京都の朝食を満喫。【三井ガーデンホテル京都新町 別邸】は工夫を凝らしたビュッフェが美味

四条烏丸からほど近く、大店（おおだな）の面影を残す【三井ガーデンホテル京都新町 別邸】。朝食は１階にある和食レストラン「僧伽小野 京都新町別邸」でいただきます。

｜京都の風情が漂うモダンな店内

朝食は４種類から選ぶメインプレートにくわえ、洋食も含めた和食のビュッフェが充実。味も多彩で日替わりメニューも多く、連泊しても異なる味を楽しめます。

▲朝食会場は１階の「僧伽小野 京都新町別邸」で

朝食は6時30分から11時（最終入店 10時）まで。彩り豊かなランチ（11時30分～15時）やディナー（17時～22時）もおすすめのレストランです。

▲店内は落ち着いた漆喰の壁が印象的

｜和食を中心に多彩な料理が並ぶビュッフェ

ビュッフェメニューは名物の鴨出汁おでんや羽釜炊きのご飯にくわえ、日替わりのお惣菜も並ぶので、連泊のゲストにも好評です。

▲さまざまな味が並ぶホットディッシュコーナー

たっぷりのベーコンや角切りのジャガイモ、厚揚げなどがゴロゴロ入ったお惣菜。奥行きを感じられる出汁とともに、朝からしっかり野菜を摂れるのは嬉しいですね。

▲「ベーコンと厚揚げ旨出汁餡かけ」

フレッシュな野菜サラダのほか、たっぷり用意された「鶏低温蒸し」は厚切りの肉が柔らかで上品な味付けでした。

▲朝にピッタリのサラダコーナー

朝から野菜でお腹が満たされるのは、普段の生活ではなかなか出来ないので嬉しいですね。「京風おいもサラダ」はサツマイモや黒豆をトッピング。

▲「京風おいもサラダ」

京都と言えばお漬物も有名です。中京区にある壬生寺周辺で栽培されていた京野菜の壬生菜（みぶな）と湯葉の組み合わせも、試しておきたい地元の味です。

▲「壬生菜（みぶな）と湯葉」などのお漬物

思いのほか市内のお店で定番化している京都のおでん。鴨料理のお店も目にする京都だけに、鴨ガラの出汁で煮込んだ京厚揚げや大根などを、ぜひ味わってみてください。

▲朝食の名物「新町別邸鴨出汁おでん」

海外からのお客さんにも人気の天ぷらも、毎朝日替わりの具材で揚げています。この日は茄子やレンコンなどで、抹茶塩やほうじ茶塩でいただきます。

▲出来立ての天ぷら

羽釜で炊いた京都産ご飯は、精米もお店でおこなうこだわりぶり。窓は細い格子が2本並ぶ、呉服を扱うお店のあかし。3本格子は糸屋、4本格子は織屋と、室内に採り入れる光の加減で格子の造りが変わります。旧松坂屋京都仕入店の面影が残る部分です。

▲特別感たっぷりの羽釜で炊くご飯

一口サイズのデザートもオシャレ。赤ぶどうのジュレや苺のブランマンジェ、ブラウニーなどが並び、紅茶のティーパックも数種類から選べます。

▲可愛らしいデザートの数々

｜多彩な味で満足感十分の朝食

４種類から選ぶメインプレートは、「僧伽小野八寸」、「海老天麩羅と鯛茶漬けお出汁」、「チーズと野菜オムレツ ～ベーコンとサラダ添え～」、「ベジタブル拉麺 ～昆布出汁豆乳スープの揚げ湯葉のせ～」。手の込んだ、上品な味のビュッフェメニューとともにいただきます。

▲様々な味を楽しめる朝食

メインプレートは「海老天麩羅と鯛茶漬けお出汁」を選びました。大きな海老の天ぷらや胡麻ダレのかかった鯛の刺身、お浸しや辛子明太子、お茶漬けのトッピングもそろう贅沢なプレートです。

▲メインプレートのひとつ「海老天麩羅と鯛茶漬けお出汁」

お茶漬けは出汁の上品で優しい味わい。鯛の旨味とともに胡麻ダレの甘みも加わり、まさに幸せを感じる美味しさです。

▲鯛をセルフで盛り付けて出汁をかけるお茶漬け

お店自慢の「新町別邸鴨出汁おでん」は全ての具を試してみました。旬の筍や味の染みた大根、ちくわやうずらの卵などを日替わりで提供。鴨出汁の優しく奥深い味も、よく味わっておきましょう。

▲鴨出汁のおでんは試す価値あり

水の代わりに鯛を数時間煮込んだ出汁で作った和風カレー。鯛の風味が感じられる控えめの辛さで、子供でも食べられます。

▲風味豊かな「鯛出汁カレー」

ハーフビュッフェとはいえ、料理の種類は迷うほど用意される「僧伽小野 京都新町別邸」。洋食メニューもありますが、和食のお惣菜がうれしい京都ならではの朝食です。ひと品ひと品しっかり味わってみてくださいね。