「仕事が終わってからの夜ごはん、つい遅くなってしまう…」「気づけば寝る直前に甘いものを食べてしまう」——そんな日常を見直しただけで、たった半年で8kgの減量に成功した会社員のTさん(40歳)。今回は、そんな彼女の“夜9時以降に食べないルール”を徹底する【食習慣見直しダイエット】のポイントを紹介します。

見直しポイントは「夜9時を過ぎたら食べない」ということだけ

Tさんのダイエットは、極端な食事制限や運動ではなく、「夜9時以降は何も食べない」という極めてシンプルな内容。それだけを徹底し、あとは今まで通りの食事スタイルをキープしたと言います。最初の1~2週間は「小腹がすいてつらい」と感じる場面もあったそうですが、慣れてくると「夜に食べないほうが翌朝の体の調子がいい」と実感するように。

もちろん時には、夜9時を過ぎての食事になってしまった日も。そんな日は、翌朝に温かい白湯を飲む・朝食を軽めにする・できれば朝の散歩やストレッチを取り入れるようにしていたそう。その結果、半年後には「体重8kg減、ウエスト7cm減」という大きな成果を得られたそうです。

脂肪が蓄積しにくい体に変化。内臓脂肪への効果も実感

夜遅い食事は、消化活動が十分に行われず、脂肪として蓄積されやすい時間帯。Tさんは、食事の“量”ではなく“時間”を整えることで、自然と脂肪が落ちやすい体質へと変わっていったと話します。

特に実感したのは、お腹まわりの変化。開始1ヶ月で「下腹が柔らかくなってきた」と感じ始め、3ヶ月後にはパンツのウエストが明らかにゆるくなったと言います。実際、ダイエット後に受けた健康診断でも、内臓脂肪レベルが“やや高め”から“標準”に改善されていたそうです。

寝る前の「なんとなく食べ」をやめたら、睡眠の質も向上

Tさんが効果を感じたのは体重だけではありません。「寝つきがよくなり、翌朝のだるさが減った」という睡眠の変化も大きなメリットだったそう。

夜遅くまで食べると、内臓が休めず睡眠の質が下がりやすいと言われていますが、それが整ったことで自然と日中の活動量もアップ。

さらに、寝る前に「なんとなく甘いものを食べること」をやめたことで間食への欲求も落ち着き、結果として食べ過ぎ全体が抑えられる好循環が生まれたと言います。

どうしてもお腹が空いたら“飲みもので紛らわす”

とは言え、Tさんも「寝る前なのにお腹がすいて眠れない…」時もあったそう。そんなときには、ノンカフェインのハーブティーや白湯をゆっくり飲むようにして、お腹を温めることで空腹感を紛らわせていたと言います。特にカモミールティーやルイボスティーはリラックス効果もあり、睡眠の質を高めてくれる効果もあるので、一石二鳥でしょう。

食べる時間を整えると体は自然に変わっていく

年齢とともに代謝が落ちてきたと感じる方こそ、“何を食べるか”ではなく“いつ食べるか”を見直すことがポイントに。Tさんのように、夜の時間を区切るだけでも、体のリズムが整い、脂肪は自然と落ちていきます。忙しい日々の中でも始めやすい、シンプルで続けやすいルールなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。<text:beauty news tokyo編集部>

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