長崎県北部に位置する日本最大級のテーマパーク【ハウステンボス】。ヨーロッパに迷い込んだかと思う街並みやご当地グルメ、国内屈指の大規模イルミネーションやラグジュアリーホテルと見どころが満載ですが、今シーズンには新しく3階建てメリーゴーラウンド「スカイカルーセル」も登場しました。
「光の王国」に日本初の3階建てメリーゴーラウンドが仲間入り
ハウステンボスと聞くと、一面に咲くチューリップの風景を楽しめるイメージが強い方もいるかもしれません。実際、春から秋にかけては、園内に花が咲き誇るテーマパークですが、冬季は一味違った景色を味わえる特別なシーズンでもあります。
ハウステンボスでは夜になると「光の王国」と称し世界最大級のイルミネーションが光り輝きます。冬はそのイルミネーションがさらにパワーアップ。2022-2023シーズンは「白銀の世界」をテーマに、プロジェクションマッピングや、海外アーティストによるパフォーマンスなど、暗くなってきてからどんどん魅力が増していくのです。中でも見逃せないのは「点灯式」と、「光のオーロラガーデン」。

アムステルダムシティでは毎日18時に点灯式が行われます。海外アーティストの歌声やプロジェクションマッピングの演出に加え、一面が銀世界に変わった最後には花火が上げられ、会場の熱気も一気に最高潮へ。

アートガーデンでは幅60メートルもの大規模な光の滝「光のオーロラガーデン」が出現。ハウステンボスのシンボルタワー「ドムトールン」と一緒に夜の街を彩ります。

今シーズンに登場した、日本唯一の3階建てメリーゴーラウンド「スカイカルーセル」も、夜には煌びやかな姿になって訪問者を楽しませてくれます。イタリアの技術者が手がけた天井絵も含めて、見た目から美しいアトラクションとなっていて、上階からはライトアップされた街並みを見渡せます。
より世界観に浸れる園内のホテル宿泊
園内には「ホテルヨーロッパ」や「ホテルアムステルダム」といったホテルがあり、宿泊することでハウステンボスの魅力によりどっぷりと没入できること間違いなし。特に「ホテルヨーロッパ」はラグジュアリーホテルとして、格式高いヨーロッパのクラシカルな世界観を楽しめます。

▲外観だけでなく、部屋やロビーなど、あらゆるスペースで統一感を感じられます

▲裏手には船着場があり、「チェックインクルーズ」が発着しています

▲館内にはレストランやバーもありランチやディナーでの利用も可能ですが、朝食の充実度が高いことも人気の理由のひとつ

▲地魚のお造りや島原野菜のコーナーなど、地産地消を感じさせるメニューの他、シェフがその場で焼いてくれるオムレツやスパークリングワインなど、最高の一日のスタートを切ることができます
レモンステーキなどのご当地グルメも
食事については、ホテル以外の食事処も見逃せません。園内には30以上のレストランやカフェなどが点在していて、さまざまなメニューが提供されています。

中には、長崎のご当地グルメであるちゃんぽんや五島うどん、佐世保名物の佐世保バーガーやレモンステーキなど、ハウステンボス内で県内のグルメを満喫できます。

スカイカルーセルと同じく、今シーズンからオープンした「ナインチェカフェ」の食事メニューも要チェック。ミッフィーをイメージした料理やスイーツは、見た目のかわいさはもちろん、ハウステンボスの野菜工場で育てた野菜をサラダに使っている点にも注目です。
カメラを持っての散策もおすすめ
最後におすすめするのは、撮影をしながらの自由な散策です。写真好きの方であれば、カメラを片手にブラブラしているだけで、楽しめるスポットがいくつもあります。切り取り方によっては、ヨーロッパの景色と見分けがつかないような写真を撮ることもできますよ。

▲見応え抜群なイルミネーションだけでなく、ちょっとした夜景も絵になります

▲「光のファンタジアシティ」は、カラフルな建物やポップな看板など、思わず写真を撮りたくなるエリア

▲ドムトールンの80メートル部分は展望台になっていて、ハウステンボス全体と大村湾を一緒に見渡せます
イルミネーションやラグジュアリーホテル、ご当地グルメやコラボカフェ、そして写真映えスポットと、いくつもの楽しみ方があるハウステンボス。「白銀の世界」は冬季の期間限定ですが、その後には花の季節となり、どんどん見所が変わっていきます。

なお、旅行は天気によって満足度が変わるものですが、イルミネーションは曇りでも存分にその魅力を味わえることも嬉しいポイントのひとつ。むしろ、霧が出るような天候であれば、さらに幻想的な世界になって特別な思い出になるという可能性も。そんな点にも注目して訪問計画をたててみてくださいね。