「Google Chrome」でネットサーフィンすると、閲覧したWebサイトの履歴が残ります。閲覧履歴は自分で削除することが可能ですが、時間がかかって終わらなかったり、画面がフリーズするといった現象が起きることがあります。


では、そういった現象が起きた時、一体どのように対処すれば良いのでしょうか?今回は、Google Chromeの閲覧履歴の削除が終わらない時の原因とその対処法について詳しく説明していきます。



【Google Chrome】閲覧履歴の削除が終わらない現象とは?



まずは、「閲覧履歴の削除が終わらない」とは具体的にどのような現象のことを言うのか一緒に確認していきましょう。

削除中にChromeがフリーズする



Google Chromeで「閲覧履歴の消去」を実行した後、突然画面がフリーズしてしまうことがあります。画面がフリーズしている間は、どこをクリックしても何も反応してしまうので、フリーズが解除されるまでWebサイトが閲覧できなくなってしまいます。

異様に削除の時間がかかる



Google Chromeで閲覧履歴を削除している間は、以下のクルクルアイコンが表示されます。


通常は数十秒~数分程度で削除が終わるのですが、削除が完了するまで異様に時間がかかり、クルクルと回っている状態がずっと続く現象が起こることもあります。中には丸1日待っても削除が終わらなかったという方もいるようです。

【Google Chrome】閲覧履歴の削除が終わらない!考えられる原因は?



Google Chromeの閲覧履歴の削除が終わらないのは、以下の3つが原因として考えられます。



  • 閲覧履歴のデータの容量が大きすぎる

  • PCのOSに問題がある

  • Chromeのプログラムファイルが破損している




では、以上の3つの原因をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

閲覧履歴のデータの容量が大きすぎる



閲覧履歴の削除が終わらないのは、単に削除データの容量が大きすぎたことで時間がかかっただけかもしれません。当然のことですが、処理するデータの容量が大きいほど処理が終わるまでに時間がかかります。

また、処理速度はPCのスペックの高さも関係しており、スペックが低いほど処理が完了するまでに多くの時間を要するので、普段から閲覧履歴はこまめに削除するようにしましょう。


PCのOSに問題がある



閲覧履歴の削除に時間がかかる、削除中に画面がフリーズするなどの現象が起きるのは、PCに搭載されているOS側に問題がある可能性もあります。OSのバージョンが古いとブラウザの動作に不具合が起こりやすくなるため、まずはOSが最新版にアップデートされているか確認してみましょう。

Chromeのプログラムファイルが破損している



何らかの原因でGoogle Chromeを動かすためのプログラムファイルが破損してしまい、それが原因で閲覧履歴の削除に支障をきたしている可能性もあります。この場合は、Google Chromeを一度アンインストールして再インストールするのが有効です。

【Google Chrome】閲覧履歴の削除が終わらないときの対処法



実際にGoogle Chromeの閲覧履歴の削除が終わらない現象が起きた時は、まず以下の5つの対処法を試してみて下さい。



  • Chromeを強制終了する

  • PCを再起動する

  • Windows Updateで最新のプログラム更新がないか確認する

  • Chromeの設定を初期化する

  • Chromeを再インストールする




では、以上の5つの対処法をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

Chromeを強制終了する



Google Chromeで閲覧履歴の削除に時間がかかる、画面がフリーズする場合は、まずGoogle Chromeを強制終了してから再起動してみて下さい。


Windowsの場合

  • 「Ctrlキー」「Altキー」「Deleteキー」を同時に押す。

  • 「タスクマネージャー」を選択。

  • タスクマネージャーを開いたら、「プロセス」のタブをクリック。

  • 「Google Chrome」または「chrome.exe」を選択。

  • 「タスクの終了」をクリック。





  • Macの場合

  • 「⌘キー」「optionキー」「escキー」を同時に押す。

  • 「Google Chrome」を選択。

  • 「強制終了」をクリック。




  • PCを再起動する



    Google Chromeを強制終了しても削除が終わらない場合は、次にPCの再起動を試してみて下さい。


    Windowsの場合

  • 画面左下のスタートボタンをクリック。

  • 電源アイコンをクリック。

  • 「再起動」をクリック。





  • Macの場合

  • 画面左上のAppleメニューをクリック。

  • 「再起動」をクリック。




  • Windows Updateで最新のプログラム更新がないか確認する





    WindowsのPCを使っている方は、最新版のWindowsにアップデートすることで症状が改善される可能性もあります。Windows Updateを開き、最新のプログラム更新がないか確認してみましょう。


    操作手順

  • 画面左下のスタートボタンをクリック。

  • 歯車アイコン(設定)をクリック。

  • 設定画面を開いたら、「更新とセキュリティ」を選択。

  • 左サイドバーの「Windows Update」を選択。

  • 「更新プログラムをチェック」をクリック。

  • 「今すぐインストール」をクリック。




  • 更新が完了したらPCを再起動して、Google Chromeで閲覧履歴の削除を再度実行してみて下さい。

    Chromeの設定を初期化する





    Google Chromeの動作がおかしくなった時は、設定を初期化することで症状が改善される場合があるので一度試してみて下さい。


    操作手順

  • 「Google Chrome」を起動。

  • 画面右上のメニューアイコンをクリック。

  • メニューの中から「設定」を選択。

  • 設定画面を開いたら、一番下までスクロールして「詳細設定」をクリック。

  • 「設定を元の規定値に戻す」をクリック。

  • 確認画面が表示されたら、「設定のリセット」をクリック。



  • 参照:Google Chromeヘルプ

    これでリセット完了です。なお、設定をリセットしても、ブックマークや閲覧履歴、保存したパスワードは削除されません。

    Chromeを再インストールする





    プログラムファイルが破損しているなど、何らかの原因でGoogle Chrome自体に不具合が生じている場合は、Google Chromeの再インストールが有効な対処法です。

    そうすることで、破損したプログラムファイルが修復されて正常に動作するようになり、削除が終わらない症状が改善するかもしれません。



    Windowsの場合

  • 画面左下のスタートボタンをクリック。

  • メニューを開いたら、歯車アイコンをクリック。

  • Windowsの設定画面を開いたら、「アプリ」を選択。

  • 「アプリと機能」内にある「Google Chrome」をクリック。

  • 「アンインストール」をクリック。

  • もう一度「アンインストール」をクリック。



  • 参照:Google Chromeヘルプ


    Macの場合

  • 「Finder」を起動。

  • 「アプリケーション」フォルダに移動。

  • 「Google Chrome」を「ゴミ箱」にドラッグ。



  • 参照:Google Chromeヘルプ

    アンインストールが完了したら、こちらのページにアクセスして、Google Chromeを再インストールして下さい。


    閲覧履歴の削除が終わらない時は対処法を試してみよう!



    Google Chromeの閲覧履歴を削除している時に画面がフリーズしたり、異様に時間がかかったりするのは様々な原因があります。実際にこのような現象が起きた時は、Google Chromeの強制終了やPCの再起動、OSのアップデートなどここでご紹介した対処法を試してみて下さい。


    単に閲覧履歴のデータ容量が大きすぎて削除に時間がかかっている場合もあるので、閲覧履歴はこまめに削除するようにしましょう。
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