「食事制限はつらいし、運動もなかなか続かない」——そう感じている方も多いのではないでしょうか。でも、痩せるために必要なのは、我慢や根性ではなく、日々の生活に少しずつ取り入れられる“続けやすい習慣”。
【食生活】見直すべきは「量」ではなく「食べ方」&「栄養バランス」
食事制限というと、まず「食べる量を減らすこと」をイメージしがちですが、むしろ意識したいのは“食べ方”と“内容”です。たとえば、間食を含めて1日5回までに分けて食べると、空腹時間を減らすことができ、血糖値の急な上昇を防げます。また、食事は「腹八分目」を心がけ、満腹になる前に食事を終える習慣をつけましょう。
食材の選び方もポイントです。
・たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)は毎食取り入れる
・野菜・海藻・きのこ類で食物繊維をしっかり摂る
・アボカドやナッツなどの良質な脂質も適量を意識
・加工食品や甘い飲み物は控えめに
また、炭水化物を極端に減らす必要はありません。炭水化物はエネルギー源として欠かせない栄養素。適量を守りながら、白米を玄米に変えるなどの工夫もおすすめです。
【運動習慣】続けやすく、「習慣化しやすいもの」を選んで実践する
運動が苦手でも、毎日1時間の運動をしなくても、続けやすい形を選べば体はしっかり応えてくれますし、十分効果を見込めるでしょう。
まずは、1日10分程度の軽い運動から始めてみましょう。ウォーキングや軽いストレッチ、簡単な自重トレーニング(スクワットやプランクなど)も立派な習慣になります。また、夜のリラックスタイムにヨガや深呼吸を取り入れると、自律神経が整い、睡眠の質も向上します。結果として、代謝が高まり、痩せやすい体へと近づいていけるのです。「今日はちょっとだけでも動けた」と思えるくらいのペースから始めてみてくださいね。
\継続することが“体を変える”最短ルート/
理想の体型をめざすには、劇的な変化よりも“継続できる工夫”の方がずっと大切。習慣にできたことは、無理なく生活の一部になり、それが自然と体型の維持にもつながります。できることから、少しずつ。自分のペースで無理なく続けていくことが、結果的に長く続くダイエット成功への道になるでしょう。<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>