2024年5月にオープンした素泊まり旅館【湯畑泉水(ゆばたけ せんすい)】。全室に天然温泉の露天風呂を備え、ミニキッチンや電子レンジも完備。
草津温泉、最新の宿
宿の名前は草津町にある15の行政区のひとつ、泉水区にあることから名付けられました。場所は草津温泉のランドマーク「湯畑」から西(さい)の河原通りを歩いて徒歩1分。飲食店やお土産物店が建ち並ぶ一角です。素泊まり宿ですが、周辺には様々な食事処があるので自分好みの滞在ができるロケーションです。
▲外観はLEDに照らされて不夜城のように輝きます
草津温泉の玄関口「草津温泉バスターミナル」より徒歩約5分。宿に駐車場はありませんが、姉妹館の「草津ナウリゾートホテル」の駐車場を無料で利用できます。ホテルから湯畑まで、無料のシャトルバスが往復しています。 ※運行時間は草津ナウリゾートホテルのホームページでご確認ください。

▲湯畑泉水の玄関は和モダンのしつらえ

▲スタイリッシュなフロントカウンター
群馬県は古くから養蚕が盛んで、世界遺産の富岡製糸場があるなど今も繭生産量や生糸生産量ともに全国1位を誇ります。円形のフロントカウンターの頭上には、繭玉のモチーフを採り入れます。

▲モダンな椅子が置かれたロビーラウンジ
照明を落とした落ち着いた雰囲気。

▲館内ではシューズオフしてリラックス
宿は靴を脱いでロッカーに預けるシューズオフスタイル。浴衣はここでピックアップします。階段の壁には白い絹糸を使った装飾が施され、絹の故郷を感じられます。
広々とした「露天風呂付デラックスルーム」
客室はすべて露天風呂付きで全33室。デラックスルームとスタンダードルーム、ファミリーロフトルームのほか、ユニバーサルルームをそなえた4タイプの客室を用意します。いつでも部屋で草津の名湯を楽しめる贅沢さです。

▲デラックスルームは3方向が窓になっていて開放感抜群
53平米ととっても広々としたデラックスルーム。窓はカーテンではなく木目色のブラインドで統一感がをだし、和モダンを感じられるスタイリッシュな客室です。

▲定員は2名。140cm幅のベットを2台設置しています
日差しが部屋の奥まで差し込んで、ブラインドを通した影が部屋にストライプ模様を添えていました。

▲すべての部屋にはミニキッチンを備えます

▲草津温泉の名湯を引く露天風呂
宿に大浴場はありませんが、全室にシャワーブースと天然温泉が引かれた湯船を用意。草津には大きく分けて6種類の源泉があって特徴も異なりますが、客室では有名な「湯畑」から湧き出る “湯畑源泉” のお風呂を、滞在中いつでも楽しめます。

▲デラックスルームのみ洗面にダブルベイシンを採用
洗面やシャワーなどの水栓は、すべてスタイリッシュなマットブラックで統一。大きなライティングミラーも架かります。京都の西陣と並ぶ絹織物の産地、群馬県桐生市には染物の歴史もあり、パウダールームの壁紙は落ち着いた藍色を基調にしてします。
「スタンダードルーム」もスタイリッシュ
青と白のコントラストに木材の優しさを加えたスタンダードルーム。エコノミータイプの客室ですが、十分なゆとりがあってゆったりと過ごせます。

▲ソファを備えたツインベッドの客室
余裕のある客室にはソファやテーブルが置かれ、お風呂の後でくつろぐにはピッタリです。

▲洗面、客室露天風呂、シャワーブースが並ぶ水回り
ガラス張りの露天風呂とシャワーブース、洗面とキッチンを部屋の片側にまとめたシームレスなデザインは、ちょっとした非日常を感じられる間取りです。常に露天風呂を意識させてもらえるのも、名湯を誇る草津の宿ならではです。
ミニキッチンやヘアアイロンなど備品も充実
湯畑に近い温泉街の中心部にあって、全ての客室に露天風呂やミニキッチンを備えた贅沢な造り。使い勝手のよさも湯畑泉水の魅力です。ここでは各客室に備えられた備品などを紹介します。

▲間接照明に彩られたミニキッチンには備品をそろえます
電子レンジのほかに、IHクッキングヒーターや2ドアの冷蔵庫、お皿も用意され、食材を持ち込めばちょっとした料理を作れます。湯畑横にはコンビニエンスストアがあるほか、草津町内にある2軒のスーパーマーケットも徒歩範囲です。

▲浴衣での外出によく似合う湯かご
温泉街の散策や3か所の共同浴場、さらに3棟ある温浴施設などへのお出かけなどで活躍する湯かご。宿のイメージカラー、藍色を使った落ち着いた色合いがお洒落です。

▲洗面に置かれたヘアケア用品
DHCのオリーブゴールドシリーズのスキンケアやヘアケア用品。多彩なラインアップに気分も盛り上がります。

▲バスルームの壁には、日本の伝統模様のひとつ “麻の葉” のタイルが張られます

▲ドライヤーとヘアアイロン
全ての客室にサロニアのドライヤーと共に、2WAYストレート&カールヘアアイロンを備えているのはうれしいですね。

▲プラスチック製品を極力使わないアメニティを採用
フリードリンクや足湯も用意
2階のエレベーターホール横には、コーヒーマシンを設置。宿の玄関先には足湯も設けられています。

▲2階のフリードリンクコーナー
コーヒーマシンと製氷機、紅茶や緑茶のティーバッグもあり24時間利用できます。

▲温泉街を散策して、最後は足湯でのんびりタイム
宿の玄関先に設けられた足湯は、テーブルなどを置いて憩いの場になる予定です。
テレビでも紹介された絶品の「ひつまぶし」
素泊まり宿ですが、温泉街にあるので飲食店も徒歩圏内にいろいろあります。今回は歩いて1分の場所にある姉妹館「湯川テラス」のレストランで夕食をいただきました。お店の外には足湯もあって、リラックスしがら食事やデザート、ビールなどを楽しめます。

▲湯滝通りに面したレストラン&4部屋の宿「湯川テラス」
一番人気は「ひつまぶし」。群馬のブランド牛 “上州牛” のイチボやランプなどの希少部位と、たっぷりのイクラをのせた贅沢なひつまぶし。

▲旅番組でも紹介される「上州牛とイクラの贅沢ひつまぶし」
デザートに食べたのは群馬県民のソウルフード “焼きまんじゅう” をトッピングしたパフェ「赤城山」。ソフトクリームには特製の味噌キャラメルソースがかかり、アイスと一緒にフカフカのおまんじゅうをいただくと、甘さやしょっぱさのバランスが絶妙。食後のデザートはもちろん、温泉街の散策途中に食べておきたい地元パフェです。

▲驚きのパフェ「赤城山」には、焼きまんじゅうがデコレーション
毎晩開催の「温泉らくご」で笑いのひと時
草津温泉の名物のひとつが「温泉らくご」。昼間は “湯もみショー” が行われる湯畑横の「熱乃湯」で、毎晩20時より開演。主に「二ツ目(ふたつめ)」の噺家さんたちが定期的に登壇して、30分ほどのお話で楽しませてくれます。

▲湯もみショーの会場で行われる「草津温泉らくご」
この日は桂 南楽さん。初心者のために落語について解説してくるほか、軽快にして巧妙、時にはドラマチックな語り口が聴きどころ。草津の夜が笑い声に彩られます。
草津温泉に2024年5月にオープンしたばかりの最新の宿「湯畑泉水」。