「お腹がすいてないのに、なんとなく食べてしまう」「気づけばお菓子の袋が空っぽ」。そんな“食べすぎ習慣”がすっかり日常になっていた30代会社員のTさん(仮名)。

何度もダイエットに挑戦してはリバウンドを繰り返していた彼女が、3ヶ月で−5kg&ウエスト−6cmを達成できた理由——それは、きつい食事制限や運動ではなく、ふと湧いた「違和感」だったといいます。

きっかけは「満腹なのに、なぜかイライラしていた夜」

「その日はしっかり食べたはずなのに、なぜか気持ちがモヤモヤしていて…。満腹なのに満たされていない感じがして、『これって本当に食べたかったものじゃなかったのかも』って思ったんです」

それまでTさんは、「目の前に食べ物があるから」「時間だから」と、空腹ではないのに“なんとなく食べ”を繰り返していたそう。心と体のズレに気づいたその瞬間が、彼女にとって“食べ方を見直す”大きなきっかけになりました。

まず見直したのは「食べる理由」だった

Tさんが最初に取り入れたのは、食べる前に自分に問いかけること。

「今、本当にお腹すいてる?」「これは“気分”で食べたいの?それとも“体”が求めてる?」

この小さな問いを挟むだけで、“なんとなく食べ”がみるみる減少。結果的に食べる量が自然と落ち着き、数日で「身体が軽くなった感覚」があったといいます。

食べることを我慢しないのに、体はスッキリしていった

「我慢して食べなかったわけじゃないんです。むしろ、お腹が空いたときにはちゃんと食べてました」

変えたのは“食べる量”ではなく、“タイミング”と“選び方”。お腹が空いていなければ白湯を飲んで様子を見る。間食したくなったら、チョコではなくナッツやヨーグルトに置き換える——そんなシンプルな工夫を日々の中に。その結果、3ヶ月後には−5kg、ウエスト−6cmを達成。「ちゃんと自分をコントロールできている」という実感が、何よりのモチベーションになったといいます。

違和感は、“変わるチャンス”のサイン

「どうすれば痩せられるか」「何を制限すべきか」など、ダイエットではつい“やること”ばかりに目が向きがち。

でも本当に必要なのは、「なぜ食べてしまうのか」「自分は何に満たされていないのか」という“内面の声”に気づくこと。Tさんのように自分に合った“心地よい食べ方”を見つけることこそが、食べすぎをやめて、無理なくキレイを手に入れる一番の近道かもしれませんね。<text:beauty news tokyo編集部>

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