「晴れ女なんだけどなぁ」、

「スミマセン。僕が雨男です」

先日、旅の間に繰り広げられた会話です。

どうしても旅の際、雨は悪者になりがち。

梅雨の時期は仕方がありません。

雨が降らないと降らないで農作物や夏の飲み水にも影響が出ます。

さて、滞在先で雨が降り続き、

朝はコーヒーをすすりながら、

夕暮れ時にビールをちびちび飲みながら過ごしていました。

ホテルの部屋から雨を眺めているのも悪くありません。

寺や神社などを散策する際、

傘をさしながら、足元を気にしながらにはなりますが、

アジサイや苔があると、雨だからこそ美しさが増すこともあります。

以前、雨季のバリ島に滞在したことがあり、毎日、スコールに遭遇しました。

スクーターを借りて、雨の合間をぬいながら移動したのですが、

次第に濡れても大丈夫な恰好で出掛けるように。

こうなるとスコールが気持ちよくなってきます。

一緒に行動していたバリ在住の友人たちは、スコールが降ると慣れたように石鹸を取り出し、身体を洗っていたなぁ。

雨の時期になると、あの光景を思い出します。

さすがに日本でマネしようとは思わないけどね。

<text:イシコ>

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