整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

「減らす」生活 積極的に選ぶ

ある日のこと。社内の10人くらいのプロジェクトで、懇親ランチに行くことになりました。選択肢は「焼き肉」か「中華」。

幹事さん「どちらがいいですか?」

わたし「肉ですかね! でも、他の方にも聞いてみた方がいいかも?」

幹事さん「Slackでアンケートとってみます」

そして、アンケートの結果…。

焼き肉:1票(わたし) 中華:0票 最初はなかった「どちらでもいい」という選択肢:9票(わたし以外の全員)

えーーーー…。わたしだけ、単なる肉好きみたいになってる! 実際そうだけど…。たしかに、どちらもおいしそうだし、わたしだって正直なところ別にどっちでもいいのです。

でも。家でご飯を作るとき。

娘の「なんでもいい」「どっちでもいい」に悩まされています。

何人かで食事に行くとき。

わたし「何を食べたいですか?」

一緒に行く人たち「なんでもいいです~おいしいものなら♪」

わたし「お、おぅ…」

和洋中華のどれかに絞り込んでくれるだけでも助かります…。

選択肢を差し出してくれる人のためにも、自分のためにも、これからは「何でもいい」「どっちでもいい」をできるだけ減らそうと思っています。

選んでいいときは、選ぼうと。

自分の中から、「なんでもいい」「どっちでもいい」を減らしていきたい。何を選ぶか、選ばないか。この積み重ねが、自分の輪郭をはっきりさせてくれるような気がするからです。

わたしは、ちゃんと選べる人になりたい。

これからは、どんなに小さなことでもいいので、「それを選んでいると自覚しながら選ぶ」ことを積極的にしていきたいと思っています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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