東京・目黒にある【ホテル雅叙園東京】では、クリスマスアフタヌーンティーを2024年12月25日(水)まで開催中。扇に見立てた3段のティースタンドには、美しいスイーツとセイボリーが並びます。
都内の名門ホテルで味わうスイーツの競演
ホテルは JR 目黒駅から徒歩3分。昭和初期からの美術品に彩られたミュージアムホテルとしても知られます。まるでアート作品のように美しいクリスマスアフタヌーンティーは、館内にある New American Grill “KANADE TERRACE(ニューアメリカングリル カナデテラス)” での提供です。
▲エントランスに置かれた純白のクリスマスツリー
結婚式場としても知られるホテル雅叙園東京では、縁起のいい末広がりをイメージした独特のクリスマスツリーが飾られます。丸いオーナメントは廃棄する着物を再利用。床に飾られたプレゼントは、紙の包装ではなく、繰返し使える風呂敷に包まれて、サステナブルな日本文化に触れられる趣向です。

▲クリスマスアフタヌーンティー
館内の至る所で目にする、末広がりの扇の意匠。三段皿のティースタンドも扇をモチーフに、有田焼で造られた美しい出来栄えです。クリスマスツリーのオーナメントを思わせる可愛らしいスイーツたちが並びます。
味のちがいが際立つスイーツたち
ホテル雅叙園東京の館内にあるスイーツショップ、PATISSERIE「栞杏 1928」(りあん1928)のペストリー料理長 生野剛哉氏が手がけた、美しく凛としたアフタヌーンティー。スイーツひとつひとつに宿る際立つ個性をぜひ味わってみてください。

▲手前から「ショコラブランと柚子」「ピスタチオのブッシュ」「ムースモンテリマール」「赤い果実とシャンパンのジュレ」
ホワイトチョコレートのムースには隠し味に白味噌を使い、味に深みを加えます。中には柚子餡が隠れていて、爽やかな香りと柑橘の後味がアクセント。

▲白味噌や柚子餡など和の要素を加えた「ショコラブランと柚子」
クリスマスの定番ケーキのひとつ、丸太の形をした “ブッシュ ド ノエル” をアフタヌーンティーにした「ピスタチオのブッシュ」。ピスタチオのムースの中には、アーモンドのムースとビスキュイプラリネを入れ、複数の味が口の中で混ざりあう一品です。

▲クリスマスの定番「ピスタチオのブッシュ」
「ムースモンテリマール」は、蜂蜜やラベンダーのムースに、ドライフルーツをたっぷり使ったフルーツケーキが2層になって、周りにアーモンドチップスをまといます。

▲ラズベリーを頂いた「ムースモンテリマール」

▲中段には「マカロン」、「シュトーレン」、「ムースショコラ」、「スコーン」が並びます
ふわっと柔らかなマカロンは、イチゴのコンフィチュールとチョコレートのガナッシュをサンド。濃厚な味わいが広がります。

▲「苺とショコラのマカロン」と「プレーンスコーン」
金箔を飾るチョコレートの輪の中には、柔らかなムースショコラを納めます。ツリーをかたどるサブレリンツァーは、シナモンやナツメグでほんのりスパイシーな余韻が尾を引きます。

▲「スパイシーなムースショコラ」のクリスマスツリー
上質なセイボリーをアクセントに
セイボリーはアフタヌーンティーの良きアクセント。フォアグラを使ったムースや、クリスマスらしいローストチキンなど、上品な味を楽しめます。

▲左から「サラミとパプリカのケークサレ」、「ローストチキン シュプレームソース」、「フォアグラとピスタチオのムース 苺のアクセント」
砕いたピスタチオをまとったフォアグラのムースには、イチゴの飴をトッピング。イチゴのジャムも隠れています。

▲「フォアグラとピスタチオのムース 苺のアクセント」
塩味のケーキ「ケークサレ」は、甘いスイーツの合間にいただくのがおすすめ。

▲「サラミとパプリカのケークサレ」
ドリンクはコーヒーや季節の紅茶など11種類をフリーフローで用意。季節の紅茶のクリスマスティーはピンクペッパーやオレンジピールなどのスパイスがブレンドされ、スイーツやセイボリーのアクセントになりました。

▲紅茶はホテルオリジナルブレンドです
小さなスイーツひとつひとつに多彩な味を重ね、それぞれ個性が際立っているので最後まで飽きることなく楽しめるアフタヌーンティー。【ホテル雅叙園東京】の美学を味わってみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:ホテル雅叙園東京 https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/68390>