「生理前になると体重が増える」「甘いものがやめられない…」そんな経験、毎月繰り返していませんか?実はそれ、“意志が弱い”わけではなく、ホルモンのリズムによる自然な体の反応なんです。でも、そのリズムを正しく理解して対策すれば、生理前の“太りやすい時期”もあなたのダイエットの味方に変えることができます。
なぜ生理前は太りやすくなるの?
排卵後~生理前の「黄体期」は、食欲を抑えるエストロゲンが減り、プロゲステロンが増加する時期。このプロゲステロンには「妊娠に備えて栄養をため込む」という働きがあり、食欲が増したり、むくみやすくなったりするのが特徴です。加えて、代謝もやや落ち気味になるため、“太りやすく・痩せにくい”状態になりやすいのです。
ホルモンリズムを活かす!賢いダイエット習慣3つ
(1)黄体期は「キープ重視」でゆるやかに過ごす
この時期は、減量をめざすよりも「増やさないこと」が最優先。無理にカロリー制限やハードな運動をしてもストレスになり、逆に過食に走ってしまうことも。体を温めて血流をよくし、軽めのストレッチや深呼吸など“守るケア”を意識して過ごすのが正解です。
(2)血糖値を安定させる食事で“爆食”を防ぐ
甘いものを欲する時期こそ、血糖値の乱高下を防ぐ食べ方がカギ。「まごわやさしい」食材(まめ・ごま・わかめ・やさい・さかな・しいたけ・いも)を意識して、よく噛んでゆっくり食べることが大切です。また、間食するならナッツ・ゆで卵・豆腐・ヨーグルトなど、血糖値の安定に役立つものをチョイスしましょう。
(3)生理後は“痩せ期”にシフトチェンジ
生理が終わったあとの「卵胞期」は、エストロゲンの分泌が増えて代謝も気分も上向きになるタイミング。この時期は、運動や食事管理の効果が出やすく、ダイエットに最適な“攻めのタイミング”です。少しだけ運動量を増やす、糖質を控えるなど、できる範囲で調整するだけでも変化が実感しやすくなります。
ホルモンリズムに寄り添うだけで、ダイエットはもっとラクになる!
毎月の生理リズムに左右されてしまうのは、女性にとってごく自然なこと。