説明していきます。
最初に紹介するのは、iPhoneやiPadなどのiOS搭載のデバイスで行う方法です。
ホーム画面にある「YouTube」アプリを開きましょう。

「YouTube」アプリが開いたら、画面右下に表示されている「ライブラリ」タブをタップします。

「ライブラリ」画面が立ち上がるので、表示されている項目の中から「自分の動画」を選びタップしましょう。

自分がこれまでYouTubeにアップしたすべての動画が一覧になって表示されるので、消去したい動画を選び右隅に表示されている「︙」をタップします。

メニューが表示されるので「削除」を選びタップしましょう。これで選択した動画は消去され、誰も閲覧できなくなります。

Androidで動画を削除する方法
次に取り上げるのは、Androidスマホでアップした動画を消去する操作方法です。
ホーム画面またはアプリの一覧にある「YouTube」アプリを開きましょう。

「YouTube」アプリが開いたら、画面右下に表示されている「ライブラリ」タブをタップします。

「ライブラリ」画面が立ち上がるので、表示されている項目の中から「自分の動画」を選びタップしましょう。

自分がこれまでYouTubeにアップしたすべての動画が一覧になって表示されるので、消去したい動画を選び右隅に表示されている「︙」をタップします。

プルダウンメニューが表示されるので「削除」を選びタップしましょう。これで選択した動画は消去され、誰も閲覧できなくなります。

PCで動画を削除する方法
次に取り上げるのはブラウザ版YouTubeでアップした動画を除去する操作手順です。
Google Chromeを立ち上げましょう。
「YouTube」を選びクリックしましょう。
画面左に表示されているメニューの中にある「自分の動画」を選びクリックしましょう。
YouTube Studioが立ち上がります。これまでYouTubeにアップした動画がすべて表示されるので、除去したい動画の右隅にマウスのカーソルを近づけましょう。
メニューが現れ5つのアイコンが表示されます。右側に「︙」で表示されたアイコンがあるのでクリックしましょう。
プルダウンメニューが表示されるので「完全に削除」を選びクリックしましょう。これで動画は削除され検索をしてもヒットしなくなります。
【YouTube】アップロードした動画を削除できない原因は?
アップした動画を消し去る方法はこれで分かりましたが、紹介した方法で動画を消そうとしてもできない場合どんな要因が関係しているのでしょうか。
2つの考えられる原因を紹介します。
自分がアップロードした動画でないと削除できない
基本的なことですが、動画を消去できる権限を持っているのは動画の投稿者とYouTubeの運営者です。
もしアップされた動画を誰もが削除できてしまえば大変なことになります。
誰かが投稿した動画の中に自分の自宅や通っていた学校の卒業アルバムやクラブ活動での写真など、明らかにプライバシー違反に相当するコンテンツ見つけたとしても勝手に動画を消去することはできません。
その場合は、動画を消去する権限を持つYouTubeの運営サイドに報告して動画の削除を依頼する必要があります。
Googleアカウントを忘れてしまっている
もう1つの考えられる原因は、消去したい動画をアップした時にログインしたGoogleアカウントを忘れてしまったことです。
Googleアカウントは1つ以上作ることができ、ビジネスやプライベートなど色々な理由で使い分けているユーザーはたくさんいます。
ここで重要なのは、2つの異なるGoogleアカウントでYouTubeにログインすると、2つの異なるYouTubeに行き着くということです。
そのため、動画をアップした時にログインしたGoogleアカウントでなければ動画に手を出すことはできないということです。
【YouTube】アップロードした動画を削除できないときの対処法
ここまで動画を消去できない考えられる2つの原因を紹介しましたが、原因が判明したら次に知りたいのは対処法です。
アップした動画の消去が先延ばしになればなるほど、より広範囲に動画が視聴され自分の個人情報が漏れることになります。
迷惑行為の被害に遭う前にできるだけ早く問題の動画を削除するためにも、2つの対処法を紹介します。
自分のすべてのGoogle アカウントでログインする
最初の対処法は、自分の持っているすべてのGoogleアカウントでYouTubeにログインし、問題の動画を見つけて削除することです。
もしかしたら、これまで作成した複数のGoogleアカウントすべてを覚えていないかもしれません。
もしそうであればYouTubeヘルプにアクセスし、忘れたGoogleアカウントを探し当てましょう。
また、これを機会にGoogleアカウントの整理をして二度と同じ問題に振り回されないように対策をしましょう。
Google アカウント内でチャンネルを切り替える
2つ目の対処法は、アカウント内でチャンネルを変えて問題の動画の居所を突き止めることです。
多くの人は2つ以上のチャンネルを持っています。
他のユーザーの動画にコメントを出す際に、自分のチャンネル名が出てしまうのを防ぐために別チャンネルを作成します。
Googleアカウントの場合と同様に、YouTubeチャンネル Bで投稿した動画の編集と削除が行えるのはYouTubeチャンネル Bからだけです。
【YouTube】アップロードした動画を削除できない!強制的に削除するには?
アップした動画が消去できない原因とその対処法をここまで説明してきました。
Googleアカウントを思い出させないために動画にアクセスできないというケースは最も厄介です。
ただ、方法がないわけではありません。どんな方法なのかこれから紹介します。
削除したい動画を報告(通報)する
アップした動画をGoogleアカウントという「鍵」なしで削除する方法は、自分の投稿した動画をYouTube運営サイドに通報することです。
YouTubeの「報告」機能は本来違法な動画を通報するために利用するものですが、「報告」機能を使って自分の動画を「通報」し、YouTube側に削除してもらうという「奥の手」を使うことができます。
自分自身のチャンネルやアカウントに傷を付けるため注意が必要
YouTubeの「報告」機能は、Googleアカウントを忘れてアップした動画を削除できないときに使える「奥の手」ですが、「禁じ手」でもあることを忘れないようにしましょう。
YouTubeに自分の動画を「報告」して削除してもらうと、YouTubeサイドはそれ以後、投稿先のYouTubeチャンネルやGoogleアカウントにいわば「イエローカード」を貼り付けます。
特にYouTubeで収入を得たいと考えているユーザーにとっては大きな痛手になります。
実行する前によく考えるようにしましょう。
動画を後で削除できるようにGoogleカウントとチャンネル名を覚えておこう!
個人情報が漏れてしまうと大きな被害が出ます。
何気なく投稿した動画が原因で、自宅を特定されストーカー行為や他の迷惑行為の被害に遭ったユーザーはたくさんいます。
よくチェックしたつもりでも、後になって気づき動画を削除したいと思うことはたくさんあります。
YouTubeでアップした動画は簡単に削除できますが、Googleアカウントとチャンネル名をしっかり覚えていないと削除は行えません。
動画を投稿する前にしっかりメモに取りなくさないように保管しましょう。