ダイエット中は「食べちゃダメ!」と自分に厳しくなりすぎて、かえって失敗した経験はありませんか?実は、食べながら痩せることは十分可能と言えます。ポイントは「何をどのようにバランス良く食べるか?」ということ。
ダイエット中でも安心して「食べていいもの」は?
ダイエット中でも、しっかり食べるべきなのは「タンパク質・野菜・発酵食品」の3つ。
タンパク質は筋肉を維持して代謝を落とさないために欠かせない栄養素。鶏むね肉、豆腐、納豆、卵、ヨーグルトなどは、手軽に取り入れやすいのでおすすめです。また、野菜はビタミン・ミネラルだけでなく、食物繊維が豊富。血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪の蓄積を防ぐ効果も期待できます。特に、葉物野菜やきのこ類、海藻などは低カロリーで満足感も得られやすいので、積極的に摂りたいところ。
そして、発酵食品(キムチ、ぬか漬け、味噌、ヨーグルトなど)は腸内環境を整えて、痩せやすい体作りをサポートしてくれる心強い存在。毎日の食卓に必ずプラスしてみましょう。
できるだけ「控えるべきもの」は?
反対に、ダイエット中に控えるべきが「高脂質・高糖質」の食べ物です。
具体的には、ケーキや菓子パン、揚げ物、ポテトチップスなど。こうした食品はカロリーが高いわりに栄養が少なく、食べても満足感が得にくいため、ついつい食べ過ぎてしまうリスクがあります。さらに、アルコールも注意が必要。お酒自体のカロリーに加えて、おつまみで余計なカロリーを摂りやすくなり、結果的に体重増加に繋がることも。
ただし、完全に禁止するとストレスが溜まって爆食いの原因になるので、「週に1回だけ好きなものを食べる日を作る」など、上手にガス抜きするのもコツです。
リバウンドしないための「賢い食べ方」習慣
ダイエット成功の秘訣は、「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」にもあります。
まず、ゆっくりよく噛んで食べること。満腹中枢が刺激され、少ない量でも満足感が得られやすくなります。次に、栄養バランスを意識すること。炭水化物も完全に抜くのではなく、玄米やオートミールなど、質の良い炭水化物を適量取り入れたほうが、エネルギー不足による代謝ダウンを防げます。
また、「完璧」をめざさないことも大切。たとえ食べ過ぎた日があっても、翌日リセットできればOKなので、心に余裕を持って長く続けることを意識しましょう。
食べながら痩せるダイエットは、ストレスを溜めずに続けられる最高の方法。賢く「選んで」「楽しみながら」食べることで、リバウンド知らずの理想の体に近づけます。今日から、無理なく心地よいダイエット生活を始めてみませんか?<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>