「最近なんだか体が重い…」「食欲が止まらない…」といった“なんとなく不調”、実は「睡眠不足」が原因かもしれません。実は、睡眠の質や時間が乱れることで、ホルモンや自律神経のバランスが崩れ、太りやすい体に変化してしまうことがあるんです。
食欲ホルモンが暴走!?寝不足で起こる体内の変化
睡眠不足になると、食欲に関わるホルモン「レプチン(食欲を抑える)」と「グレリン(食欲を増やす)」のバランスが乱れます。レプチンが減り、グレリンが増えることで、空腹感が強くなり、つい甘いものや炭水化物に手が伸びるように。これは意志の弱さではなく、生理的な反応。寝不足が続くほど、食欲のコントロールは難しくなるのです。
自律神経の乱れで代謝ダウン&脂肪蓄積モードに
さらに、睡眠不足は自律神経のバランスにも悪影響。特に“交感神経”が過剰になると、身体はストレス状態と判断し、脂肪をためこみやすくなる傾向に。代謝が落ちることで、エネルギーの消費もダウン。むくみや冷え、胃腸の不調なども起こりやすくなり、結果的に「痩せにくい体質」に近づいてしまいます。
質の高い睡眠が、ダイエットの土台を整える
そして、最も大事なのが「たっぷり寝ればOKというわけではない」ということ。カギは“睡眠の質”です。
寝る1時間前にスマホを手放す、照明を落とす、温かい飲み物を飲むなど、リラックスできる環境づくりを意識してみましょう。カフェインやアルコールは控えめに。深い眠りがしっかりとれることで、ホルモンも自律神経も安定し、脂肪燃焼や代謝がスムーズになります。
眠りを整えるだけで、自然と“痩せ体質”に
「頑張っているのに痩せない…」と感じているなら、食事や運動を見直す前に“睡眠習慣”を見直してみましょう。