― 脱・おばさん化のトリセツ Vol.2 ―「最近、肌が乾燥しやすくなった」「いつものスキンケアじゃうるおわない」——そんな変化を感じたら、それは“年齢肌”のサインかも。特に30代後半からは、肌の水分保持力やバリア機能が少しずつ低下していくものです。
与える前に“落としすぎ”をストップ
乾燥対策=保湿アイテム、と考えがちですが、その前に見直したいのが洗顔やクレンジング。毎日の洗顔で必要な皮脂まで落としてしまうと、肌の乾燥はむしろ悪化します。乾燥が気になる時期は、バームやミルクタイプなど、やさしい洗浄力のクレンジングに切り替えるのがおすすめです。
化粧水の重ねづけより“順番”が大切
「とにかく化粧水を重ねればOK」はもう卒業。今の大人肌には、スキンケアの“順番”と“成分選び”が重要です。導入美容液で肌を整えたあとに、化粧水→美容液→クリームと重ねることで、必要な水分と油分をバランスよくチャージ。また、ヒアルロン酸やセラミドなど保水成分のある美容液を選ぶのがポイントになります。
“食べる保湿”で内側からもうるおいケア
外側からの保湿だけでは物足りないときは、内側からの栄養ケアも取り入れましょう。アボカドやナッツ、かぼちゃなど、良質な脂質やビタミンEを含む食材は“食べる保湿”としておすすめ。朝のスムージーやスープにプラスするだけでも、肌の調子が整いやすくなります。
乾燥は“おばさん化”の始まりサインではなく、“肌との向き合い直し”のチャンス。今の肌に合ったケアを始めることで、年齢を重ねたからこそ出せるツヤとハリがきっと手に入ります。まずは毎日の習慣を少しずつ見直してみてくださいね。