― 脱・おばさん化のトリセツ Vol.6 ―「えっと…今、何を取りに来たんだっけ?」。そんな“プチ物忘れ”が増えてきたと感じたら、それは加齢よりも“脳の疲れ”が原因かもしれません。

実は生活習慣や思考のクセを少し整えるだけで、脳の回転がスムーズになることも。そこで今回は、誰でも今すぐ始められる【脳の若返り習慣】を紹介します。

スマホ脳をリセット。“余白時間”をつくる習慣を

SNSやLINE、動画視聴など、現代の脳は情報を浴びすぎてお疲れ気味。マルチタスクが増えると、記憶の整理が追いつかなくなり、うっかりミスや物忘れが起こりやすくなります。

“あれ?何しようとしたっけ?”を減らす!物忘れを防ぐ【脳の若...の画像はこちら >>

おすすめは「スマホ断ちタイム」を1日30分だけ設けること。ぼーっと空を眺める、湯船につかる、散歩する——そんな“余白時間”が、脳のリカバリーに役立ちます。

睡眠の質が“記憶力”を底上げする

記憶力と睡眠の質は、密接に関係しています。脳は眠っている間に記憶を整理し、不要な情報を削除するので、寝不足が続くと記憶力もパフォーマンスも低下してしまうのです。そこで入眠の質を高めるために、「スマホは寝る30分前まで」「ぬるめのお風呂に90分前までに入る」など、簡単なルールを実践しましょう。また、ラベンダーのアロマやノンカフェインのハーブティーも睡眠の質を高めるサポート役としておすすめです。

食べて育てる!“考える力”を支える食習慣

脳も体と同じく、栄養が不足するとパフォーマンスが落ちてしまいます。そこで意識したいのが、DHAやビタミンB群、抗酸化成分を含む食材を日常に取り入れること。DHAはサバやサンマ、イワシなどの青魚に豊富で、神経伝達や記憶の働きを支える脂肪酸として注目されています。

さらに、ゆで卵(ビタミンB群)、納豆(大豆レシチン)、ブルーベリー(ポリフェノール)といった食材も、脳の健康維持をサポートしてくれる心強い存在です。朝食など、まずは手軽なところから取り入れましょう。

忘れっぽさは“脳のSOSサイン”かも

「物忘れが増えた=老化」ではなく、「脳が疲れているよ」というサインかも。今日からできる“脳の若返り習慣”で、自分の思考や記憶力と心地よくつき合っていきましょうね。<text:ミミ>

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