一緒に食事をしていると、「え、そんなに食べるの?」と驚くほど食欲旺盛なのに、全然太っていない人っていませんか?年齢を重ねるごとに代謝が落ち、ちょっと食べただけで体型に出やすくなる人にとっては、まさに憧れの存在ですよね。でも、そういう彼女たちも何もせずにスリムをキープしているわけではありません。
飲み物は“甘くない”が基本。代謝のために“温かさ”も意識
食事に気をつけていても、見落としがちなのが「飲み物のカロリー」。カフェでつい頼みたくなる甘いフラペチーノやラテには、おやつ1個分以上の糖質が含まれていることもあります。これが“無意識のカロリー摂取”となり、体重増加につながる原因に。
太らない人は、こうした落とし穴に敏感。普段から水やお茶、炭酸水、ブラックコーヒーなど、カロリーゼロの飲み物を選ぶ習慣があります。さらに、「冷たい飲み物で身体が冷えると代謝が下がる」と言われることもあり、ホットドリンクを選ぶ人も多め。ただし、体温は自律的に調整されるため、冷たい飲み物が悪いというよりは“過剰に摂らない”ことがポイントです。
食べたら調整!“ごちそう”の翌日は無理なくリセット
太らない人が毎日ストイックに食事制限しているかというと、実はそうでもありません。外食やパスタ、デザートも普通に楽しみます。ただしそのまま放置せず、翌日にはしっかり“調整”を入れるのが大人の習慣。
たとえば、前日の食べすぎをリセットするために、翌朝はグリーンスムージーに置き換えたり、昼食を軽めにするなど、カロリーバランスを調整。スムージーを選ぶ際は、果物の糖質量に注意しつつ、無糖ヨーグルトなどでタンパク質を補うのがおすすめです。
重要なのは「我慢」ではなく「帳尻合わせ」。1日の中で完璧をめざすのではなく、週単位・月単位でバランスを取る方がリバウンドリスクも低く、体型維持がしやすくなります。
間食の質を見直して“なんとなく食べ”を防ぐ
日中に小腹が空いたとき、ついクッキーやスナック菓子に手が伸びていませんか? でも太らない人は、その間食の「質」に強いこだわりを持っています。
たとえば、ヨーグルトや素焼きナッツ、ゆで卵、チーズなど、タンパク質や良質な脂質が摂れる食品を選ぶことで、血糖値の急上昇を防ぎ、満腹感も長続きします。こうした選択は、インスリンの急な分泌を避け、脂肪の蓄積を抑えるという意味でも理にかなっています。
また、夜は代謝が落ちてくる時間帯のため、炭水化物は控えめに。ただし、日中にしっかりエネルギー源を摂ることも大切。朝食や昼食でごはんやパンをしっかり摂り、活動量に合わせて調整するのが賢い選択です。
頑張りすぎない“賢い習慣”づくりを
「よし、ダイエットしよう!」と気合を入れて頑張るものの、数字に振り回されたり、我慢のしすぎでリバウンドしたり…。そんな苦しいサイクルを繰り返すよりも、日々の小さな選択を“太らない人の視点”で変えていくほうが、ずっと健やかで続けやすいもの。大人世代に必要なのは、ストイックさではなく“賢く緩く続ける知恵”。