既婚男性に惹かれてしまう気持ち、頭では「いけない」とわかっていても、心がついていかない――。恋愛の選択肢が広がると、危うい関係に足を踏み入れてしまうこともあります。

そこで今回は、そんな“禁断の恋”に惹かれてしまう「女性心理」について解説します。

理想の男性像を“既に完成された男”に投影してしまう

既婚男性は、結婚という責任を背負い、家庭を築く中で“頼もしさ”や“包容力”を身につけています。その落ち着いた雰囲気や余裕に、「こんな人となら…」と憧れてしまうのは自然なこと。しかしそれは、相手の“完成された一部分”を見ているだけであることを頭に入れておくべき。理想像を投影しているだけでは、恋の盲点に気づけなくなってしまいます。

自分の価値を“誰かの特別”で確認したくなる

年齢を重ねていくうちに、結婚や出産、キャリアなど周囲との比較で自信を失うことも。「彼が私を選んでくれた」という感覚が、自分の存在価値のように感じてしまうと、その恋は“自己肯定感”を埋めるための関係になってしまいます。でも、本当の価値は「誰かの秘密の相手」でいることではありません。

一時の刺激と「寂しさ」が判断を鈍らせる

仕事に追われ、恋愛を後回しにして年齢を重ねてきた女性にとって、ふとしたタイミングで訪れる優しさやドキドキは、心の隙間に入り込みやすいもの。「こんなに気が合う男性にもう出会えないかも」――そんな不安が、判断を曇らせる原因になります。でも、その関係が続いた先にある未来は、想像以上に不安定で苦しいものかもしれません。

惹かれる理由に気づけたとき、初めて「この恋は私にとって本当に必要?」と立ち止まれるようになります。恋に溺れそうな自分を責める必要はありません。でも、大切なのは“誰かのもの”ではなく、“あなた自身”が幸せになれる恋を選ぶこと。

心が苦しくなる恋なら、それは本当の愛ではないのかもしれません。

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