「カラーをしたいけど、頭皮がピリピリする…」「かゆみや赤みが心配でなかなかカラーに踏み切れない」——そんなお悩みを抱えていませんか?特に、乾燥しやすい季節や、体調によって肌がゆらぎがちな時期は、ヘアカラーによる刺激が気になるものです。
でも今は、頭皮への負担を最小限に抑えながら、おしゃれな髪色を楽しめる選択肢が増えています。
“ノンジアミンカラー”でかぶれや刺激を回避
ヘアカラーで肌トラブルを起こす主な原因は、酸化染料のひとつ「ジアミン」。アレルギー体質の方や、過去にかぶれを経験したことがある方は、ジアミン不使用の「ノンジアミンカラー」を選ぶのがおすすめです。近年では、植物由来の成分や天然色素を使ったものなど、肌にやさしい処方のカラー剤が多く登場しています。
ただし、低刺激だからといって必ずしも安全とは限りません。初めて使うアイテムやサロンでは、必ず事前にパッチテストを行いましょう。
頭皮につけない「ゼロテク」技術も心強い味方に
ヘアカラーでさらに安心感を求めるなら、薬剤を頭皮につけずに塗布する「ゼロテク」を採用しているサロンを選ぶのも手。頭皮に薬剤が触れないように、ほんのわずかな隙間をあけて塗布するため、直接的な刺激を大幅に軽減することができます。
ただし、美容師さんの高度なスキルが必要なので、事前に「ゼロテク対応可能」と明記されているサロンや、敏感肌への対応経験が豊富なスタイリストを指名するのがポイント。口コミやカウンセリングで確認しておくと安心です。
ヘナや香草カラーなど、天然由来の選択肢も
化学成分に不安を感じる方には、植物由来のヘナや香草カラーもおすすめ。髪にハリやツヤを与えつつ、頭皮への刺激を抑えながらカラーリングができます。
ただし、ナチュラルカラーは色味や染まり方に制限があるため、事前に希望する仕上がりと合うかを確認しておくことが大切。美容師さんとよく相談しながら、自分に合ったスタイルを見つけましょう。
頭皮が敏感だからといって、ヘアカラーを諦める必要はありません。大切なのは、自分に合った方法を選ぶこと。ぜひ今回紹介した内容をヒントに、自分らしいヘアカラーを楽しんでくださいね。<text:beauty news tokyo編集部>
※ただし、過去に強いアレルギー反応や重度のかぶれを経験した方は、ノンジアミンや植物性カラーであっても注意が必要です。医師の診断を受け、無理に染めようとせず、ウィッグやカラートリートメントなど別の方法も検討するようにしましょう