「運動しているのに痩せない」「冷えやむくみがなかなか改善しない」――そんな悩みの原因は、実は“カラダの硬さ”かもしれません。筋肉や関節がガチガチのままだと、血流や代謝が滞り、脂肪も燃えにくい状態に。

近年の研究でも「柔軟性の低さ」と「基礎代謝の低下」の関連が指摘されています。今回は、体を“やわらかく整える”ことで痩せ体質に近づく、1日3分から始める簡単習慣を紹介します。

カラダの硬さが引き起こす「痩せにくさ」の正体とは?

カラダが硬い=筋肉が緊張したまま、という状態。これによって血管が圧迫され、血流が滞ると、冷え・むくみが慢性化し、代謝も下がってしまいます。事実、研究でも柔軟性が高い人ほど末梢血流が良好で、体温維持や代謝活動がスムーズであることが示されています。

特に、股関節・肩甲骨・背中周りは日常生活で意識しづらく、硬くなりやすい部位。これらのエリアがこわばっていると、姿勢の悪化や内臓機能の低下にもつながり、痩せにくい体をつくってしまいます。

1日3分から始める「やわらか習慣」のコツ

やる気満々で始めても、続かなければ意味がありません。ポイントは“続けられる気持ちよさ”を優先すること。おすすめは、朝やお風呂上がりなど体が温まっている時間帯に、股関節や肩甲骨を中心にゆっくりと伸ばすストレッチ。例えば、

・足を開いて前屈する「開脚ストレッチ」

・壁に手をついて肩甲骨を動かす「肩甲骨ほぐし」

・椅子に座って上体をねじる「ツイストストレッチ」

これらはどれも1回30秒程度でOK。組み合わせて3分程度実践すれば十分です。実際、軽いストレッチでも血流促進によってエネルギー消費が高まる効果があるとされています。

“ゆるく整える”だけで代謝はちゃんと上がる

「もっと運動しなきゃ」「筋トレしなきゃ」と焦る前に、まずは“動ける体”を整えることが第一歩。

柔軟性が高まると筋肉の動きがなめらかになり、日常の動作――歩く、立つ、姿勢を保つといった何気ない行動でも、消費エネルギーが増えやすくなります。こうしたベースが整うことで、無理なく代謝の底上げが叶うのです。

「なんとなく体が重い」「運動しても手応えがない」――そんな停滞感の裏に、“カラダの硬さ”が潜んでいるかもしれません。まずは1日3分~、やさしく体をゆるめることからスタートしましょう。気持ちよく続けるうちに、代謝が上がり、心身ともに軽やかになっていくのを感じられるはずですよ。<text:beauty news tokyo編集部>

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