高知県をより深く満喫する星野リゾートの街ナカホテル【OMO7(おも)高知】。朝夕共にビュッフェスタイルの食事でも、カツオやゆずに代表される地元食材や、郷土料理からソウルフードまで “高知の味” をそろえるほか、星野リゾート風にアレンジ。
|高知県の宴会文化を夕食ビュッフェでプチ体験
朝夕の食事はホテル2階にある「OMOダイニング」でいただきます。高知グルメはもちろん、目の前で藁焼きを披露する名物「鰹のたたき」は迫力満点。夕食は宿泊者以外も事前予約制で利用可能。大人¥6,000、7歳~11歳¥4,200、4歳~6歳¥1,500です。
円形の台が乗ったビュッフェテーブルは、江戸時代から高知の “おきゃく(宴会)” に欠かせない「皿鉢(さわち)料理」の大皿をイメージ。郷土料理を中心に多彩な味が並びます。
▲OMOダイニングのディナービュッフェ
郷土料理の「ツガニそうめん」や街の屋台の定番メニュー「屋台餃子」など、高知県民なら誰でも知る地元グルメを味わえます。

▲ご当地料理コーナー
アナウンスに誘われてライブキッチンにお客さん集まると、高知名物「鰹の藁焼き」が始まります。カメラやスマホもお忘れなく。炎が勢いよく燃え上がり、豪快な藁焼きシーンにテンションが上がります。

▲「鰹の藁焼き」を実演
藁で焼かれた鰹は旨味が閉じ込めら、焼けた藁の香ばしさもプラス。ポピュラーなポン酢の用意もありますが、はじめは塩だけや「塩と生のにんにく」で食べるのが地元流。

▲「鰹と牛の藁焼きサーフ&ターフ風」
特にぶりの刺身は “ぬた” で食べるのが高知スタイル。「ぶりの葉にんにくぬた和え」は忘れずに食べておきたい地元の味です。

▲高知の味「ぶりの葉にんにくぬた和え」
おもてなしに欠かせない「皿鉢料理」のポピュラーなメニューとえば高知の郷土料理「鯖の姿ずし」。ホテルのディナービュッフェでは食べやすく、一口サイズの棒寿司で提供。皮を軽く炙ることで香ばしさとと脂の旨みが引きたつ味に。

▲「鯖の棒寿司」
めひかりと鰹のフィッシュアンドチップスは、ふっくらとした揚げ具合い。国内シェア94パーセントのみょうがを使ったタルタルソースが、清涼感のある後味です。さらに、近年は減りつつあるけれど、高知と言えば屋台とお酒。「屋台餃子」は飲んだ〆に食べる高知県民のソウルフード。薄皮の餃子は皮がパリパリで香ばしく、ポン酢でいただくのもおすすめです。

▲「フィッシュアンドチップス」と「屋台餃子」
高知流の宴会 “おきゃく” に欠かせないのが「皿鉢(さわち)料理」。40センチほどの大皿に、鰹のたたきや刺身、料理、甘味まで豪快に盛り付ける宴会料理です。ディナービュッフェでも、九谷焼の大皿が用意され、様々な料理を盛りつける皿鉢スタイルに挑戦できます。

▲大皿に盛って “マイ皿鉢料理” を完成
四万十川や仁淀川に生息するツガニ(モクズガニ)を甲羅ごとすりつぶし、出汁に使う郷土料理が「ツガニ汁」。その出汁で食べるそうめんは、濃厚な蟹の風味を楽しめます。

▲「ツガニそうめん」
忘れずに食べてほしいデザートが「芋けんぴのパフェ」。作り立てで温かく香ばしい芋けんぴを、冷たいソフトクリームにトッピング。冷と温の食感が楽しいデザートです。

▲「芋けんぴのパフェ」
|朝食ビュッフェも高知グルメを網羅
ディナーだけでは食べきれなかった高知グルメがさらに登場。その多彩すぎるメニューには驚くばかりです。ゆずをはじめ高知特産の柑橘を使った味付けは爽やか。サラダの他に、野菜を使った料理も多くとってもヘルシー。

▲郷土料理が並ぶモーニングビュッフェ
森林が84パーセントも占めていて山が深い高知県。魚のお刺身が高価な山間部には、みょうがや筍、こんにゃくなどの山の幸をネタに使った郷土料理「田舎寿司」があります。酢飯にはゆず酢が使われ、こんにゃくは稲荷寿司のように酢飯を包み、見栄えも楽しい品々です。県内のスーパーマーケットでも気軽に買える高知グルメのひとつです。

▲山の幸で作られる「田舎寿司」
暑い高知県では食事をさっぱりと楽しめる柑橘類の生産が盛んで、土佐文旦や小夏(日向夏)のほか、ゆずの生産量は全国で50パーセントを超える日本一。ゆずを使った料理も必ず試しておきましょう。

▲ゆずの香りが広がる「ゆず豆腐」と、地魚を使った「じゃこ天」
なすの生産量も日本一。特に県内有数の生産地安芸市では、「なすのたたき」が家庭料理として定着。素揚げしたフワフワのなすにネギやみょうがなど薬味をたっぷり盛りつけて、ゆずポン酢でさっぱりといただきます。暑い季節にもぴったり。野菜が美味しい高知グルメです。

▲夏にぴったり「なすのたたき」は薬味がアクセント
さらにゆずを使ったフレンチトーストは、表面はカリッと中はしっとり。甘酸っぱいゆずの風味を楽しめます。クロワッサンには季節のフルーツが飾られていて、この日は県内産の小夏をトッピング。

▲小夏を飾るクロワッサンと「ゆず香るフレンチトースト」
夕食に続いてさらに多彩な味を楽しめる朝食ビュッフェ。ゆずジュースは、爽やかな酸味が口に広がる朝にピッタリのドリンクです。日曜市で人気のソウルフード「イモ天」も用意。大きなさつま芋の天ぷらで、衣もほんのり甘味をプラス。地元の人は、子供のおやつに自宅で作るのだとか。日曜市以外でも食べられるのは嬉しいですね。

▲朝食も高知グルメがもりだくさん
朝から好きなだけ鰹を食べられる漬け丼も人気メニュー。薬味をたっぷりかけるのが高知流。

▲「かつおの漬け丼」
高知と言えば鰹のたたきと藁焼きですが、驚くほど多彩なご当地料理が用意される朝夕のビュッフェ。