「激しい運動は無理」「短期間で痩せようとするといつも失敗する」――そんな悩みを抱えていた会社員のEさん(41歳)。今回取材したのは、筋トレも有酸素運動もゼロ。
「食事」と「生活習慣」を整えることに集中
Eさんが最初に取り組んだのは、体を動かすことではなく、「食事」と「生活習慣」の見直し。朝・昼・夜の食事をなるべく決まった時間にとることで、空腹の波が安定し、間食が自然と減っていったそうです。
また、夜は20時までに食事を終える、揚げ物を控える、冷たい飲み物は避けて常温か白湯にするなど、“体にやさしい選択”を日々積み重ねることを意識。その結果、代謝がじわじわと整い、体重も少しずつ落ち始めたといいます。
月に−1~2kg。ゆっくりマイペースが成功の秘訣
スタートから1ヶ月で−2kg。その後も月に−1~2kgのペースで減量が続き、1年で−15kgを達成。急激な変化を求めず、「停滞期があっても気にしないようにした」と話すEさん。
そのため、体調不良やリバウンドもなく、ストレスも最小限。むしろ「痩せることより、体調が良くなる実感が嬉しかった」とのこと。焦らず整えていくスタイルだからこそ、無理なく続けられたといいます。
頑張れる日に「ちょっと頑張る」が継続のカギ
Eさんが意識していたのは「完璧をめざさない」こと。「外食が続いた日は、翌日だけ野菜中心にしてみる」「気が向いた日は1駅分歩く」。
何より「痩せようと意識するより、整えようと意識する方が気がラク」という言葉が印象的。無理をしないからこそ続く、そんな“ゆるさ”が成功の秘訣だったのでしょう。
決めたことを焦らず積み重ねていけば、体はちゃんと変わる
Eさんの取材を通して見えてきたのは、数字を追うより、自分の“ベース”を整える。その意識こそが、ゆるやかだけど確実に効くダイエット習慣ということ。特別な何かをしなくても、まずはEさんのように、できる範囲で食べ方と暮らし方を見直してみませんか?<text:beauty news tokyo編集部>